日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

a story of Oct. 

うたう、 |

P7203800.jpg

小さいころ
祖父と祖母が仏壇に向かって毎朝
般若心経を唱えるのをみた
ごくたまにしか会えない
大好きなふたりが並んで
朗々と念仏を唱えるこえを
その背中を
記憶の中にみる

今でもときどき
じっとみる

おとなになってからふと
そのことを思い出して
般若心経を唱えてみたことがある
何度かある

繰り返してみるのだがこれがちっとも
覚えられない
自慢ではないが
わたしはわりといろんなことばをそらで覚えるのが
昔から苦手ではない

でもなぜなのか
こればかりはちっとも、
まるごとを覚えられなくて
だからといって覚える努力をしてみるでもなく
ただふしぎと
歯がゆいようであった

漢字ばかりでその意味がこちらへ
入ってこないゆえか
長いからか
わからない

そんななか
子どものころから唯一あたまにはりついて
わすれられない箇所がある

羯諦羯諦
波羅羯諦
波羅僧羯諦
菩提薩婆訶

ぎゃていぎゃてい
はらぎゃてい
はらそうぎゃてい
ぼじそわか

長いこのお経の中で
どうしてここだったのか
わからない

響きが面白かったのかな
くらいにおもっていた

あるとき山のスコレーの小川くんと
ふと般若心経の話になって
このことを話した。


般若心経はあれやで
その部分だけ覚えておいたらええのんよ

いわれた

はて、なぜなのか
よくわからないけど
そうか、じゃこれでよかったんだ
なんてことをのんきにおもっていた


ある日、BOOKSHOP Kasper で
ふと
「読み解き 般若心経」
という本を手に取った。
著 伊藤比呂美

そこにかかれていたのは
前に小川くんのいっていたことと
同じようなことで
あまりに面白く、
たまたまそこにいた小川くんにそのことを興奮気味で話したら
彼はすっかり、そのことを忘れていた。
そんなことあたし、いったっけ?
なんてことをいう。

以来、
この本のことが忘れられず
いつか般若心経をこの場でやってみたい

ひそかにもくもくとあたためていた。

以来、
毎朝祝詞につづけて
般若心経を唱えてみているのだが
やっぱり覚えられない

でもいいか

さて
すっかり秋も深まり
一五夜もこえ、10月のただなか。
a story of Oct.
小さなものがたりとうたの会
十月のおしらせです。

このたびも
cibo この場所で
ハタナカイクヨさんのおひるごはんつき
前回、しみじみと
これは完璧なチームかもしれない

涙ながらにおもいました。
このご縁にこころより感謝申し上げて

・・・・・・・・・・・・・

2017.10. 31 (tue)
a story of Oct.
小さなものがたりとうたの会

読み解き 「般若心経」
伊藤比呂美 著

am 10:00 ~ 13:00
at cibo (葉山・上山口)  →  

place & food charge 2,000en (軽食とお茶、デザートつき) + donation



になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。

十月のものがたりは
「 般若心経 」

まっすぐ
正直に生き
それゆえ
こちらをまっすぐにゆすぶり響くことばを
この世へ送り出すひと
詩人・伊藤比呂美さんの
読み解きとともに。

いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。

わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。

おしまいには
料理家ハタナカイクヨさんのおひるごはんと
cibo の主 みとなさん手製のプチデザートとお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング

このごはんとおやつが毎度毎度
実にうつくしくって、ほんとうにおいしい。
ようこそおいでください

* お食事のご用意がありますので
  ご予約を10月27日(金)までにいただけるとありがたいです。
  satomikan_y@yahoo.co.jp

・・・・・・・・・・・・・・・

知らぬうちに
ここを
あるいている

このばしょを
どこよりも
いとおしいとおもう

そのようにあればいい

刻々と立冬を控えた
神無月のおわり
風がふき
彩り踊る木々と大きな窓辺で
お待ちしております




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望み 

未分類 |

P7093545.jpg

わたしはどこか
おくのほうで、
わたしなんかは
わたしじしんののぞみなんかは
のぞんじゃいけないようなきがしていた

だから
きみののぞみはなんですか
ととわれても
いっしょうけんめいかんがえても
よく
わからなかった

みえなかった
とおくでぼんやりするだけで
それは
どこか
いけないことのようなきがしていた

それよりもっと
のぞむべきものがある
かなえるべきものがある
そんなふうに
おもっていた

こじんてきなのぞみなぞなくても
じゅうぶん
わたしは
しあわせにやってる
だから

そんなふうに

だけどこのところ
やけにおもうのだ
それはちょっとちがうのじゃないかなと
おもうのだ

しめいと
のぞみは
きっとちがうのだ
そして
そのどちらをも
ねがっていいのだ
いいのかもしれない

そんなはなしを
おなじように
このよをただよう仲間と
はなした

かのじょはいう
わたしたちは
にんげんとしてこの
地上に生まれてきたのだから
それはきっと
感情を経験するために
ここを選んだのだから
だから
使命だけをたんたんとこなし
追及するだけでない
生き方をしていいのだとおもうよ
そのために
この身体と
わたしたちが
ここにあるのだとおもうよ

いった
きっとその両方を
わたしたちはきっとできる


それは欲張りなのかもしれない

おもっていたのは
わたしが
自分自身で
わたしの
可能性を
とじこめていただけ
なのかもしれない

ほんとうはもっと
ばかみたいにひろい
うちゅうみたいに
むげんにその
かのうせいは
ひろがっている
やさしく
こうだいに
どこまでも
じゆうに
きっとひろがっている

だから

わたしのなかには
一番最初のこえを
のぞみを
まずはじめに
ひっこめたり
ひていしたりする
長年の癖がある

はたからみたらそんなのさもないように
さもじゆうにみえるかもしれないけれど
あるんだ
これが

自分でもだからまだ
一番最初のこえを
ちゃんとそのまま聴き、掬うのが
おぼつかない

つづいて
脳から
あたまから
常識とやらから
積年の癖から
こえはどんどん
聴こえてくるから
どれが最初のこえだったか
わからなくなってしまう

でも
だから

わたしは
わたしの
さいしょのこえをきく
そしてそれを
そのまま
なんのはんだんもくださず
おくさず
おそれず
ためらわず
そのまんまを
すくい
あげて
ことあげする
ことを
こころみてみようとおもう

きっとじょじょに
きっと
すっきりと
それが
できるようになるはずだ

クリアになっていく

せかいも
わたしじしんも

そうか
わたしじしんのハンドルは
わたしが
にぎって
いいんだ

わかった

えんりょしなくていい
だれに
なにに

ためらわなくていい
なにを
どうして

こわがらなくていい
なにも
なにもかも

せかいをしんらいするだけで
よかった

その
せかい
には
わたし
もふくまれる
だから

わたしは
わたしの
おくそこののぞみに
まっすぐ
むじゃきに
こたえてあげようとおもう

それはずっと
ゆるされていた
それは
どのひとにもひとしく
おなじなのだ

あわいをただようような
その
さかいめが
まじりあう
おわりと
はじまりが
ゆるやかに
こうさするような
あわいのただなかで

そんなことを
みょうにはっきりと
自覚する

そらは
たかく
きんもくせいの
かおりがする





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月と暮らす 

うたう、 |

P7093506.jpg

わたしは常日頃
なんとなく
なにかに依存することから距離をおきたいと
おもっている。

できているかは別として
そう
おもっている

たとえば
宗教とか
だれか特別な師をあおぐとか
なにかご利益のあるものとか
そういうことにはあまり
興味がない

ただこの身と
みえないなにかが直接
つながったり
交感ができることを
望む

たとえば宇宙とか
木とか
海とか
月とか
太陽とか
風とか
おおきなものと直接
間に人間を介さずにやりとりをすること

そこにわたしは関心がある

自分がいかにちいさくて
そのなかの一部であることを
わたしとせかいとに垣根はないことを
いつでもともにあることを
知る

そんな話をしていたら
親友のあづさちゃんがそれにうなずいてこういった

これからはほんとうに
ひとりひとりが直接
おおきなもの、スピリットとつながることが必要
とくに女性はね

そして彼女のおこなうムーンセレモニーの話をしてくれた

..........................
ムーンセレモニーは月のリズムに合わせて自分を振り返ったり心を整える静かな時間で
参加する人達は火を囲み、満月の夜は、もう必要のない過去の自分を解き放つ。
紙に書いた自分のネガティブな言葉を火で燃やすことで古いエネルギーを手放す。
新月の夜は、新しくはじめたいことや自分に取り入れたい願いを紙に書き、
ドライハーブと共に燃やし炎を見つめながら煙が思いを天まで運んでくれるのを見届ける。
...........................

彼女、岡本あづささんとそのご家族はひょんなことから
ネイティブアメリカンの聖地・マウントシャスタとご縁をむすび
その地に育つ植物でつくられるハーブティやオイル、
そして今も息づく太古からのスピリットを日本へと紹介するお役目をしている。

彼女自身に巻き起こっている「否応なしの流れにのっている」話は、
もうほんとうにおもしろい。
はじめて会ったときから、その話力、人間性にすっかり魅了されてしまった
今は大事な親友。

彼女が葉山のカスパールで
ハーブティーの紹介・販売とともに
素敵なイベントをひらいてくれることになった

そこになんと、わたしも唄で参加させてもらえる運びとなりました。
ああうれしい
これまた親友の日本画家・灰方るりさんもくわわって

カスパール
Mount Shasta Apothecary
灰方るり

個人的にも特別にいとおしい、
素晴らしい3者とともにおこなわれる
これはもう、夢のように愉しみな
一日となりそうです

・・・・・・・・・・・・

Mount Shasta Apothecary exhibition
「月と暮らす」

2017. 9. 16 (sat) - 18(mon)
at BOOKSHOP Kasper (葉山)  → 

9. 16日 (sat) 
ニュームーンセレモニー
11:00~ / 14:00~
charge ¥3,500 (ハーブティーのお土産付)+ donation (for LIVE)
LIVE /  里美


以下、岡本さんより /
今回は新月が近いので新月のエネルギーを込めたニュームーンティーを楽しんでいただきながら進めていきます。
最後は深い感謝の祈りと共に終わります。ファイヤーセレモニーはネイティブアメリカンによっておこなわれてきたセレモニーのひとつです。シャスタで暮らしいる時にハーブティーの作り手のジュディから教えてもらいキャンプファイヤーを囲みながら月との暮らしを楽しんでいました。
自然と調和しながら暮らす智慧をハーブティーと共にシェアできたらと思っています。

Mount Shasta Apothecary
http://www.mtshastaapothecary.com/

灰方るり
http://ja.ink361.com/app/users/ig-1473281292/haikata/photos


*詳細・お問合せ
http://bookshop-kasper.blogspot.jp/

・・・・・・・・・・・・・・・・

このひろい宇宙のなか
地球にうまれ
この大地のうえ
月と暮らす

新月をひかえた
秋のなか
こころより
お待ちしております





21:34 |  trackback: -- | comment: -- | edit

a story of Sep. 

うたう、 |

P7033418.jpg


この夏も
すきあらば海へ
泳ぎにいった
いっている

マスクをつけて
魚とおよいだり
潜る稽古をしたりするのも
おもしろいんだけど

わたしのいちばんは
身体ひとつで入って
ただただ水と戯れる

娘はなんで足のつかないとこへいくの
とこわがるけれど
よくわかんなけど
足はつかないほうがいい

足なんかつかないずっと奥へいって
まわりにはなんにもなくて
できればだれもいなくて
ただ大きな水だけがあって
そこにぷかぷか浮いているのがいい
波にゆるやかに持ち上げられるのがいい
淡い青い水のなかを
そこへ透ける光のすじを
クリアでなくぼんやりと
裸の目で漂うのがいい

水の中の自分の手が2本
海をかいているをみるのがいい
そこから泡立ってゆくとうめいな泡をしぶきを
みるのがいい
くねくねしながら泳ぐのがいい

足にも腕にもからだにも
あたまにも水だけがすっぽり触れているのがいい
包まれているのがいい

海としゃべっているのがいい
海とおどっているのがいい
海とわらっているのがいい


この頃ものすごいスピード感で
あらゆることが変わっていくし
今年のわたしはそんなでもないのかな
なんて油断していたけど、とんでもない

海はやっぱり
愛である
こんなものをくれるものがほかに
あるだろうか

あるんだろうけど
わたしには
この海

さて
すっかり風が、くうきが、秋。
a story of Sep.
小さなものがたりとうたの会
九月のおしらせです。

ありがたいことに
レギュラー化しつつあります
好評、
このたびもハタナカイクヨさんのおひるごはんつき


・・・・・・・・・・・・・・・・

2017. 9. 19 (tue)
a story of Sep.
小さなものがたりとうたの会

祝詞 / 古事記 (あめつちのはじめ)

am 10:00 ~ 13:00
at cibo (葉山・上山口)  →  

place & food charge 2,000en (軽食とお茶、デザートつき) + donation




になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。

九月のものがたりは
このくにのふることふみ
祝詞 / 古事記

わたしが日々親しくしながら
その言霊をひしひしと感じているふたつの祝詞と
古事記より冒頭部分の
「あめつちのはじめ」
を声になしてみようと思います。

わたしはナショナリズムには興味がないけれど
このあめつちを
お慕いもうす
めにみえ、みえぬものたち存在すべてを神とした
古のひとのありかた、その世界を
のぞいてみたいとおもう
共有してみたいとおもう

いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。

わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。

おしまいには
料理家ハタナカイクヨさんのおひるごはんと
cibo の主 みとなさん手製のプチデザートとお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング

このごはんとおやつが毎度毎度
実にうつくしくって、ほんとうにおいしい。
ようこそおいでください

* お食事のご用意がありますので
  ご予約を9月15日(金)までにいただけるとありがたいです。
  satomikan_y@yahoo.co.jp

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よるになると
虫の声が
包むように、聴こえる。

その音は直線的でなくて
立体的
まるでドーム型にひびいてくる
それを
身体中で感じる

秋空の下の大きな窓部で
お待ちしております。



19:05 |  trackback: -- | comment: -- | edit

リズム 

未分類 |

P7093515.jpg

土用なんてとっくに通り過ぎたけど
土用のはなしをする

土用にはいるたび
ああ、土用にはいったな
とおもう

ちょっときをつけよう
そんなかんじ

土用は、あたらしい季節の前の18日間。
立春、立夏、立秋、立冬の前にあるから年に四度
やってくる。

ついこのあいだ、
立秋前にも土用があった。

以前、地球暦の講座で
「土用のころは、なにもかもがぐらぐらして
ゆれうごきやすい。
身体も、あたらしい季節を迎える前になにかいらないものを出したり、
次へ行くためにととのえる。
だから、体調をくずしやすいし
なるたけなら動かないほうがいい
そして
大事なことはこの期間には、決めないほうがいい」
とおそわった。

なるほどそんなものかねえなんて
そのときはおもったけれど
これはほんとうのことだぞと
このごろはとても感じる。

ついこないだの土用には
親しい友人たちがこっちもあっちも
体調をくずしていた。
腸炎や蕁麻疹、高熱やのどの痛み、、
私も肩と首が異様に痛かった。

でもだから心配はしない
ああ土用があければきっとおちつく
そうおもってじっとしている
土用明けの満月ですっかりよくなった
といったひとが何人もあった。


ああ
わたしたちはついつい
個人個人別々で、ひとりひとりが
まるでそれぞれに完全に独立して、生きているような気でいるけれど
わたしたちはおんなじ有機体として
地や太陽や季節や星々のめぐりや
風や空気やそれらから影響をもろに受けながら
一緒に生きている
ひとつのもの
なんだなとおもう。

それは
別に不思議なことでもオカルトなことでも
ましてスピリチュアルなことでもない
普通のことなんじゃないだろか。

向日葵は
一斉に太陽のほうを向いて咲く

風がふけば
ススキが穂を白くゆらしてひかる

にんげんも
この地球から切り離されて存在してはいず
つながっている
そうおもえば
それは
とても自然で
ほっとすることでさえある

人間も
海も
動物も
木々草花も
虫も
空も
太陽、月、星々も
闇もひかりも
一緒に
いまを
いきてる。

それはとても
単純で
それはとても
うつくしい
リズムであると
わたしはおもう

そのなかの一点であることを
誇りに
幸福におもう

そうしてわたしはこのなかで
なるたけ自然であることを自分に許したいとおもう
ふけばゆれる
うごきつづける

いいもわるいもない
判断や思考をこえたところへ
わたしはいきたい

そのさきのあたらしいなにかを
みてみたいとおもう


13:05 |  trackback: -- | comment: -- | edit

815 

未分類 |

P7093545.jpg


八月十五日

白い服をきて海へいく
歩いていく

おむすびをむすんで
もっていく

雨がふると傘をさす
おなかがすくと
おむすびをたべる

はれて
くもって
あめがふって
かぜがふいて
くるくるとかわる
ふしぎなお天気だった

きょうは海にははいらずに
ながめるだけにする
なんとなく

ゆうゆうとおよぐ
さかながいて
釣り糸をたれるひとびとがいて
おもわず
にげろー と
こっそりねんじている
なんとなく

雨がふると
水面に輪がはじける
いくつもいくつも
かすかな波紋が
ひろがって、とけていく

とうめいな水に足をひたして
じゃぶじゃぶあるく
とうめいなイカが
すすっとにげていく
親指くらいのちいさな身体

おひるころ
小さな小屋に雨宿りをして
めをつむる

ななめに注ぐかすかな雨と
注がれる海がある
おだやかな水面がある

てくてくあるいて
たれもいない堤防へ立つ
雨が
風が
ななめに注ぐ
だんだん
つよくなる

魚がとびはねる
鳥がとんでいく

雨にまぎれて
うたっている
というより
こえが
層のなかふるえひろがって
雨とか
風とか
海とか
雲とか
いくつもが
交互に入れ替わって
まじっていく

だれもいないから
だいじょうぶ


家につくころには
ずぶぬれで
すっかりひえて
すこし熱が出て
しばらくねむる

目が覚めたころには
夜とゆうがたの境目で
草木の緑がひかりだして
ぜんたい
闇へととけていく庭と
向かい合って、うたう

蛙や虫のこえが
ともに高まっていくのを
しずかな高揚と
巨大な耳になって
きく

ああ
わたしたちは
ひとつなんだ

だから
だから、
だから

そんな
七十二年目の
夏の日だった














21:51 |  trackback: -- | comment: -- | edit

a story of Aug. 

うたう、 |

P7113612.jpg


蝉のこえで目が覚める

たいふう
が行ってしまって
そこいらじゅうがあかるい

このなみ
が穏やかになったらいこう
うみへ

八月
a story of Aug.
小さなものがたりとうたの会
のおしらせです。

前回の六月、
ほんとうにすばらしい、なんて言葉や想像を超えたごはんを
用意してくださったハタナカイクヨさん。
おいしくて
うつくしくて
深いところがほっとして
気がつけば
すっぽり包まれてこの身をゆだねてしまってる
ような、ふしぎな、ちから、魅力をもつ料理の、人。
わたしも正直、おどろいた。

大好評につき
このたびもランチつき。
イクヨさんにおねがいができました!

・・・・・・・・・・・・

2017.8.22 (tue)
a story of Aug.
小さなものがたりとうたの会

「水はみどろの宮」
石牟礼 道子

am 10:00 ~ 13:00
at cibo (葉山・上山口)  →  

place & food charge 2,000en (軽食とお茶、デザートつき) + donation




になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。

八月のものがたりは
「水はみどろの宮」

昨年の秋、
葉山にある Bookshop Kasper で
朗読する機会をいただいたこの本。

このとき、
朝も昼も夜も
もう夢中になって読んだこの物語は

文字である以上
思考をともなうものなのだろうけど
なんだかもっと感覚的なところから
やってきて、
つらなり
編まれた物語のように
感じる
まるで生きてる
いきものみたいに。

だから
わたしはこの独特の世界とリズムを
声に出すのが
とても
とても
気持ちがよくて
すっとおちつくし
とても自然だ
あたまなんか
思考なんかおいてけぼりでも
躍動するし
勝手に走りだす
だから

すこしずつ
これからも朗読していきたいな
とおもった昨年からぐるり
おおよそ一年
この夏のおわりに、読んでみたいなと
おもいます。

いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。

わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。

おしまいには
料理家ハタナカイクヨさんのおひるごはんと
cibo の主 みとなさんお手製のプチデザートとお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング

ようこそおいでください

* お食事のご用意がありますので
  ご予約を8月18日(金)までにいただけるとありがたいです。
  satomikan_y@yahoo.co.jp

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この日は新月

立秋で秋がたてば、
風のなか
ふとした香りのなかに
秋が、潜みはじめる
ほんのりと
ささやかに
交じり合って
つぎへとすすんでいく

「遠い原初の呼び声に耳をすまし、
未来にむけて
その声をおくるために」
紡がれた、ものがたり


八月の窓辺で
お待ちしております



13:48 |  trackback: -- | comment: -- | edit