FC2ブログ

  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

やはらかくひかる 

未分類 |

20210208143948335.jpg



道々、
山がほんのりひかっている

何故だろうと
一見、枯れ木立を暫しみる

木枝の先
芽吹きの兆しを帯びて
ほんのりひかるので
やはらかくあかるい
 
山笑う
の 
うつくしき
一歩手前

足元には
オオイヌノフグリ
咲き始める

むすこ
その薄青の
ちいさき花をとって
たべる

はるをたべている


誰のせいにもしない
わたしの
いま

ほこらしく
わたしのものとする

そんな
いきかた
ありかたを

わたしはえらぶ


むすめ
19の春
お誕生日おめでとう

うまれきて
そこにそうして在ってくれて
ありがとう

 

14:50 |  trackback: -- | comment: -- | edit

春初め 

未分類 |

20201119162131bf9.jpg


随分経ってしまいましたが
明けましておめでとうございます

よくぞ生きぬいた

2020年を振り返り
そうおもった

そんな感覚はおそらく
わたしに限ったことではないのではとおもう

冬至へむけた
深い深い闇のなかで
どんなにもがき、苦しんだかしれない

自分自身
との
せめぎ合い

くりかえし
波のような
なんどもなんども
襲い来る大波とのたたかい
の、ようなもの。

ふと
何故
何故、とおもっていた
他者への哀しみ憤り、
出来事への深い嘆き
それらをみな
手放したときがあった
ええい、
もうなにもかもわたしが引き受けるわ
もう、ええわ

理不尽とか
アンフェアとか
不誠実とか

誰かにどおにかしてもらわなくとも
もうええわ

わたし
ひとり
立っていくわ

なにもかもひっくるめて
嬉しんでいったるわ

そういう
つきぬけた覚悟
のようなもの

そうしたら
不思議

風が変化した

おなじ場所が
どこよりも恵まれた
幸福となった

そういう
不思議な
瞬間をめにした
そのなかにいた

そうして
年をこえ
あたらしい
2021年というなかにいる

この
あの
感覚を
より深め
たしかめてゆく
その波をつかまえてゆく
日々
いちねんとする

わたしの
意志、意識でもって
それをおこなう

みな
それぞれが
あたらしく
よりよい
わたしへと
ひらき
うごき
ときめき
のってゆくことを
そのたのしさをすばらしさを
創造する

ありがとう
よろしくお願い致します

14:08 |  trackback: -- | comment: -- | edit

生きうるかぎり 

未分類 |

20201119162009310.png



生きうるかぎり


この題名を与え
手触り佳き小冊子を創ってくだすったのは
せつ / 北嶋宏美さん

東京・copseでの展示会にむけて、
彼女自身の作品集をつくるつもりが
気がついたら自分の作品そっちのけで
こうなっていた
と、彼女は云ってくれた。

いつ、かいたのだかわすれていた
ここ、日記のような処に書き連ねたある日のことばを
彼女はこの一年 激動する世情のなか
生きる我が身の支えとして、
もうくりかえしくりかえし
くりかえしくりかえし、
ひらいては、頷き
読んでいてくれたのだそうだ。

今のわたしにも
必要なことばだ

だから、
書き手としてこんなにありがたいこと
嬉しいことはなく、
それと同時に
かつてわたしのかいたことばではありながら
常々ことば
とくに詩のようなものをかくときには、
私自身から捻り出したものでなく
いつも
わたしにしずかに届いてくるものをただ、
ことばにしている
そういう感覚であること
そのことをあらためて実感するようだった。
それは
わたしにとって
こえや、うたのようなものにも通ずるところがある。

だから
この一冊のささやかな本が
文字が、ことばが、慎ましやかなせかいとともに
必要なところへ今
届けられるのならば 
ことばは
そのみなもとは
なによりうれしがるとおもう。


わたくしのほうでも
郵送、お振込にて取り扱い、販売を
いたします。
お求めの方いらっしゃいましたら
ご連絡をこころより
お待ちしております。


------

「生きうるかぎり」

文/ nalu
デザイン/ せつ
写真 / 河部 有璃

モデル / kaya
衣 / invincible

¥880(税込)

○ご注文、お問い合わせ
satomikan_y@yahoo.co.jp


--------
 

深く
うつくしいひと、
北嶋宏美さんに感謝して。









17:17 |  trackback: -- | comment: -- | edit

おかえり 

未分類 |

202011191618180ee.jpg



三週間ぶりに家へかえった
ああ わが家だ
かえってきたんだとおもった
ほっとした。

かえって早速
わらわらとご近所さんたちがやってきて
まいにちまいにち、
まだかまだかと
窓をあけては待っとったよと
むすこの頬にすりすりしながら
よろんでくれた。

むすこもじつに
うれしそうであった。

わたしも心底
安堵した。

ここで生きること
ここに居ること
それをえらんだこと


葉山、東京での唄の環へ
来て下すった方々
来たいとおもってくだすった方々
ほんとうにありがとうございました。

また
滞在中にお会いできた方々
お世話になった方々へ
こころより御礼もうしあげます。

幸福な
素晴らしいひとときでした。


本来、家に留まり
じいっとしているはずの土用の間に
何故
わたしが長い旅をすることになったのか
なんだかすべてを終えて
わかったような気がしている

我が住み暮らした
いとおしい家はまっさらの更地になり
大家さんはそこへ
檸檬と蜜柑の木を植えようかなと云った

最期にその土の上に立ち
りょうてひろげ
ああほんとうにゼロになったんだ
と、おもった

零になったんだ

共にこちらへ来て、
十日ばかり滞在していた母も帰って
立ち寄った浜辺で朝日を見
朝日を浴びて
なんだか
あたらしく
うまれたようなきがした

わたしが
うまれたようなきがした

はろー
あたらしい
わたし

はろー
なつかしい
わたしよ
ともにまいろう

この
おかしくもいとおしい
わがみちを













202011191619580a9.jpg
17:38 |  trackback: -- | comment: -- | edit

群居にて 

未分類 |

20201119162020c36.jpg


 
群れるのは
きらいだった
群れからは
はなれていた
すこしはなれて
独りでいた

ひとりでいると
おもっていた

ひとりでいると
あらゆるものと
共に在る

そら
たいよう
つき
かぜ

はなばな
またたき
ひかり
くも
ほし
ほしぼし
むし
とり
さざめき
あお
あか
きいろ
みどり
あおみどり
さまざま
さまざまの
こまかなものたちのこえ
かおり
つつまれて
ほほえんでいられる
わたし
まもられている

わたしの
たいせつなところ
ふるえてそれに
呼応する
なみだ
ながれて
こうふくに
ふくまれている
みまもられ
ここにいる
そんなわたし
そんな
わたしである

群れるのは
きらいであった
群れるのは
ほんとうとはズレていくから
わたし
つかれてしまうから
あとで
ひとり
海をみる
空をみる
星をみる
風といる

それは
あらゆるものたちと
群れ
戯れ
この地上
このせかいのなかに
存在しているのとおなじ
なのかもしれぬ
かもしれぬ

わたし
あなた
ひとり
ひとりが
そのままで
そのままの こころ
そのままの ひかり
そのままの 呼吸
そのままの 思考
そのままの 
ままのままで
てんてん
在れるのならば
 
その群れは
うつくしく
重たくなく
かろやかで
嘘がなく
ほんとうで
のびのびとひかり
かがやくであろう

その群れの
この群れの
同志たち
同志たちよ
堂々と
誇り高く
わがひかり、わが闇
たずさえ
だきしめて
われをいつくしみ
いとおしみ
この群れの 先頭をゆけ

おそれることなく
ただ  
すなおであれ
恥じることなく
まま
おのれであれ
あなたであれ
わたし であれ

それは
この地上
このせかい
このうちゅうの
てんてん
まばゆいほどの
ひかり
となる

てんてん
まばゆいほどの
ひかりとなる



/
於 copse.東京.立冬




16:25 |  trackback: -- | comment: -- | edit

家跡 

未分類 |

20201119162043cdd.jpg



ちょうど4ヶ月ぶりに
この町へかえった

10年暮らしたあの町へかえった。

9歳でここへ来て
19になるむすめ、
飛行機にのってとんでいった
17年ぶりに、父親と暮らす。
遠い異国で、暫くくらす。

この町でうまれたむすこ
1歳と半をゆうに過ぎ、

坂のぼり、
彼うまれた家に歩いてゆくと
ちょうどその家を壊しているところであった。
大家さんはすこし涙ぐみ
もう二階はないよ、みていって、といった。

もう
柱と梁と屋根と壁ばかりになった家
ばりばりとその木板をはがれ、
ばらばらとかたちをうしなってゆくところであった。
むすこ わたし
暫くことば無くそれをみつめ、
玄関の小さなドアチャイムのボタンとその壁に手のひらをあてた

あの
大好きであった東向きの窓
もうガラス窓もなく枠のみで
彼、生まれし部屋
ふたりで眠りし部屋あのうつくしい
窓からのひかり、けしき
窓の外のもみじの木、木漏れ日、すべては
なかったかのように
穴だけをあけている。

ああ
いとおしいわがいえよ
わがむすこうまれし
むすこうみしあのいえよ

二階上がればむすめの部屋 
その階段もみるみるなくなりしを、
しばしみる。

ここには
なにもなくなるのだ。
いやもう、なにもないのだ。

ほんのかけらでも拾ってゆかんと
手をのばしかけども、
いや、わがこころのなか
むすこむすめわたしのなかに
よろこびもかなしみもすいもあまいもすべて
あざやかやわらかに
あるじゃあないかと
物に、たよるのをやめる。

むすこは
道に咲く花をほしがり 
つと摘んでやれど
次のなにか、どんぐりや棒切れ木の実ねこじゃらしなどをみれば
ひらり、なんの執着もなくそれを
手のひらからはなす。
何でもにぎりしめポケットに入れ歩くわたしは
そのあまりにさらりと次へゆき迷いなき潔さに
おどろくのである。

しかし
おもえばきっと
それでよいのだ。

こわれゆく家を見送り
また
偶然にもこのときに立ち会えた必然のようなものに
ことばなくつつまれる。

わたし 
わたしは
ともすれば
生きる
また
にんげん
にんげんであること
そのあまりにざんこくさやふじょうり
ときにとほうにくれ
あまりのつらさに
ふきとばされそうになるのである。  

いや
わたしがわたしをふいてけしてしまいたくなる
こともある
それが
よいわるい
わたしにはわかりかねている
ただ

生きておれば 
また
よろこびもあるのである
涙こぼすことも 
ふるえることも
あるのである
ああ
生きておってよかった だの 
わたしはいましあわせだ
しあわせものだ
など、まじりけなくおもうことも 
やってくるのである。

つなわたり
つなわたりの
この生、人生なのである。

ひらり、
この先へ
とんでゆけたらとおもう


齒くいしばるのは
もう
ええんじやないのかえ

わたしはわたしの肩をたたく
わたしはわたしのあたま、なでる


/
於 cibo.葉山. 霜降



20201119161920a16.jpg
17:24 |  trackback: -- | comment: -- | edit

群居 

うたう、 |

20200825113540676.jpg



わたしがむすこをうみなすとき、
御守としたものがあった。

木箱に入ったそれは、
水晶に一輪の花が描かれた装身具で二点あり、
それぞれ
その白き花、
花弁一つのものはわたし、
花弁三つのものはわたしとむすめとおなかにいるちいさないのち、
を想い、描いてくれた空想の花だと云う。

出産数日前、
いただいたもので
それはうつくしいものだった。
儚く可憐、芯に凛としたひかり
うつくしい、それ以上の
なみだ滲むもの。

自宅で
出産までの長い時間、
そして産後、
こころもとないとき、
その箱をしずかに開けた。
幾度も幾度も、勇気をくれた。

わたしがわたしであることを、
大きすぎも小さすぎもなく、
誇らしく
背筋を伸ばす。

せつ / 北嶋宏美さん

そのひととの出会い、ご縁は
魔法のようなものである。

彼女は自ら日本の山々へ分け入り、
採取した水晶、鉱物に真鍮を仕立て
美しい装身具をこしらえる。
益々、その方向は研ぎ澄まされてゆかれるのを
陰ながら見惚れていたところ

ふと
お誘いいただいて、
有り難いことに
11月、その展示会初日にて、
唄えることとなりました。

わん

身震いするほどに
愉しみに、参ります。

・・・・・・

「群居」

せつ[装身具] / invisible[衣] 
きみえ[植物料理] / nalu[声音]

2020年 11月6日(金)-14日(土)
open 11:30-17:30
(お食事は15日ご予約制)

群れ、ともに生きることができなくなってしまったこの世界で、それでも私たちは繋がることを選んだ。
石、布、植物、声。静かなる闇を越えた先にある、ひかりを包むように生命力をたずさえたものたちは、 非日常をはらみ姿勢を正したくなるものでありながら、不思議と日々の暮らしにも馴染む心地よさが ある。
共鳴するように巡り逢った、いとしきものたちを糸で繋ぐように束ね、おひろめ致します。

───────

せつ [ 装身具 ]
山で水晶などの鉱石を採集し、
ゆくべきひとの所へ繋ぐ媒介者のような感覚で
有りの儘の形を生かしながら、
子が母にそっと掌のなかの宝物を見せるような
こころで装身具に仕立てている。

invincible[衣]
広島に暮らし、着ると少しだけ強くなれるような、
自信やときめきが湧いてくるような服をめざし製作している。
洋服作りは、強くてたおやかな
おばあちゃんになるための実践的な修行のひとつ。

きみえ[食]
植物の雨露で青々とした、ひかり放つ姿。
冬の土でしんと眠る生命の幽かな声。
節気うつろう中で感性のふるえた細やかな情景たちを、
植物を以って食事や菓子に昇華させている。


───────────────
Event
────────────────

[ nalu ]

■ものかたりと小さな唄の環

音、声、立冬、群居、copseに於いて生るもの

□日時 11.6 (金) 18:00-
□金額 donation(それぞれ心地の佳いご料金、15名様)
□ご予約方法
①お名前②お電話番号を記入し、
メールにて info@copse.biz へご予約くださいませ。


[ きみえ ]

■お家で食べる、きみえの植物ごはん
□日時 11.8(日)12:00- / 13:00-
□金額 ¥2,480+ tax(限定10食 要予約)

■晩秋をあじわう植物の食事会
□日時 11.15(日)
 昼の会11:30- /宵の会16:30- ※2時間半を予定
□金額 コース6品程 12,800円+ tax

□ご予約方法
①お名前②お電話番号③アレルギー食材④ご希望の会
全てを記入し、メールにて info@copse.bizまでお願いいたします。

────────

[ 場所 ]

copse
東京都練馬区石神井台3-24-39 ロイヤルコトブキ1F
西武池袋線 大泉学園駅より徒歩10分
http://www.copse.biz
tel:03-6913-1544

・・・・・

群居
と名のついた
この、場かぎりの
この、ひとびとの
環のなかで

唄う
ことば
さわれぬもの 
見えぬが
きっと、きえないもの
たいせつにひろいあつめ、あたためて
また
そのしゅんかんに
湧き、ながれくるものとおすからだ、
携えて
しずしず、しゃんしゃん
参ります。

貴重なこの機会
ご一緒できますればさいわいです。

こころより
お待ちしております


202010110036129b4.jpg
00:37 |  trackback: -- | comment: -- | edit