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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

ここにあるものを 

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ここにあるものを
それだけを
ただじっと
かんじるのだ

わからなくなったら
めをとじて
ただじっとして
めをひらいて
みえるもののうつくしさに
ただ
ほうとなる
それだけで
せかいは
まるとなる

まるとなって
やはらかくなって
つつまれていることに
きがつく

すべてはここに
いつでも
あるのだ

まる


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いかなくちゃ 

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なにをしんじるって
じぶんのなかと
じしんのちょっかんを
しんじる
ゆれてもいい
ゆれて
そこへかえってこれたらいい

なににしたがうって
わたしじしんの
こえにしたがう
それにまさるこたえ
なんてものはない
まどわされるな
まどわされてもいい
まどうて
そこへかえってこられたらじょうとう

いわかん

かなしみ

やりきれなさ

うやむやにしたいとこだけど
きっとわたしじしんにとっては
ほんとうのこと

それにふたを
しなくていい
みないふり
きにしないふり
しなくていい

へんだ
とおもったら
それは
へんだ
わたしにとっては
それがしんじつだ

しんじつは
ひとのかずだけ
あるのだから

わたしのおうこくの
あるじは
わたしだ
そのことを
わすれるな

ひれふすな
みうしなうな
げぼくとなるな
ごまかすな

ほこりたかく
どうどうと
ここにいきよ

どこがどうなっていま
どうしてここにいるのだか
かいもくわからなくなって
とほうにくれることがある
ないても
ねむっても
かきむしっても
なにもかわらない
ここがどこだか
いまがいつだか
わからなくなって
ほうけてしまう

たすけてくださいと
そらにいう
おじぞうさまに
てのひらをあわせる
おしえてくださいと
うみにいう

わたしは
わたしは
わたしはいったい
だれなんだ

ちいさなひとみに問う
わたしでよかったのか
ここでほんとうに
よかったのか
するとちいさなめが
わらう
くしゃっと
こちらをみてわらうのだ

わたしはあなたに
なにもよういしてやれない
そのうつわを
かたちを
けいたいを
よういしてやれなかった
ことを
わたしはこころぐるしくおもう
わたしはもっと
ふつうがよかった
そういうところへ
あなたをむかえたかった

そうおもう
ふつうの
おんななはずだった
そうおもってた

ふつうってなんだ

かたちなくとも
せめてわらっていられるだけの
てのぬくみ
あんしんやまるいもので
まもるもの

なぜ
どうして
そういうことばは
むなしく
なににもとどかない

ここはどこだ
わたしはだれだ
どこがどうなって
わたしは
いったい
なにをやっているんだろうか


まっていても
しんじていても
ただ時ばかりがすぎていく
ずるずると
ここへきて
たっているのだ
ばかなのか

ばかおんな
めをさませ
スカートのすなをはらい
たちあがれ
あるきだせ
てをはなせ

せすじをのばし
うみをみよ
ほほえんで
そらをみよ

あなたはどうどうと
あなたでいなさい
かくごをきめて
あるきだしなさい

もういかなくちゃ



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くらすことの本 

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P4161502みに


出産前、
ふとお声をかけていただいて
「くらすことの本」
創刊号によせてもらいました。

こんなうれしく、ありがたいご縁を
はこんでくれたのも
素晴らしい友人たち
そして
おなかの子の
おかげだなとしみじみ
おおきなおなかをかかえてしばらく
じーんと喜びをかみしめた。

そうして産後
届いたこの本は
おどろくほどに
わたしにとってタイムリーで
またわたしだけでなく
おそらく
いま、この変容のときをゆく
多くのおんなのひとたちにとって
ふくふくとゆたかで
まっすぐとたてるような、
よろこびをはこぶような、
智慧ともろもろにあふれていた。

きもちのよく
うつくしく
おもしろい
すばらしい一冊です

ぜひたくさんの方の手に
とどきますように

そうして
ゆかいに
ゆたかに
ゆめのように
ゆにーくに
いま
いまを
わたしたちが
いきられるように。

こころより
かんしゃをして




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いらっしゃい 

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四月
やまもうみもそらもまちも
すっかりと
春のなか

ここも長らく
おやすみをしておりました。

二月、わたくし
無事にあたらしいいのちを
お迎えすることができました。

どういうわけかやってきた流れにのって
自宅での自然出産を選択するにあたり
お心を寄せてくださった方々
あらゆるかたちでサポートしてくれた
おひとりおひとり
ほんとうにありがとうございました
おかげさま
おかげさまで
いま、ここに、居ります。

あたらしいかたち
あたらしいてざわり
あたらしいひび

そんなただなか
ちいさな赤さんとの暮らしは
魔法か手品かというくらいに
あっという間にすぎてゆく。

そうして日々
こつこつ刻々と
赤さんは大きくなってゆく
変化していくその一瞬一瞬から
目が離せない、離したくない
そんなふうにおもっている。

人生とは
おもいもかけない
ことの連続
もがいて
しくはっくしてすえ
ふたをあければ
こんなふうに
かけがえのないおくりものを
くれたりするのだと
おどろき、
むねいっぱいで
ないたりする
目前の赤子があまりにかわいくって
かわいくって
ないたりする

ここへきてくれてありがとう
そういうと
くるっとうつくしい瞳で
ふるる、とわらったりする

むすめはめろめろに
ちいさなおとうとをかわいがってくれる
ひかるいのちふたつ

はははいう
こどもは
さずかりものの
あずかりものよ


ここに
たからをさずかり
わたくし
二児の母となりました

これからもどうぞよろしくおねがいいたします


五月より
ふたたび
うたいはじめます。



P4041366みに




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二月 

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先日
むすめ、
17歳となりました。

こういっちゃあなんだけど
わがセブンティーンもそんなに
はるか昔には感じられないというのに
あの
ぽたぽたあるきの
あの
ほぎゃほぎゃと朱い顔で乳を吸うていた
あの子が
はや
こんなにも
すっくと立って
立派なのである

ときにおぼつかないわたしの足取りを
心配してくれたりもする

きらきらとひかって眩しいのだ
あいらしいのだ
まっすぐなのだ
まばゆいのだ
逃げずにひきうけて
生きているのだ

その姿に
しばしば涙し
背筋をのばすのだ
己を省みるのだ
我が身を正すのだ

そこに立つ
むすめの
すがたによって

そんなことを彼女にいうと、
ママだってまっすぐ生きてるでしょ
それみて育ったからね
なんてことを
さらりという
いってくれる
ないてしまった

さて
娘がこれまでにくれたことばのなかに
一生モノのひとつがある
むすめ、小学生低学年くらいのことだ

一生のお願いって、みんなよくいうけどね
真朱はね、生まれるときに
もうそれは使っちゃったの
ママのところへね、行かせてくださいって
神様におねがいしたとき
あのときにね
一生のお願いはつかっちゃったんだよね。

と、のたもうたのだ。
わたしは
なんとこたえただろう
ありがとう
でもきっと地上ではまた使えるよ
つかっていいんだよ
とかいったかな

ききながら
ふるえながら
このことは一生わすれまい、と
おもった。

おたんじょうび
おめでとう



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北麓草水 

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先日
かねてよりご縁のあった写真家
高橋京子さんから
お声がけいただき、
わたしの暮らし、日々の習慣について
取材をしていただきました。

とても丁寧に
話を聴き、時間をご一緒して撮影し、
その後も細やかに向き合ってくださり
言葉にしにくい、でもわたしの大切にしている事柄たちを
ほんとうに丁寧に、大事に、ひとつひとつ言葉とし、
文章にしてまとめてくださいました。

もう、感激と感謝でいっぱい。。
こちらより
ぜひご一読いただけたらとてもうれしいです。

北麓草水・みんなの習慣
http://www.hokurokusousui.com/style/vol72/


京子さんとは
娘の小さなころにお仕事をご一緒して以来、
私の職や住む町が変わっていっても
ふとしたときに
ふとしたところで
ちょん、ちょん、とお会いする機会があって
不思議な御縁だなとおもっていた。

このたび
久しぶりにまたお会いして
じっくりお話をさせていただいて
また、その後のやりとりのなかで
ああ
やっぱり
とぎれずにこうしてご縁があり続けるような
なにかが
ここにはあるのだと
それを
とてもありがたく、しあわせなことだと
ふかくおもう。

お仕事に対して
目の前のことやひと、
日々生きることそのものへの姿勢として
丁寧に、真摯に向かう姿を拝見して
しみじみ
ほんとうに素敵な方です。

ああ
せかいはやっぱり
こんなふうに
おもしろく
ゆたかに
やさしく
あるのだなと。

ああ
やっぱりだいじょうぶで
ああ
やっぱり
世界は
いきてるって
すてきなことだなと
おもうのだ。

ありがとう
ありがとう
ありがとうございました。

ふかく
ふかく
感謝をこめて



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ライン 

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いまの
瞬間
瞬間を
しあわせだと
いってのけること

こころの
腹の底から
そうおもって
はばからないこと

このさきも
おなじ

だいじょうぶ
そのひかりを
しっていること
かくしんしていること


父上
お誕生日
おめでとう

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