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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

0906 

おきなわ |

DSCF3595.jpg

空気のなか
微かに
金木犀の香が混じるのを
時折感じる

つかみきれぬ
まだ
ほんの微かな
けれど
きっとたしかな
あの香り
がする。

急なお知らせとなりますが
明日9月6日より、
逗子 シネマ・アミーゴで映画
「戦場ぬ止み」
の上映がはじまります。

「標的の村」が記憶に新しい
三上智恵監督による最新作の
舞台は沖縄・辺野古。
正直なきもちを包み隠さず言って、
心からお勧めしたい
ほんとうに素晴らしい作品です。

これまで辺野古に関心を寄せていた人も
そうでない方も、
ぜひ一度ご覧になってもらえたらな、と
切に願います。

その初日、に
なにかできないかしらと
地域の仲間たちをはじめ、
辺野古よりゲストを迎えてイベントをおこないます。
私も館長・長島源さんにサポートいただきつつ、唄います。

17:30からの上映後、
エントランス、すぐお隣に併設のショップにて
ライブ、トークをおこないます。

写真展は劇場内で、上映期間中
ご覧いただけます。

今後、
会期中イベント追加もありそう
詳細は劇場まで!

・・・・・・・・・・・・

9月6日(日)
「戦場ぬ止み」 
CINEMA AMIGO 公開初日イベント


at CINEMA AMIGO → 

17:30~の上映後

・チエコ (辺野古 カヤックチーム) トーク
・小禄慎一郎 巡回写真展 (写真家・逗子)
・山田里美(the yetis・ 葉山)ソロライブ with 長島源(シネマアミーゴ館長)

*時間など詳細は劇場までお問い合わせください
    
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シネマアミーゴでは、
9月6日(日)~19日(土)
まで公開予定です。

ぜひこの機会に足を運んでみてください


お待ちしております。

かしこ

21:34 |  trackback: -- | comment: -- | edit

ぬちどぅたから 

おきなわ |

DSCF3340.jpg


洗濯は
裸足になって
する。

たらいに入って
足踏みをするのが
なんだか
ダンスをしているようで
ひとり、愉しい。

それに
手でぎゅ、ぎゅとやるより
ずっと楽ちん。

昔、「ホテルハイビスカス」
という映画のなかで
そういうたらいの洗濯場面があった。

「ホテルハイビスカス」は
実は
辺野古が舞台になっている
娘もわたしもとてもすきな映画。
底抜けにわらえて、あたたかい。

昨晩、
学校のプールで使った水着とタオルを
風呂場でたらいで裸足で洗う、娘の姿をみて、
あー
もう、それをやっていい季節なんだった!

気づかされる。

ので、今朝からわたしも裸足で洗濯をする。
夏が、至ったのだ。

6月23日
沖縄・慰霊の日。

この日の前後、
新聞には沖縄戦の体験記事が多い。
図書館から
沖縄戦にまつわる本を
借りられるだけ借りて読みながら、
この日を迎えた。

知れば、しるほど
あまりに惨たらしい
おそろしい事実、に
呆然とする。

24万人をこえる人
島の、4人に1人が亡くなった。
それが、
いったい
どういうことなのか
それが
いったい
どんな景色であったのか

あのとき
死体をふんで歩いた足が
70年経った今になって
熱くてたまらないと
訴えるひとがいるという。

あのとき
のんだ
血の混じった泥水の味が
あのとき
ふきとんだ
大事なひとの身体が
あのとき
迫りきた
狂気にみちた人の目が
あのとき
あのとき
みたもの
かいだ匂い
ふれたもの
きいたおと
おいてきたもの
それをずっとずっと
忘れるにわすれられずに
抱きつづけて生きることが
いったい
どんなことなのか

私たちは到底はかり知れない。
けれど
それを
想像することはできる。
それを
知ろうとすることはできる。

子どものころ、
わたしは
戦争の本の背表紙をみるのも
こわかった。
その本をさわるのさえ
ものすごくこわかった。

今も、
よる
眠ろうとすると
ふと
目が覚めると
本で読んだ惨い情景が
浮かんで頭を離れない。

いいも
わるいもない
戦争は
ひとを
狂わせる。

それは、美しくない。

それは
ただ惨めで
ただ愚かで
ただはずかしくて
かなしい
おそろしい
そういう狂気でしかない。

それが、
戦争なのだと
戦争を経験したひとたちは
いう。

だから
二度と
くりかえさないのだと

その声を
わたしたちが
消しはしない。

けっして
くりかえしは
しない。

わたしたちは
知る

だから
今をえらぶことができる。

だから
今をひかりとすることが
できる。

できるんだ


そういう想いを
今子どもがいるひとも
これからのひとも
なんだか目に涙をためながら
共有する
ほんとうに心にのこる
時間となりました。

story of Jun. へ
来て下すったおひとりおひとり
ほんとうに
ありがとうございました。


今をいきる
わたしに
できること

わたしの
奥底がのぞむことを
まっすぐに

おこなう
だけなのだ。

ひかりあれ
ひかりとなれ
過去をだいて
いま
ひかりとなれ



17:10 |  trackback: -- | comment: -- | edit

とりかえし 

おきなわ |

2014,10 satomi 040


11月16日、
胸をどきどきさせながら迎え過ごした
その一日は、
沖縄の県知事選挙だった。

辺野古への新基地建設がまさに争点だったこの選挙。
投票率 64.13%
次点と約10万票差の圧倒的勝利をおさめたのは
党派や派閥をこえて、
辺野古への新基地建設を絶対につくらせないと声高に訴えた
翁長雄志さん。

つまるところ、
沖縄の声
辺野古の海を抱く沖縄の人々は、
この海を埋めないでくれと
本気で言っている。

だって、それは普天間基地の代替だから
仕方がないでしょう?
というかたがいらっしゃるけれど、
よくよくみてみるとそれは、
表向きの言い訳を信じさせられているだけにすぎないことがわかる。
辺野古沖の大浦湾は、
ぐんと水深が深いために、軍港にぴったり適していて
だからずいぶんと昔から計画は存在し、
目をつけられていたのだそう。

海を埋め立てた滑走路の後には、
軍港がセットで建設され
そこは沖縄最大の最新軍事基地となる。

沖縄の負担軽減、のための
普天間基地移転のはずが
すっかり、あちらがわのよりよきように
転換される。
しかも税金で。
負担軽減、なんてうそっぱちなのである。
それは沖縄へ、さらなる負担を押し付けることとなる。

だから、どうか、だまされないでもらいたい。

沖縄は、辺野古を、うめないで、といっている。
大きな声で、必死で、本気で、いう声のあらわれが
16日の県知事選の結果なはずである。

それだのに、
解散総選挙の大騒ぎをする傍らで
ここ数日のうちに
大急ぎで海を埋め立てようとしている。
あの、うみに、
たくさんの砕石を投じて作業用の桟橋をつくるのだそうだ。
それは巨大なもので、幅22m、延長65mもあるものきく。

どうして?
民意はこんなにもはっきりと示されたばかりだのに、
しらぬかおで
それを踏みにじる権限が、
いったい誰にあるというのだろう。

辺野古容認の現知事の任期が続く今のうちに
早く、それを
はじめてしまおうという。

ずるっこか。
これが民主主義をうたう、一国がすること?

どうか、とりかえしのつかないことを
はじめないで。
どうか、踏みとどまってほしい。
とりかえしのつかないことが、
あるんです。

どうか、埋めないで。

あの海が、海のまま、あるように。
生きているあの海が、そのままであるように。
今日も、明日も、あさっても、
あらん限りで、祈っている。

最後に、辺野古の実情を日々わかりやすく、
お伝えしてくださっているブログをご紹介します。
どうぞごらんになってみてください。

チョイさんの沖縄日記 → 

きっと、めにみえないけれど
きっと届くように、
祈ります。

17:13 |  trackback: -- | comment: -- | edit

海と 

おきなわ |

2014,10 satomi 002

10月、ふたたび沖縄にいってきました。

辺野古の「今」を痛いほど伝える
ドキュメンタリー映画 「圧殺の海」
桜坂劇場での初日二日間は、
監督の舞台挨拶もあって、両日満員御礼。
ゲート前でのいつもの顔や、カヌー隊の面々も駆けつけて
賑やかに、盛り上がりながらも
映像に息をのみ、
涙をながし、
またつよく決心をする。

わたしたちは、負けないしあきらめない。
屈しないんだ、と。

私も the yetis の相方・田川薫とともに
上映後、「丘」を唄わせていただきました。

映画の最後に、この曲が流れてきたとき
鳥肌がたち、信じられないような不思議な気持ちがした。

わたしは、4年前に数度、辺野古を訪れて
そのとき、
この海を、そこを見渡せる丘の上から、ボートの上から、
そして水中眼鏡をつけて、海のなかを、
みた。
みせてもらった。

そのときの感激は、言葉にはできず、
あまりにそれは美しくて、
それはあまりに生きていて、
水中眼鏡の中が涙でぐしゃぐしゃになった。
そうして
ただただ、
ここを埋めるなんてことを、
わたしは絶対に認めない、とつよくおもった。
そうはさせない、
どうしても、そうさせないんだ、と
歯を食いしばって、おもった。
だってそれはあまりにも、愚かなことだもの。

きっと、この海をちゃんとみたひとは
誰しもが、そう、おもうのじゃないかとおもう。

私たち人間は、これまでにも
沢山の海を埋めてきたし、山を削り、川を汚し、
空を大地を生き物たちを、穢してきた。
まるで勝手放題に、まるでこのほしが、人間だけのものみたいに。
その数は限りない。
それを想えば、人間であることが申し訳なくて、恥ずかしくて、かなしくて、たまらない。
だけれど、
だからこそ。

これ以上は、なしなのだ。
この海が「今」ある以上、これを壊させることはできない。
それも、戦争という、ばかげたことのためになんか。
ひとをころしちゃいけない、
ひとのものをとっちゃいけない、
ひとをきづつけ、かなしませちゃいけない、
みんなのものを、よごしちゃいけない、こわしちゃいけない
と、
おとなは子どもたちにそう、教えるのじゃなかったか。

そう、悶々とおもいながら日々を暮らしていてふと、
「丘」 という唄をつくった。
これは、辺野古のことをうたっている。

わたしは、個人として、この唄をつくり、
それをおそるおそる人前で唄って、
いつしか the yetis でも唄うようになり、
ライブをする先々で、この唄とともに辺野古のことを話題にしたりした。
細々と、わたしなりに、できることを模索、していたのだとおもう。
それが8月、単身で訪れた辺野古のゲート前で、
背中を押されてこの唄を、また、おそるおそる唄った。
(私はいつでも自信がないのである)
すると、敬愛する沖縄の人たちはそれを温かく聴いてくれ
また、それをたまたま藤本監督が聴いて下さっていたようで
現在制作中の辺野古のドキュメンタリー映画の中で、
この唄を使いたい、と声をかけてくださった。

この作品は、
藤本・影山監督と栗山カメラマンの3人が
辺野古埋め立ての風向きがふたたび急に動き出したこの7月より
連日ゲート前と海上にはりついてカメラを回し続け、
必死で記録し、作られた映画である。
それはもう採算度外視で、それを動かしているのはもはや
想いや、心、魂でしかない。
そんな大切な、力強い作品の中に「丘」をくわえていただけたこと
そして、
辺野古で、ゲート前に立ってこれを唄えることは、
これ以上ないほどに、ありがたく、本望なことです。


「標的の村」の三上智恵監督が、
マガジン9 の連載ブログの中で
10月に行った私たちのこと、
そして「圧殺の海」のことを紹介してくださいました。
       ↓
http://www.magazine9.jp/article/mikami/15574/

三上さんの文章は、眼は、心にまっすぐに届いて
強く揺すぶられる。
それは三上さんご自身が、本気で、今を、生きていらっしゃるからだとおもう。
それも私利私欲のためでなく、もっと大きなもののために、本気で。
めをそらさず、逃げずにまっすぐ、向き合っている。
そんな姿は美しく、潔く、心底格好がいい。
辺野古へゆくと、そういう人ばかりに会うので
わたしも、しっかり生きよう、と、毎度力をいただく。
そして「人間」という存在に、希望と、ひかりをみる。

さて、「圧殺の海」が横浜でも上映されます。

・・・・・・・・・・・・・

「圧殺の海 ~沖縄・辺野古」 特別上映
 藤本幸久・影山あさ子 監督 

11月24日(月・祝) 25日(火) 30日(日)

各日3回上映(90分) : 13:00~ / 15:30~ / 18:00~

*各回上映後、監督のトーク・解説・質疑あり
 
場所:スペース・オルタ (新横浜)
当日券 1,200円 /  前売り 1,000円

・・・・・・・・・・・・・

30日(日)、私も上映後にミニライブをさせていただく予定です。
是非ご覧になっていただけますように。

そうして、
怒りや、憤りを越えたところの祈りや、純粋な願いが
現状を、くるりとひっくりかえしますように。

そう、あれると、私は信じます。


今週末の日曜日は、
沖縄県知事選挙。
天の高みに祈るように、毎日を過ごしている。





21:44 |  trackback: -- | comment: -- | edit

PEACE CAFE 

おきなわ |

2014.-8 henoko satomi 001


いてもたってもいられず、
辺野古行きを決めてから
町のみんなとつながる輪に
「辺野古へゆきます、よろしかったらみなさんもどうぞ!」
と呼びかけ、
旅先の情報をいただけるようにお願いした。

そうするとすぐに
温かな声をいくつもいただいて
情報交換する場をつくってもらったりした。
急ごしらえのフラッグに
寄せ書きも書いてもらって、
それをもって海へむかい、心強かった。

それと同時期にちょうど
逗子のさざなみホールで毎年行われている
PEACE CAFEでのテーマのひとつに
沖縄の高江・辺野古があがっているのだと知る。
ちょうど帰ったばかりのタイミングだからすこしばかり
その持ち帰ったものをみなと共有する場をつくろうと
声をかけていただいたので
ちょっとばかり参加します。

なんとかして現状をひっくりかえす方法を
ずっとずっと模索していて夢の中まで辺野古にいる。
わたしのあたまひとつでは、なんとも
うんうん言ってばかりでいる。
みなで話すことで、
新しい知恵や、ひらめきが生まれることを願います。

沖縄・高江から、根本きこさんも
この日のために駆けつけてくれます!
どうぞお誘いあわせの上、どうぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


PEACE CAFE 2014
@逗子さざなみホール
2014.8.22.Fri.10am-9pm

平和に出会うオープンカフェ。
お話に加わるも良し、そっと耳を傾けるも良し、
ただ、休憩に立ち寄るも良し、顔の見える一人一人の関係性こそが、
やがては、平和につながる道。
入退場自由。飲食や展示、オープンマイクに情報交換に盆踊り。
出会いからはじまる平和の環、ようこそPEACE CAFEへ!

海を越えて 国を超えて
子供たちに平和を
東アジアに平和を

■当日のタイムテーブル
10:00 オープン
|カフェ・ドリンクフード
11:00
|根本きこさん、小禄 慎一郎、山田さとみさんによる沖縄・高江・辺野古「いのちのうみ」トーク
13:30
|紙芝居「蛸捕りものがたり」清水たにこ原作
14:00 PEACE TALK
|・日本の未来とアジアの未来
|フリートーク[自由参加]
|韓国:チェジュ平和祭、cop12など
|・カフェタイム・自由交流
19:00
|生唄・盆踊り
20:00

21:00 終了

■展示・活動紹介
根本きこ-沖縄・高江の話
小禄 慎一郎[写真家]ー沖縄の今
井上ヤスミチ[画家]ー喜びのいのち
DAYS JAPAN[フォトジャーナル誌]
ビキニ被爆60周年
PEACE WALK & PEACE GETHERING
PARADISE ALLEY
■生唄・盆踊り 詳細URL
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=763232160389928&set=gm.1464452397152120&type=1&theater
■音響
インチャリラジオ合唱団

■カフェフード&ドリンク
AMIGO KITCHEN
陰陽洞
くうら
BEACH MUFFIN
The FIVE BEANS
Bakeromi
こけし茶丸
たまや

・・・・・・・・・・・・

あたらしいひかりがうまれるように。

18:03 |  trackback: -- | comment: -- | edit

辺野古へ 

おきなわ |

2014.-8 henoko satomi 005


2014.-8 henoko satomi 011




辺野古へ
行ってきました。

何故、いくのか、行ったのか。
自問自答しながら出発を迎えたけれど
それはきっと単純で
工事をとめたかったから。
海を、埋め、傷つけてほしくなかったから
それを、何としても
止めたいから。


たった7日間の滞在ではそれは叶わず、
その無力さ、力の小さきをふらふらと背負いながら
いつもの町へ帰ってきてしまった。

滞在中、多くの人に会いました。

ゲート前で抗議の声をあげる座り込みの人は
300をゆうに超える日もあり、
那覇から県民を運ぶバスが出る日もあって
その数は今も増え続けている
とききます。

とはいえ、実質の抵抗となるには
まだまだ足りない。

先頭に立って、大声で、ゲート前で立ち向かう人。
沖縄の日差しはとても強いのです。
半袖でいる人も少ないくらい。
(つまりみなさん日よけのために長袖を着てらっしゃいます)
サングラスをしないと、
照り返しで目がやられてしまいます。

サングラスと、日よけのタオルや手ぬぐい、深い帽子は
一見、
そのひとりひとりの顔、表情がよく見えません。
ゲート前にいると、坂をのぼる車が撒く排気ガスで
息が苦しくなる。
それを、毎日まいにち、身体に吸い込んで座るおじいやおばあがいる。

多くの人は
サングラスや帽子に加えてマスクまでしたら、
あまりに過激に見えてしまって誤解を生むからと
それをしません。
これは一部の過激な人の運動では決してないのだと
皆に知ってもらうため。
排気ガス、
日差しと暑さのなかの抗議行動。
膝や腰が痛むのをひきずって、毎日来る人
入院する奥さんのお見舞いをしながら来る人
孫や子どもを連れて通う人
ゆっくりゆっくり歩き、話す、おじいさん
県内外の大学生、
私以外にも女ひとりで県外から来る人もたくさんいました。
身体をはってカヌーで海へ漕ぎ出す人
毎日抗議船に乗り込むおばあさん、
(この方は10年前は泳げなかったそうで、
海を守りたい一心でカヌーに乗り、海に潜って抗議活動をしたのだそう
人がこの海の素晴らしさを体感することから
LOVEで現状を
変えようとする女性たち。

テントに座り込む皆の前に立ち、
日の光を浴び続けるその人は
唇にやけどを負っていました。
痛くて、
辛いものも、熱いものも
口にできないのです。

それでも毎日毎日、ゲート前に立ちます。
彼がいると、みな頑張れるから。
彼は先頭に立つ、大事なひとだから。

朝から晩まで交代で続く座り込みの先頭に立つため、
彼は家に帰れません。
彼の寝床、食事、身体を皆が心配します。
それでも彼は自分のことなどそっちのけで
いつも周りを気遣ってばかりいます。
そうしてそこに
立ち続けているのです。

サングラスをはずしたその人の眼は、
とても、とても優しい。
だって彼は、そこへ集まる人々はただ、
目の前の海を
取り返しのつかない破壊から
守りたいだけ。
ただ平和を
望んでいるだけなのだ。

基地のあるところには、
戦闘機が、輸送機が、
大きな音と低い地鳴りをたてて
とびまわる。
兵士たちからの頻繁な暴行に、婦女が、幼い子どもたちが、
怯えて暮らす。
実弾を山に打ち込み、
山は形を変え、大きくへこむ。
弾薬庫には、
いつか破裂して誰かを傷つけるための
弾薬がぎっしり詰まっている。
どこかの空に、人々の上に、ばらまくために。

そこに平和はない。
ないでしょう?

海は今もまだぎりぎりそこに、あるのです。
青翠に、ひかり、透明で、ずっと底までみえる。
そこには、300年もゆうに生きるというハマ珊瑚や
ウミガメや、魚たちや、ジュゴンがいる。
生きている。

ほんとうに美しいところなのです。
楽園のように。
そこを埋めて、ほんとうに良いと、おもっているのか?

土砂やがれきを入れて、埋めて、
戦争のための基地を、滑走路を、新たにつくる。
ゆくゆくはそこを、巨大な軍港にする。
そこに正しさは、正当性は本当にあるのか。

それをどうかやめてくれと
生活を、日々の暮らしを、身体を犠牲にして
声をあげ、立ち上がる人々を
威嚇して排除する。
そこに、人の心はあるのか。
それが人間のすることなのか。
この国の、する、ことなのか。

威嚇の力は驚くほど圧倒的で
辺野古・大浦湾の沖合には、
海上保安庁の大きな巡視船が11隻以上並んでいる。
その先端には砲弾をつけて
朝も昼も夜もずっと海に浮かぶ。
いつもは尖閣諸島などで使われる船が、
ただこの海を埋めないでと願う
武器をもたぬ人々に機関砲を向け、こちらをじっと見ている。
これはどういう、ことだろう。
国はいったい、何を守っているのか。

平和丸をはじめとする小さな抗議の船が3隻。
カヌーが10前後。
彼らは非暴力で抗議を行う。

これに対するのは、
海上保安庁の大型、中型の巡視船が13隻
ゴムボートが約20隻
警戒船役30隻
(8月17日 琉球新報の号外より)

彼らがこの圧倒的力と
莫大なお金(税金ですよね)を投じて向かうのは、
武器を持たぬ、市民たち。
これ以上、沖縄の海を、島を、人々の心を、
生き物たちを、豊かさを、
壊さないでくれと願う、普通の心を持った、普通の人たち。
沖縄の人がこれまで
戦前、戦中、戦後と
どれほどの苦汁をなめさせられてきたのか、
お金と基地に翻弄され
日本という国によって苦しめられてきたのか、
私たちは知りきらないとおもう。

こんな国はいやだ。
恥ずかしくてたまらない、
あんまりに愚かで、哀しい。

わたしは沖縄を解き放ちたい。
そこへ行くたびにおもう。
彼らは平和的な、温かな、まっすぐな人たちなのだ。

絶対に汚させない。
その方法を、行く前も、7日間も、帰ってからも
ずっと考えている。
わたしは絶対に認めない。
わたしたちはそれを、止められる。
あたらしい世を、つくることができる。

だから
声をあげよう
新しい服を一枚買うのをやめにして
そこへ、いこう。


滞在中、不思議なことに
沖縄本島の中でも辺野古近辺だけ局地的に
何度も何度も大雨が降り、いくつも雷がとどろいた。
そして
17日、ジュゴンが久しぶりに姿を現した。

空も海も、ジュゴンも、きっと同じ気持ち。
応援してくれている。
だから
私たち人間も力を、精一杯尽くそう。


新しい時代がくる。
それをつくるのは私たち
ひとりひとりなのだ。

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とりのこえ 

おきなわ |

やんばる



よる、とりのこえがきこえて
それは
携帯に届いたメールの音で

沖縄からのこえだった。


のんきに生きている間に
終わることなく
つづいていることを知らせる。

沖縄・高江ではびっくりするくらいに卑怯なことを
絵に描いたように
直線をひくように
まるで恥ずかしげもなしに
おとながしかけてくる。

おとな
このくに
本土

このことを
しっかりといま
わたしたちはみよう。

わたしは
沖縄防衛局に、
防衛省に、
このくにに、
つよく抗議します。


以下は高江の現状を伝えてくれるブログ。

「やんばる東村高江の現状」
http://takae.ti-da.net/


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