
たんぽぽを摘んで
茎の、
両側をいくつかに裂いて
水につけると
くるくる
になる。
ちいさなころ
この変化をなぜか
天ぷら
とよんで、
汲んだ水を油にみたてて
天ぷら屋さんごっこ
をしたりした。
そういえばと娘に、
てんぷらしってる?
ときくと
しらない、というので先日
庭のそこらへんに咲くたんぽぽを摘んできて
ままごとをした。
黄色い花びらは
色ごはん。
ハムスターは走ってきて、
むしゃむしゃといろごはんをたべた。
よもぎ、
からすエンドウ、
スギナはサラダ
草花遊びは
たのしい。
浜岡原発全炉停止。
この決断を、うれしくおもう。
これにとどまらぬうねりを
つくるのはわたしたち
おとなのしごとであるとおもう。
土や、空気や、水や植物
それらからちょんぎられては
私たちは生きてゆかれないのだから。

キエーロ大活躍
といえども
極力、生ごみをださぬようになりました。
そんなわけで、
八朔の皮も捨てないすべはないかと
先日、
八朔ピールをつくってみた。
これにチョコレートをかけたら
大好きなあれだ、
あれになる、とおもっているうちに
ぺろり、
なくなってしまったけれども。

引っ越しをしてまもなく、
役場へいって
「キエーロ」
を購入した。
キエーロ
というのは
生ごみ処理機のことで、
その仕組みはというと
なんてことない、ただの木枠。
ねこさまなどよけのための、ふたつき。
これをただ庭におき、
土をいれて、
穴をほって生ごみをいれて、
土とよくまぜて、
乾いた土をかぶせる、だけ。
3、4日に一度くらいのペースでこれを
6箇所くらいにわけて
順繰りに埋めてゆくと、
ひとめぐりするころにはほぼ
生ごみは土に還っている、ということである。
すてき。
これは導入に町から補助がでるため、
たったの千円。
電気もなにもいらぬ、
ただ土と、お日さまのひかりだけでよいのである。
おかげでごみの量がぐっと減った。
生ごみは限りなくゼロ、に近い。
そんでもって肥えた土は、畑にまこうとおもう。
キエーロさまさまの、
日々である。
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