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  日々、ミカンのこと                 

nalu

筆と還る 海と詩の夕べ 

うたう、 |

DSCF4095.jpg

はなてる 
という
書道家がいる。

瞳のまっすぐな、
美しいひと。

朗らかな関西弁のおくには
とても謙虚で奥ゆかしい、
そして潔い水を抱えているような女性。

書道家というと墨色の文字
というイメージがあるけれど
彼女のそれは
色があって、
のびやかで
淡く、やわらかくとうめいで
それは物語のある
一枚の絵にもなる。

いきものたちが
おどるような

そんなのりちゃんから先日ふと
久しぶりにお便りがきて、
11月に個展をひらくこと
そのイベントで
よかったら唄ってもらえませんか?

誘ってくださった。

しかもその場所は
cafe イカニカ 
だっていう。

いつか行ってみたいなとおもい憧れていた
場所。

わーお

うれしく、ありがたく、
わくわくしながらふたつ返事でお受けする。


わたしにはめずらしく、
とうきょうで唄います。

この日は
海洋生物研究者 ヤマキカツノリさんが
海のお話をしてくれる。

わたしは海に夢中女なので
なんてご縁とタイミング!
と、とても愉しみ。


はなてるさんの
のびやかな書画にかこまれて
はなてるさんのトーク
博士の海のお話
イカニカさんの空間と、美味しいもの。

立冬をこえ、満月をひかえた
空気のなか
よき夕べとなりそうです。

よろしければ
ぜひ

・・・・・・・・・・・・・

はなてる展 「 環 -MEGURU- 」
talk and live event
「 筆と還る 海と詩の夕べ 」

2016 . 11. 12 (sat)
18:00 ~ 20:00
at cafe' イカニカ 
http://www.ikanika.com/cafe/top/

・要予約
¥2000 ( 1drink / おつまみ付 )
( 20:00-21:00は摘めるものをご用意しておりますので、
参加して下さった皆さんでゆったりと寛いで頂けたら幸いです。)

 トーク  はなてる
海のお話 ヤマキカツノリ (海洋生物研究者)
  唄    里美  


*お申し込み方法
おかげさまで満員御礼、キャンセル待ちとなりました。

お名前、参加人数、緊急のご連絡先をご記入の上、
下記メールアドレスまでお申込みください。
(お電話でのお申し込みは受け付けておりません)
cafe*ikanika.com(*を@に変換してください)

【メールにてお申し込みの際のお願い】
お申し込みを頂きましたら、
cafeイカニカより申し込み確認のメールを返信致します。
携帯メール等をご利用の際、PCからの受信拒否設定等をされていると、
確認メールを受信頂けない場合があります。設定を変更、または
PCメールからお申込みください。よろしくお願い致します。

・・・・・・・・・・・・・・

はなてる さんの個展は
2016.11.11(fri) - 11.20(sun)
12:00-18:30 (LO 18:00) / close 水・木

http://www.hanateru.net/index.html

わたしはこの夜にむけ
どんな唄、詩となるのか
わいてくるまま
うごくまま
身をあずけながら、
愉しみに、むかいます。

お待ちしておりますね

12:35 |  trackback: -- | comment: -- | edit

a story of Oct. 

うたう、 |

DSCF4093.jpg


この頃は
夕焼けがうんと早い
そして
これは誰かの描いた絵なんだろうか、と
呆けるくらい
うつくしい

海で
足をぶらぶらさせてそれを
真っ暗になるまで眺めるのが
すきだ
傍らには月がでている

すっかり涼しく
肌寒くなりました
分厚いカーディガンを着て
鼻をかんでいます。

それでも天気がいい朝には
やっぱりまだ
泳いでいます

こんなことになるだなんて
一年前にはおもいもしなかった

ひとはおどろくくらい
かわっていく
あのときとおなじばしょには
いないんだ

それは
このほしも
月も
星々も
太陽でさえ
そうなのだ

そしてだれしもが、いつ
おわるともしれない
この生なれば
つい
いま、いま、と
はやる気持ちや
あせるようなこころもあるけれど
いや
ゆっくりやったらいいがな
たとえそれが
途中でおわりに
なったとしても

ふとおもいなおして
前のめりの身体を
まっすぐにして、うみをみる

そう
わたしにはこれがあれば
じゅうぶんなんだ


さて
10月
a story of Oct.
のおしらせです。

・・・・・・・・・・・・・

2016.10.25 (tue)
a story of Sep.
小さなものがたりとうたの会

谷川俊太郎
すてきなひとりぼっち  


am 10:00 ~
at cibo (葉山・上山口)  →  

place charge 1,000en (お茶とお菓子つき) + donation




になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。


十月の物語は
谷川俊太郎 詩集
「すてきなひとりぼっち」

この夏、訪れた先の
うつくしい御蕎麦屋さん「あお」で
大切に置かれていたのを
ひらいた詩集。

なかには
「あお」
という一遍の詩

よめばはらはらと
涙がこぼれて仕方がなかった
ああ、この本をいつか読もう、と
きめた
一冊です。


いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。

わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。

おしまいには
cibo の主 みとなさんお手製の
美味しいお菓子とお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング

ようこそおいでください

* お菓子のご用意がありますので
  可能な限り事前にご予約をいただけるとありがたいです。
  satomikan_y@yahoo.co.jp

・・・・・・・・・・・・・

うつくしいものには
いま
うつくしいといおう

すきなものには
いま
すきだといおう

ただそれだけで
いいんだから

ストーブの上で焼く焼き芋の
おいしい季節がやってくる

ひとあしひとあし
ふいにひとっとびで
やってくる

すすきのしろいほのひかる
うつくしい窓辺で
お待ちしております。



16:36 |  trackback: -- | comment: -- | edit