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  日々、ミカンのこと                 

nalu

a story of Jan. 

うたう、 |


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むすめ
3年ぶりにインフルエンザとなる

彼女は彼女の意思で
病院にもゆかず
薬にもたよらず
ひたすら眠って熱を出し切って治す
という
野生動物のような治療をする。

彼女曰く
具合のわるいときに病院へいくだけでも
余計に消耗するうえ
三年前、処方された薬を飲んで悪化して
相当苦しかったという記憶があるらしい。

わたしは
物覚えがわるいので
わすれてしまった。

あれそうだったっけ
それならいかなくていいね

たらいの水に
なんとなく選んだ数種のハーブのオイルをたらして
絞ったタオルを額にあてたり

なによりてのひらがきもちいい
というので
てのひらをあてたり

自然療法の本をひらいて
蕪の葉っぱや小松菜を
ひたいにあててみたりする

白湯や
ことに大根のハチミツ漬けのシロップを
喜ぶ

寝床に、盆にのせたおかゆやなんかを運んで
食べさせてもらうのが新鮮だ、
といって
なんどもリクエストされる
おいおい
そろそろ自力でたべておくれよといいつつ
こちらもわりと面白くもあるので
こたえてみる

こういうとき
汁物にはれんげがいたく重宝する

ふつかほど高熱で寝込んですえ
おちついた
学校はもうすこし休んでおく。


さて
1月もあっというまの
まんなか

このとしのありがたき、うたいはじめ
a story of Jan.
のおしらせです。

・・・・・・・・・・・・・・・・

2017.1.30 (mon)
a story of Jan.
小さなものがたりとうたの会

「わたしのおいわいのとき」
バード・ベイラ― / 文  ピーター・パーナル / 絵
田嶋さき子 / 訳

am 10:00 ~
at cibo (葉山・上山口)  →  

place charge 1,000en (お茶とお菓子つき) + donation




になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。


一月の物語は
「わたしのおいわいのとき」

アメリカ南西部、砂漠地帯で育った
バード・ベイラーの詩と
独創的な挿絵を描くピーター・パーナル。

「すべてのひとに石がひつよう」
をうんだふたりによる
しずけさのある
はじまりとおいわいにふさわしい
美しい絵本

つい先日とある場所でふと手にしたばかりの
この一冊を
共有してみたいとおもいます。

いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。

わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。

おしまいには
cibo の主 みとなさんお手製の
美味しいお菓子とお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング

ようこそおいでください

* お菓子のご用意がありますので
  可能な限り事前にご予約をいただけるとありがたいです。
  satomikan_y@yahoo.co.jp

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日の雪は
まっしろで
やっぱり
こころがおどる

海にふる雪をみようと
歩きだしたけれど
途中でやんでしまった
けれど
ふしぎな
夕焼けがみられた


旧暦新年あけたての
清々しい空気のなか
のばして
ゆるめて
息をして
お待ちしております





15:28 |  trackback: -- | comment: -- | edit

睦月 

未分類 |

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かくさないこと
とどめないこと

おさえないこと
きにしないこと

朗らかであること
ひらいていること

いま いま 
に いること




15:37 |  trackback: -- | comment: -- | edit

七草 

未分類 |

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朝起きて
顔をあらって
身支度をして
亡き祖父母にお茶を淹れて
その湯気をながめ
神棚の水をかえて
手をあわせ
しずかに
ひかりのはしらをたてる

米をといで
土鍋にたっぷりの水とひとつまみの塩
これを
弱火にかける

それから
家の近くの
小さな森を抜けて
丘に出て
海と土に、挨拶をして
この年の七草を摘む

はこべ
せり
ほとけのざ (たぶん)
なずながみつからないので、今年もよもぎ
霜のついたきれいな葉っぱは、ごぎょうのかわり

しんとした空気のむこうに
猫がはねている

かえったら
玄関と神棚の
正月飾りをさげる
輪飾りからごろん、と
橙がとれてころがる

すずしろ
は家にある大根
すずな
はあるとおもったらなかったかぶ

だから今年は6種類
これを七草とする

これをさっと茹でると
青々

時々
くつくつ煮える鍋の粥をまぜてすこし
水を足す

朝寝坊の
娘を起こして
七草を刻んでもらう
無言で刻むのでつっつくと
せり
なずな
ごぎょう
はこべら
ほとけのざ
すずな
すずしろ

唄いだす

白くゆげをはく粥に
刻んだ七草をのせてたべる

ごくごくシンプルな
この粥を
しみじみといただく
このいちねんもすこやかに
あれますように


一月七日
七草粥

パック入りの七草を買うことをやめて
三、四年目

名残惜しくも正月飾りをさげる朝
わたしのすきな行事である


21:19 |  trackback: -- | comment: -- | edit

2017 

未分類 |

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しんねん
あけまして
おめでとうございます

あたらしく
初々しき
としのはじめである

大晦日の夕暮れ
父と
おせちを彩る植物を採取しながら
この年最後の夕日が沈んでいくのをみた

元日の朝
母と
寝間着のまんま外にでて
この年はじめの太陽が昇り来るのを
ふるえながらみた

正月三日
ひかる海とたいよう
夕日をみた
久しぶりの海があんまりきれいで
涙がでた

いま
この町に暮らしていること
いまを
しあわせにおもう

ありがとう

さて
今年の抱負、なるものがふと
たちあがる

(昨年は 野性 であった)


すべてのものを
あいとしてうけとり
あいとしてかえす


これは昨年の秋に長野を旅しているときに
聴いた言葉から
ふと、転じて
わたしのなかにうまれてきたこたえである

これはむろん
理想であるけれど
そう
理想を
イメージして
いきて
いこうじゃないかと
おもうのだ

たとえば賢者や
仙人、グルのように
すべてのことやものを
瞬間で愛としてとらえることはまだまだ
叶わずとも
ひと呼吸もふた呼吸もときに
もっとたくさんの呼吸をおいてでも
なにか
たとえば
つらい言葉や
かなしいこと
目を覆いたくなるような出来事
傷つくようなことがらさえも
そう
これは
おおきく、おおきくみれば
ちゃんと
愛としてここに
存在しているのだ
または
愛としてとらえることができるのだ
だって
すべては
よりよいように
計らってくれているその方向の
線上にわたしは
すべては
いるのだから

ということに
気づくことが
できるように

そのさなかに
ひとかけら
ひとさしの
ひかり
愛を
みつけることが
できるように

感じられるように

そうしてわたしも
愛として
この世界に
かえすことが
できるように

それが
わたしの
このとし
もしかしたら
これからさきの
抱負

である

さて
のびのびと
ここに
息をして

おおきなものに
もう
おまかせをして

惜しみなく
フルスロットルで
まいります
まいりましょう

2017年もどうぞ
よろしくお願いいたします

すこやかな
ふるえるような
おだやかな
日々
この一瞬 一瞬と、なるように


Act selfless , you will be infinite.












17:18 |  trackback: -- | comment: -- | edit