
ほんとうに年末なんだろうか
と
実感のないままだったけれども
今年も自転車で町内をまわって、
和菓子屋さんで小さな鏡餅をかって
花屋のおばちゃんから対の門松をかって
海をひさしぶりに長いことながめて
かえって、
頂いた今年の稲わらでささやかなしめ縄をこしらえて
ご近所からいただいた橙の実をぶらさげて
それぞれ
玄関先や神棚にお供えをしているうちに
いよいよ
ああことしもおしまいなんだ
と
おもった。
こころのしたくもととのったところで
ぶじ
この年もしめくくれる。
ぐるぐるぐるっと3回くらいまわったように
のうみつで、
そしてついこのあいだ
お正月をしたばかりのように
あっ
というまの
不思議な
365日だった。
ああ
おかしかったけど
ああ
おもしろかった
なやんだことも
くやんだことも
まるごとひっくるめて
よいいちねんであった
みなさま
めにみえるもの
みえないもの
ともにあってくださり
いつもどうもありがとう
よいおとしを
おむかえください。
かしこ

わたしが
わたしたちが
どうして
にんげんとなったのか
なぜ
にんげんはこのせかいにうまれてきたのか
ときどき
かんがえる
いったいなんであるのか
うまれてきてよかったのか
また
ここへ
なにをしにやってきたのだろうか、と。
かつて
ひかりのなかにいたころ
わたしたちはひとりひとり
なにか
なすべきことを
そのなかにたずさえて
ここへ
やってきた
のではなかったか
それをはっきりとおもいだす
ことは
できるだろうか、と。
もし
としつきとせいちょうのなかで
いつのまにかに
それを
くもらせ
まぎらせてしまっているとしたら
そのこえが
みみにとどかぬほど
わたしのおくへおくへ
しまいこまれてしまって
いるのだとしたら
このわたし
ひとりひとりの
ふかくふかくおくそこには
いまでも
あかあかともえる
火のようなもの
しずかにひかる
石のようなもの
このちじょうにまくためにたずさえてきた
種のようなものが
そこに
ねむっているだろう
そこに
すわっているだろう
いまかいまかとひそやかに
そこに
まっているだろう
だから
わたし、
わたしたちは
いちど
ふかいわたしのなかへもぐりこみ
または
かさねられたいくつものおおいをていねいにとりはらい
または
ちんもくのなかに
みみをとぎすませ
まっさらのとき
まっさらのときに
なにがかかれていたのかを
もういちど
つかむ
つかみとる
この身のちゅうしんから
はるかうちゅうのぜんたいから
きこえてくるこえに
めをひらく
そのときひとは
このせかいすべてのものたちと
ひとつであることを
おもいだす
それが
どんなにか
自由であることか
それがどんなにか
へいわであるか
それがどんなにか
こうふくなことであるか
いかに
まもられているか、を
しる
そうして
ひとが
わたしが
わたしたちが
このせかいに
なしてゆくことは
きっとすべて
よいことであるはずだと
わたしはしんじる

今年のクリスマスはどんなふうに過ごすんだろ
そうぼんやりとおもっていたら、
おもいがけず
とても素敵なお誘いをいただいた。
himmel の展示がひらかれる
鎌倉山、山のスコレーにて
うつくしいhimmel の世界観のなかで
ライヤーの山下りかさん、
フードのくしまけんじさんと
ご一緒します。
この人生とこのいちねんに
感謝をして
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2017.12.22 – 26
[ Exhibition of Himmel ]
わたし、わたしから、わたしから外へ、わたしがその中に
ICH、VOM ICH、AUS MIR、ICH INS ES
12.25(mon) [ Himmel X’mas Concert ]
☆キャンセル待ちの受付となりました
ライアー奏者の山下りかさんと、唄い手・さとみによる、クリスマスコンサートを開催します。
ライアーとは、シュタイナーの考えをもとに作り出された弦楽器。
ハープにも似た独特の響きは、魂に調和をもたらすと言われます。
山下りかさんによる美しい音色の演奏の合間には、シュタイナーにまつわる詩を朗読します。
新しい1年に向けて、あなたの心に光を灯す、聖なる夜を共に過ごしましょう。
この日のためにあたたかいスープとパンをくしまけんじさんが特別にご用意してくれます。お楽しみに。
Artist /
-山下りか-
雑誌「オリーブ」のスタイリストを経て渡米。子供をとおしてシュタイナー教育に出会う。
帰国後、喜びあふれるこの教育を心から伝えたいと、手しごと講師、ライアー奏者として活動をしている。
https://www.instagram.com/rystimmung/
-さとみ / kinoyouna -
https://www.kinoyouna.com/
Food /
-くしまけんじ-
http://shokudoukushima.com/
https://kenjikushima.tumblr.com/
開催日:12/25(月)17:00 Open 17:30 Start 〜 19:30頃まで
・
料金:5,500円(スープとパンが付きます)
定員:18名
・
予約方法/ ☆キャンセル待ちの受付
件名は「クリスマスライブ希望」と記入
1、お名前(フルネーム)
2、人数
3、当日ご連絡の取れるお電話番号(携帯電話など)
以上、3点をご明記の上、 jojojojo0307@gmail.com にご予約ください。
後ほど、予約担当・森よりお返事を致します。
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青闇からはじまる聖夜のよる
静謐なしらべとものがたり
ここにあるひかり
ありがとう
ありがとうの
くりすます
おまちしております

わたしが
ひとりでうたうようになって
はじめて
おおさかへ
うたいに
ゆきます
410 → ●
ではじめてうたったのは
数年前
バンドをしていたときで
あのとき
すべてを片付け終わってさいご
お別れの間際に
祝詞を
あげさせてもらった
祝詞はわたしの日々、生活の中にあるもので
だからよけいにむしろ
人前で祝詞をことあげすることは
あのころ、ほとんどなくて
どういうながれだったのか
あのときはおふたりの前で
それを
とてもしずかなくうきで
まもるようにきいてくださり
そして
なんだか感激してくださった
と
記憶している
それ以来
わたし
のやっていること
むしろ
人前用に用意しなけりゃあという
いわゆるどこかでみたことのあるようなかたちでなく
わたしといういきものいきかたそのもの
や
わたしその奥底でひっそりとある領域のもの
からくる
そのまま
なるたけそのままを
だしていってみたらどうか
という
実に勇気のいることを
このわたしに
ふみだす勇気とかろやかさとを
おふたりは
あちこちで
ひっそりと
くださった
きづき
それを
わたしにあたえてくれた
410
という
大切におもう場所で
そのうえ
その節目となる
大切なときに
ここで
うたい
ここで
わをかこみ
めにはみえぬけれど
しっかりとあるなにか
や
時間や時空
おとやからだ
それらをこえていくようななにか
を共有させてもらえることに
ほんとうに
ほんとうに
ちょっと信じられないくらいの
ありがたさと
よろこびに
ふるえている次第である。
17年の築きと18年目の気づき
18周年をむかえる 410 にて
ひとり
ひとりのなかに
灯される
ひかり
のような
きづき
そこからうまれくる
やわらかな
はじまりとおわり
どうぞおでかけください
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『きづき』 410 anniversary event / kinoyouna
410 (大阪) → ●
○ day1
『ことだまとこえ。インスタレーション・ライブ』
こえ ... さとみ (kinoyouna)
Harb tea ... Junichi ogawa
蝋燭・蝋燭装飾 ... rinntohitsuji・鈴木りえ
植物装飾 ... K fleurs
[ 開催日 ]
● 12/17 sun
・Open ... 19:00
・Start ... 19:30
・fee ... ¥3500
(Junichi OgawaさんのHarb teaをお飲み頂きます。 rinntohitsujiさんの"きづきの蝋燭"と。)
・定員 ... 20名
・ご予約 ... aloha410@gmail.com までご予約ください。
(件名を「ことだまとこえ。」とし、お名前、参加人数、ご連絡先をご記入ください。)
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◯ day2
『 what is "voice yoga" 』
わ
になって、
めにはみえないおと、こえ、けはいに
みみから
からだ、わたしのなか、を
ほどいて、ひらく。
母音を手がかりに
ご自身の声で内面に深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークをおこないます。
わたしとせかい、がひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。
voice yoga ... さとみ (kinoyouna)
Harb tea ... Junichi Ogawa
菓子 ... ficel
[ 開催日 ]
● 12/18 mon (新月の日)
・午前の部 ... 10:30〜
・午後の部 ... 14:30〜
・fee ... ¥5500
( Junichi OgawaさんのHarb teaと、ficel さんのレメディと水晶のお菓子をつけて)
・定員 ... 各部 6名
・ご予約 ... aloha410@gmail.com までご予約ください。
(件名を「voice yoga」とし、お名前、希望の部、参加人数、ご連絡先をご記入ください。)
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鎌倉・葉山からは
そもそもの
410さんとのご縁をむすんでくれた
junichi ogawa くんの Harb Tea と、
ご一緒するたびこころふるわされる
ficel. さんのお菓子とレメディが
この旅のおともをしてくれる。
いつかこの方のしつらえた植物の気配と密度のなかで
うたうことを憧れつづけていた
K fleurs さんの植物装飾と、
うつくしい、やわらかな灯りを創造する
rinntohitsuji さんの蝋燭が
寄り添ってくれる。
これは
どんなにか
想像をこえることが
まきおこるであろうか
冬至をひかえ
このいちねんさいごの
新月のころ
こころより
お待ちしております。

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