
待つ、ということ
待てる、ということ
ができます
それは
とてもおおきなちからです
とてもたしかなところへの
みちすじです
待つ、待てる
ということは
しんじる
ということ
/
待つ
待てる
と
いうこと
結果や判断を急がない
外に欲するより
内なる平和を
/
待つこと
待てること
そのことのもつ
たしかさ、
ちから
/
シッダールタは
待つことができます
わたしは
こんなに
なんど、いいきかせても
どうしても
それができなかった
おろか
じぶんだってわかっている
そうやって
たいせつにしたいものを
こわしてしまう
/
ふと
わたしは
あたまがおかしいんじゃないかとおもう
おもうが
信じたい
信じる
大丈夫だ
これでいいんだ
せかいのことも
わたしのことも
しんじている
いま
いまに
嘘のないように生きること
それだけで必死

あせり
は、ひつようない
だけど
今
のほんとうを放出することは
なにより
ほんとう、を、いま、ここに
つれてくる
だから
おそれることなく
ただただありのたけを
いまにのせる
今日
しぬ、という覚悟で生きれ
おそれや不安からくる
あせり
がまんやためらい
それらさえときはなたれれば
/
かなしくなるほど
はてしなく
修行の身
はずかしくても
かくれるばしょもない
うごかしつづける
すべてはとどまらず
うごいていく
この生で
いったい
どこまで
いけるかな

春分
にはゆきがふって
せかいが
まっしろになった
うそみたいだ
と
おもいながら
みちをあるいた
ほろほろ
つぼみをほどき
はじめたばかりの
さくら
ゆきのなかでみあげる
つくし
みつけては、つみ
たべる
このはる
うまれてはじめてたべたけど
これ
こんなにおいしいんだって
しらなかったや
油でじゃっと炒めて
醤油をさっとからませてたべる
とくに胞子のとこが
実につくしらしくて
美味
はるなんだなとおもう
はるなんだなとおもう
やまぜんたいがもわっとして
春の気配をたたえている
うぐいすのこえがする
沈丁花のにおいがする
はるはすきだ
はるは
はるは
はなればなれ
なくこともおおいけど
すきなんだ
かぜではなびらが
とんでくる
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