道々、
山がほんのりひかっている
何故だろうと
一見、枯れ木立を暫しみる
木枝の先
芽吹きの兆しを帯びて
ほんのりひかるので
やはらかくあかるい
山笑う
の
うつくしき
一歩手前
足元には
オオイヌノフグリ
咲き始める
むすこ
その薄青の
ちいさき花をとって
たべる
はるをたべている
誰のせいにもしない
わたしの
いま
を
ほこらしく
わたしのものとする
そんな
いきかた
ありかたを
わたしはえらぶ
むすめ
19の春
お誕生日おめでとう
うまれきて
そこにそうして在ってくれて
ありがとう
随分経ってしまいましたが
明けましておめでとうございます
よくぞ生きぬいた
と
2020年を振り返り
そうおもった
そんな感覚はおそらく
わたしに限ったことではないのではとおもう
冬至へむけた
深い深い闇のなかで
どんなにもがき、苦しんだかしれない
自分自身
との
せめぎ合い
の
くりかえし
波のような
なんどもなんども
襲い来る大波とのたたかい
の、ようなもの。
ふと
何故
何故、とおもっていた
他者への哀しみ憤り、
出来事への深い嘆き
それらをみな
手放したときがあった
ええい、
もうなにもかもわたしが引き受けるわ
もう、ええわ
理不尽とか
アンフェアとか
不誠実とか
誰かにどおにかしてもらわなくとも
もうええわ
わたし
ひとり
立っていくわ
なにもかもひっくるめて
嬉しんでいったるわ
そういう
つきぬけた覚悟
のようなもの
そうしたら
不思議
風が変化した
おなじ場所が
どこよりも恵まれた
幸福となった
そういう
不思議な
瞬間をめにした
そのなかにいた
そうして
年をこえ
あたらしい
2021年というなかにいる
この
あの
感覚を
より深め
たしかめてゆく
その波をつかまえてゆく
日々
いちねんとする
わたしの
意志、意識でもって
それをおこなう
みな
それぞれが
あたらしく
よりよい
わたしへと
ひらき
うごき
ときめき
のってゆくことを
そのたのしさをすばらしさを
創造する
ありがとう
よろしくお願い致します
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