fc2ブログ

  日々、ミカンのこと                 

nalu

11.8 香美市 koya  

うたう、 |


2022101411580345e.jpg



a circle for feeling voice
母音と倍音、声音の環

-好好食飯店のお昼餉付き-

2022. 11. 8 (tue 満月)
11:00 ~ 14:30

葉山時代のコンビ復活、
ワーク後には「好好食飯店」はたなかいくよさんによる
心身の歓ぶ特製お昼ごはんを、のんびりお山を眺めながら
いただきます。

於 koya (高知県香美市日ノ御子)
*場所の詳細はご予約の際にお伝えします

fee : 4,500en

・お問い合わせ / ご予約
haohaosuuhanten0303@gmail.com


…………………

フーヤン あらため 好好食飯店 
はたなかいくよ ちゃんとは、
移住前の葉山時代
月に一度、「ちいさなものかたりとうたの会」
という場をご一緒させてもらっていて
海辺の小さな町のなかの山側にある愛おしい「cibo」にて
わたしは唄い、朗読をし、みなで環になって声を重ねたあとには
彼女の美味しいお昼ご飯をいただく、という
なんとも愉しいことをしていた。

その後
それぞれ不思議で必然のような縁にしたがって
移り住んだのが、高知であった。
高知、とはいってもここは
地図でふふんと眺めるくらいではわからないけれども
想像以上、実に東西に長いのである。
ひとくちにいうと、とおい。

その、東側にいるのがいくよちゃん
西側にいるのがわたし、ということで
わたしたちもそうそう容易には会えるわけではない。

時折訪れる彼女の家、
芭蕉の青々とゆれる美しい家は、
水こんこんと流るる段々畑、棚田にかこまれた
すっぽりと山にくるまれるような
それはそれは特別な景色で
行くたびに息をのむ

これが日常であるとは
いったいどういうことか
これにまさるゆたかさなんて
あるのかしら
くらいに

その家の傍らに小さな小屋があり
ここがまた実に静謐で愛らしい
なんと
ここで唄の環をひらきましょう
ということになった

わーお

当然、ここははたなかいくよ
好好食飯店のお昼餉つきである

わーお

西側(四万十川方面)はちょっと遠くて…という方
朗報です
東側、香美市の日御子(なんと有難い住所であろう)
にて、
季節ごとにそんな環がひらけるといいな、と
おもっています。

その第一回目は、11月8日
この日は
皆既月食/満月
ただでさえなにか人知の及ばぬちからのはたらきそうなお日柄であるが
きっと想像をこえて
佳き場、響きとなることとおもう。
かぐわしく美味しい湯気も待っておる

ああたのしみ

………

環となり
境界線を解いて
耳をすます

技術、優越もなく
ただ声、母音を
ゆるやかに 響かせてゆく

そこに
自ずと立ち現れてくる
"わたし" は、
素であり自然

それは
すべてとひとつである

わたし、
いまここ、
その原初に還る。


身一つでおこなう
母音、倍音を用いる
"声のヨガ" のようなワークです。

人前で声を出すのがためらわれる方
久しぶりに声を出したい方
どなたでも安心しておこなえるよう
ゆるやかに誘導してゆく環、場となります。

ワーク後は、
好好食飯店さん特製のお昼ごはんを頂きながらシェアリング。


立冬
満月
山のなか

心よりお待ちしております






11:47 |  trackback: -- | comment: -- | edit

旅の跡 / 鎌倉山、西伊豆 

未分類 |

20221020162612a66.jpg


十月初日、
むすこの運動会をめがけ
むすめ、来てくれて
はしる、おどる、カポカポで駆け抜ける、など
ともにこの少年の成長を見届け
なんともはや感激、
胸いっぱいになり、
また
あまりにおもろいので
おなかをかかえてわらう

保育園の先生方
また
この環境のすべて
また
はるばるかけつけてくれたむすめに
こころから
感謝する

普段はなんの不足なく暮らしているのであるが
時節もあり、家族ごと等しく区分けされた応援席スペースに
ふたりいるというだけで
どんなにこころづよく
また
翳りなく
こころから楽しみ、やすらいでいられたことか
その場になってみなければ想像もつかなかったが
それを彼女は言葉なく察してはるばる
来てくれたのであろうとおもう

ああ
謝謝だ

さて
その数日後
三人でひゅんと空をとび

HIMMELでの日を迎えた
これに至るまで、いつになく緊張した

というのも
2週間ほど前、
この日に向け
一度打合せをしましょうと
SHIDHE さん、木原健児くんと
ラインプチ会議、そのときに
SHIDHE さんより
「なんだかね、ふっと思い浮かんだことだあって」
と、半ば唐突に
「今回は、Oちゃんの誕生から成長への物語をめぐるようなものにしたい。
それはライブということにとどまらない、動きもストーリー性もある、
演劇のようなものでもあるんだけど…」
なんてことをおっしゃった。

は??

と、わたし。

え、どういうことで??
そんなことできるんかな、できないよ
っていうか、Oちゃんってだれよ?
と完全にうろたえるわたしに
木原氏、しずかに
「あれかな? いつものように朗読をはさみつつ、
自由に移動したり、動きもつけたりすれば
自然なながれでできるんじゃないかな?
CDに添えた詩のような文章からふくらませてみたら…」

この人はまったく、救世主か
と、真底思い、感謝する。

で…できるような気がする。
ちょっと書いてみます。
やってみます。
と応え、それから頭の中はずーっと
Oちゃんのことでいっぱいであった。
とにもかくにも、Oちゃんって誰なんだ

書かなくちゃ書かなくちゃとおもえば
おもうほど、そこから脚は遠のき
謎の掃除をしたりする
「初恋の悪魔」に涙して夢中になったりする。
こまったこまった、ふたりとも待ってるな。。
最期には、
そうだ、わたしが書こうとするからかけないんだ、
これは素直にあれだ、
おねがいしよう、と
高いところにお願いする。
わたしに、ひつようなことを、かかせてください。

そうすると不思議なことに
か…形になっている。
これをなんどか繰り返してなんとかふたりに
テキストと、おおまかな流れを送る。

ああそうか
SHIDHE さんの無茶ぶりめいたことは
このためだったか。

全部あのひとはわかってて、
わたしの「これくらい」を飛び越えさせてくれたのか
と、
すべてがおわり
しみじみ、感謝する。
それにしても
SHIDHE さんと木原健児氏
このおふたりの凄いこと。

けんちゃんの音は自ずと魔法のような空間を生み
SHIDHEさんは絶妙なタイミングと響きで言葉、動きで呼応してくれ
わたしはのびのびと唄い、歩き、座り、ねっころがり、動き回りながら
自由にそこに居ることができた
この三人だから、できたこと

ああ、たのしかった
あたらしいことのはじまり
挑戦は、
緊張はしたけれど
とても意義のある素晴らしいものだった。

午前中のワークも
HIMMMELならではのもの、とのリクエストに
当初頭をひねっていたけれども
ふっと問いをたて、素直にしていれば
応えはやってくるもので、
これまでにない、風通しのいいものとなり
おかげさまで
なんともリラックスした佳い時空となった。


これまでに体験したことのない
そしてまた
ほんとうはきっとやってみたかったこと
は、ひとりではうまれないんだなと
しみじみおもうである。

壁や限界を
いとも簡単につくってしまっているのは
自分自身
ということか


午前中の声のワーク、午後のパフォーマンスライブ
どちらも雨の中
またこの日だけ異常な寒さのなか
濡れながらはるばるお越しいただいたみなさま
ほんとうにありがとうございました。

一度きり
あの瞬間にほとばしり
みなを包み込んだもの
それ共有していただけた同志のようなかたがた

おひとりおひとり欠けることなく
おかげさまで
素晴らしいときとなりました。

庭の植物をあしらい、美しく愛に満ちる空間をしつらえてくだすった
ula’さん、
なにもかもをおひさまみたいに照らしてくれる
木原さっちん、
やはらかくサポートし、場を包んでくだすった
nona さん、
すくすくと成長して屈託なくそこにいてくれた
のいのい、
息子と一日中遊んでいてくれたむすめ、
ほんとうにありがとうございました。

しあわせなことです

........

その翌日より
木原夫妻の新天地、かの西伊豆へご一緒させてもらった。


美しい棚田の稲刈り、
遥か下には青い海がひかり、
清々しい風と気がわたってゆく。

また、その近隣に住み暮らすひとびと
その魅力とゆたかさ
ふたりの仮住まい
うつくしく、居心地の良い日本家屋。
美味しい食事。

そこでのびのびと愉しむむすこ
自ら鎌握り、黄金の稲藁をざっくと刈る
かえる、かに、ばった、かめむし、ななふし、やぎ、
愉快そうにたわむれる。

景色、空気、歴史、風、雨、ひかり、ひとびと
なにもかもを肌身で感じ、
しみじみ
愛おしくたいせつなこのふたりが出会い、みつけたこの場所が
奇跡のような宝物のような処であること
そのことを知れ
なによりもうれしかった。

それぞれみつけた愛おしき地を
互いにこうして往き来できることのしあわせ
ゆたかな縁や可能性は
かくのごとく無限大にひろがってゆく

ああよかった
ああたのしかった

むすこ、夢の新幹線にも一寸乗り
むすめの居にもどり、
三人
ゆっくりとやすみ、わらいころげ、湯に浸り
夜中にむすこ眠ってから
ふたり、新発売ハーゲンアイスピスタチオを
つついたりして
実にやすらかな、幸福に満ちた日々、滞在であった。

お世話になった方々、
隅々まで
ありがとうございました。

謝謝

20221020162621c31.jpg


(写真2枚は、HIMMMEL撮影のものをシェアさせていただく)







17:12 |  trackback: -- | comment: -- | edit

十月、唄の環 

うたう、 |

20221014115738b5d.jpg


遠く
鎌倉方面より、かえってきました
昨夜のことである

素晴らしい旅であった
そのことについては
またあらためて
ここに書くことにして

飛行機から一歩
足の出た瞬間から
この土地へふりそそぐ太陽の熱のつよさ
それによってあたたかな空気を
すこし久しぶりに
吸い込んでほっとする

ああ
いつのまにか
ここは
わがや

そして
我暮らすこのいとおしき土地で
唄えること
月に一度はそのときを持ち得ることを
ああ
こころから
感謝する

このリズムは
わたしにとって
もはや
呼吸のごとくである

そう
すこやかに生き
暮らしていることの
かなめ

ありがとう
止心庵
ありがとう
美佳さん
ありがとう
ここへ集うてくださる方々

そんなありがたいめぐりのなかの
十月、唄の環
おしらせでございます

-----------------

circle for a feeling voice
母音と倍音、声音の環

2022. 10.25 (tue)
13:30 ~15:30頃

fee : donation

於 止心庵

高知県四万十市口鴨川136
https://www.facebook.com/shishinanshimanto

・お問い合わせ、ご予約

070-4413-7126
levelamica@gmail.com

いずれかに、お名前と人数をお知らせください。

--------------------

環となり
境界線を解いて
耳をすます

技術、優越もなく
ただ声、母音を
ゆるやかに 響かせてゆく

そこに
自ずと立ち現れてくる
"わたし" は、
素であり自然

それは
すべてとひとつである

わたし、
いまここ、
その原初に還る。


身一つでおこなう
母音、倍音を用いる
"声のヨガ" のようなワークです。

人前で声を出すのがためらわれる方
久しぶりに声を出したい方
どなたでも安心しておこなえるよう
ゆるやかに誘導してゆく環、場となります。

ワーク後は、
止心庵さんのお茶、お菓子を頂きながらシェアリング。
(お茶菓子代は別途、donation)

-----------------

時折、
金木犀の香りがして
そのたび
きょろきょろする

道にひかる栗の実をみつけると
車を停めて
それを拾う

なんとまあうつくしい
季節であろう

虫の音
新月
秋の風

うつくしく
やはらかな
畳の間
止心庵にて

こころより
お待ちしております




12:41 |  trackback: -- | comment: -- | edit