
七草粥の日
むすこと庭で五種の草を摘み
頂き物の大根と蕪
あわせて七草ということにして
さっと湯がいて
ごぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろせりなずな
唄いながら刻み、
(蓬とかタンポポとか入ってるけど)
うつくしいひふみゆ米で炊いたお粥にのっけてたべた
ああ
ことしも
げんきにたのしくくらせますようにっていう
お祈りのごはん
というとむすこ
すごく嬉しそうな顔をする
さてこの日
香美市 koya に来ていた
月の海 cana ちゃんのところへ赴き
髪を切っていただいた
新年早々
実にすがすがしくしあわせなことだ
幸福感に充ち、さっぱりとする
わたしはもう、canaちゃん以外に切ってもらう選択肢はないかも
それくらいに
彼女のてのひらに髪を切っていただくというのは
「わたし」 を大事にすること
これにまっすぐ繋がる
陽当りよく
居心地の佳い
静謐なる koya の空間
傍らでむすこは
じじばばからのお年玉で、
ここへ来る路自ら購入した
分解できる車、うぃーんじゃー(パワーショベル)を、なにやら巧みにドライバーを使い
ばらばらにして、また組み立てていらっしゃる
そうしてその夜
だいすきなひとたちと囲むテーブルに並ぶ
いくよちゃんごはんの美味しいこと!
ああ、ああ、
好好食飯店!
むすこも名犬チャイとすっかり打ち解け
なかよしふたり
いくよちゃんのごはんは
むろん
数年前、葉山の当初からおいしいのとんがりにいらっしゃったが
そのとんがり
頂点が
会うたび、
そして高知へと暮らしが根付いてゆくごとに
ますます
ますます
どこまでものびのびて
美味しさが増してゆく
つちやねっこやくさぐさたち
はなやかぜやいきものたち
それらと
ゆたかに呼応する
それは
いろどりうつくしく
からだのなかで
ひかって
おどって
よろこびが
しみわたる
そんな
好好食飯店
うるわしの昼餉とともに
立春
あけたての満月
唄の環
かこませていただきます
なんともうれしくありがたきこと哉
koyaに於いては四季に一度
一期一会の場
ご一緒できますれば
さいわいです
…………
a circle for feeling voice
母音と倍音、声音の環
-好好食飯店のお昼餉付き-
2023.2.6 (mon 満月)
11:00~14:30
於 koya (高知県香美市日ノ御子)
*場所の詳細はご予約の際にお伝えします
fee : 4500en (お昼御飯代含む)
・お問い合わせ / ご予約
haohaosuuhanten0303@gmail.com
…
環となり
境界線を解いて
耳をすます
技術、優越もなく
ただ声、母音を
ゆるやかに 響かせてゆく
そこに
自ずと立ち現れてくる
"わたし" は、
素であり自然
それは
すべてとひとつである
わたし、
いまここ、
その原初に還る。
身一つでおこなう
母音、倍音を用いる
"声のヨガ" のようなワークを含めた場です。
人前で声を出すのがためらわれる方
久しぶりに声を出したい方
声の可能性にご興味のある方
どなたでも安心しておこなえるよう
ゆるやかに誘導してゆく環となります。
ワーク後には 「好好食飯店」 はたなかいくよさんによる
心身の歓ぶ特製お昼ごはんを、のんびりお山を眺めながら
いただきまして、シェアリング。
……
立春
日のひかり満つ
山のこや
心よりお待ちしております


二〇二三
はじまり
あけましておめでとうございます
わくわくする方向にしかゆかない
そんな予感に充ち満ちる
年のはじめ
それは
このせかい
どのひとにとっても。
くりかえす
より佳きほうにしかゆかない
と知っている
どんな路をとおっても
路すがらどんなことが起ころうとも
わたしたちはあまねく
よりよきほうへ
むかっている
だから
あんしんして
いま
天と地、水平にひろがる
いちばんおおきなゆめをえがく
さて
としのはじめの太陽が
はじめまして
の瞬間に
ことしはなんとか布団から出ることができた
これは
砂浜で初日の出をみよう
と誘ってくれた
止心庵、みかさんジェフ氏、おふたりのおかげである
まだ暗いうち
目覚ましは鳴って目は覚めたのだが
あまりに布団の外は寒く
まして外へなんてでたらどれだけ寒かろうと
想像するに
では一体親子ともどもどれだけの服を着こんで防寒すればいいのだろうと
考えるとそれは途方もないことにおもえ
むすこ揺り起して尋ねてみるに
いかない
と即答す
やや
確かに彼は昨日熱が下がったばかり
無理はいけない
なんて
思ううちに窓の外が明るくなってくる
確認するに時刻も日の出まで
もうそろそろである
えいや
と起きて
二階と一階のストーブをつける
窓の外にはいまにも顔を出しそうな
うみそらくうき
おどろくような
美しい気配
白湯を沸かし、
上着を羽織って二階にあがる
息子も起きだし
「おっきいりんごたべたーい」
と叫んでいる
何故
真っ赤な林檎、上着を着せたむすこを抱いて
二階へあがる
まあこれを
観ずしてこのせかいを通りすぎられようか
(昨年はさくっと通り過ぎたのだが)
ああ
ベランダ
白湯からのぼる湯気
吐く息しろく
また海からも淡く湯気立ちゆらめく
そこへ
この世へ射し込むひかり
まるくあかくやはらかく
みるみるとその景色は変わってゆく
ああ
しゃくしゃくと林檎
齧りつく音
わたしも横から齧りつくと、これ旨い
まるごと朱く瑞々しい果実
なんと日の出にぴったりのたべものだろう
暫し
ひろがってゆくかがやきのなかに包まれ
はじまった
ありがとう
ありがとう
だいすき
よろしくね
来年こそは
浜までおりる
さて
新年さいしょの唄の環
止心庵は
ひふみの日
一月二三日にひらきます
(日取りを決め、「ひふみの日」と気がついてくれたのは、親愛なるみかさん)
真新しい空気のなか
畳の間
初々しいこの環、こえのなみ
本年も
ご一緒できますれば
さいわいです。
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circle for a feeling voice
母音と倍音、声音の環
2023. 1. 23 (mon)
13:30 ~15:30 頃
fee : donation
於 止心庵 (高知県四万十市)
高知県四万十市口鴨川136
https://www.facebook.com/shishinanshimanto
・お問い合わせ、ご予約
止心庵
070-4413-7126
levelamica@gmail.com
いずれかに、お名前と人数をお知らせください。
………
環となり
境界線を解いて
耳をすます
技術、優越もなく
ただ声、母音を
ゆるやかに 響かせてゆく
そこに
自ずと立ち現れてくる
"わたし" は、
素であり自然
それは
すべてとひとつである
わたし、
いまここ、
その原初に還る。
身一つでおこなう
母音、倍音を用いる
"声のヨガ" のようなワークを含めた場です。
人前で声を出すのがためらわれる方
久しぶりに声を出したい方
声の可能性にご興味ある方
どなたでも安心しておこなえるよう
ゆるやかに誘導してゆく環、場となります。
むすびには、
止心庵特製、うつくしいおやつを頂きながらシェアリング。
(お茶菓子代は別途、donation となります)
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わらったり
なみだぐんだりす
にんげんであることの
よろこび
うつくしさ
こえが
おのおのから
わきいでて
まじりあう
すがた
この一寸が
むげんにもひろがる
初春
止心庵
床の間の掛け軸
庭、野山より活けられし花
凛とおとのするような
こころより
お待ちしております。
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