fc2ブログ

  日々、ミカンのこと                 

nalu

旅の跡 / むすび 

未分類 |

IMG_20230502_164928_854_copy_540x540.jpg



四月旅、むすびをここに記す

小浜をあとに
くみちゃんもともに向かうは
野原
@__nohara_

前日、唄の環囲んでくだすった
おふたりを訪ねて
福知山、山奥の里へ

噂にきく
もののけ道
澄んだ川の流れに沿うてゆく
森を抜け、その山の上
ぽっかりとひらけたところに
そは或る

健司くん
野原ちゃん
ヤギのタパ
お猫たち

その暮らし紡ぐ場の清さ
うつくしさ
静謐さよ

むすこは
健司くんにいざなわれ
梯子のぼり
隠れ部屋のごとき空間に
興奮している

野原ちゃんの
ほろほろと、やはらかく包むような
美味しいお料理
御ご馳走さまでした

庭より虹描き水を撒く
その末尾の
滴、ひかりもて
地へ降りてゆくさまの
うつくしき
煌めき

おふたりの纏うておられる
気配そのまま
繭にくるまれるような
しあわせなひとときとなりました
憧れの地
よせて頂き、こころより感謝



愉しきときは瞬く間に
夕暮れ迫り
手を振り振り
向かうは
丹波

薪火野
@makibino_
だいちゃんと
まこちゃんの処へ
@ichi_to_ni_1_2

こちらにも
隠れ部屋のごとき
屋根裏部屋あり
ここに
ふかふかのお布団を
敷いて待っていてくださる

そして
その夜
頂いた、まこちゃんの
お夕餉のうつくしかったこと
また
美味しかったこと

ひとつ口に運んでは
涙ぐむような
彼女の
大切が込められた
ごはん

密かに憧れの
まこちゃん特製
ハンバーグとセロリご飯やないかーい


うるうる

紅の豚からナウシカへ
興味移行しつつあるむすこに
ふたりそれぞれ持っていた大切な本
二冊のうち、一冊の
「シュナの旅」
を頂く

訊けば、
おふたり
また
野原の健司くんも
その創造の一端にこの本が
影響しているという

宮崎駿の偉大さと
その偉業、素晴らしさに感謝しつつ
蒔かれし種のうつくしき実りに感じ入り
雨音に包まれ眠る

翌朝
薪火野のパンの美味さに唸り
しみじみ
そのしあわせを噛みしめる

パン焼窯も拝見
彼のこれまでの歩みし物語を訊き
この有り難さ
深々と増す

うつくしいひとびとが
このせかいに
いきている
やはらかく
ひとあしひとあし
すすみ
その
せかいはぐくみ
ひかり

雨のなか
麦畑で蛙、追いかけ
濡れそぼつむすこと
ふたり
手を振りて
家路へとつく

その道すがら
ふたりに教わった温泉
助七旅館の名湯に浸かり

岡山へ
途中ガソリンを切らしかけて
高速を降りたため
着いた頃にはとっぷりと
日も暮れていたが
kayahaya coffeeさんで小休止
@kazahayacoffee
うっとりするような空間で
美味しい珈琲と
プリン、抹茶のテリーヌを
ゆっくりと頂戴して
つくづく
この麗しい旅は終わるのだなとおもう

すっかりと夜闇のなかを
名残り惜しくも走りに走り
気がつけば
波音のする
我が家
我が町へと
還ってきた

そうして
初夏の気配のただ中にいる

いとおしいせかいに
いとおしいひとびとが
くらし
いきること

また
はなれていても
そのいのちさざなみのように
ふるえあって
つながり
ともにいきていること

そんなことをおもう
ありがたく
しあわせに
よろこばしく
おもう

方々でお世話になりましたみなさま
真に
ありがとうございました

またお会いできますこと
心待ちにして
日々をすすみます




IMG_20230502_164928_964_copy_540x540.jpg


15:59 |  trackback: -- | comment: -- | edit

旅の跡 / anam cro 

未分類 |

IMG_20230427_190719_309_copy_540x540.jpg



旅の跡 / anam cro

続 四月の旅
福井を海沿いに南下
小浜という町へ

到着したのは日没後
闇のなかでも
うつくしい町であることを
山々の間、気配に感ずる

anam cro
@anamcro
出迎えてくれたくみこちゃん
開口一番に云ってくれるは

来てくれてありがとう

という言葉だった

いやいや
こちらこそ
お招きしてくれて
ありがとうですほんとうに

玄関より中へ入ると
いや
入らずともここが
並々ならぬ気配満つる場であり
呼吸、身体の速度が
自ずとゆるやかになる

静静、としか進めないのである

植物たち
精霊たち
あらゆるものたちが
ここに
敬愛しあいともに在る

ああ
ここへ
来られた
わたし
わたしの人生よ

そんな滞在と経験であった

暖炉の前
焚べる薪火を眺め
飲食を頂き
彼女の暮し 
生きる様をともにしつつ
語らい

4歳
むすこは
くみちゃんの御子
12歳
暦くんの独特にやはらかな気配や佇まいと
また彼の愛する世界を垣間見つつ
背中追いかけ
昆虫や恐竜の図鑑
また秘蔵っこの生き物さんたちを
みせてもらい
中庭にて苔を収集し
ひそやかな
憧れの眼差しである

わたしはといえば
終始
夢心地であり
また
ゆったりとしながら
呼吸とともにあり
意識的であった

翌日
唄の環
これがまた
言葉を超えている

この日
この場を
ともにしなしえた
方々
また眼にはみえぬ
あらゆる
方々と存在たち
まことに
ありがとうございました

どこまでも深く
安寧がそこに在り
そのなかで
わたし
わたしたちは
身心魂を委ねておりました

そこに生まれくる
おと
こえ

それらは
これまでに聴いたこともなく
このうえなきもの
初々しく
またずっとずっと
ここに在るもの

成る

場のはじまりに
摘みたてのハーブ
ペンデュラムが導いてくれた
フラワーエッセンスの滴

それぞれのなかに

場のむすびに
この場で
蒸留されし月桃の滴
また
環の真中で花たちより
声、波動で転写されし水

それぞれのなかに
沁み入り
わたし
わたしたち
となる

庭にて
花摘みを手伝ってくれし
むすこ
それ導いてくれし
くみちゃん
ありがとう

anam cro

nalu
ふたつの
めにはみえぬせかい
融合なしえ
想像を超越した
とき
経験となりました

くみこちゃん
隅々まで
ありがとう

そう、彼女はあらゆるものに
敬称
○○さん
と呼ぶ

ペンデュラムさん
月桃さん
文旦さん
恐竜さん
……

あまねくものに
敬意を払い
それがごく自然になされていることは
むすこ 暦くんをみればわかる

幾つもの学びと確認
驚きと感激
しかと
賜りました

anam cro
(魂の小屋)
と、その名あらたにしたその
はじまりを祝福するセレモニーのような
一日となれましたこと
そこに
居合わせられましたこと

みえるもの
みえないもの

すべての導きとはからいに
歓びと
心より深く
感謝申し上げます



IMG_20230427_190719_190_copy_540x540.jpg


15:57 |  trackback: -- | comment: -- | edit

旅の跡 / だいこん舎 

未分類 |

IMG_20230424_190139_203_copy_540x540.jpg



旅の跡 / だいこん舎

ずいずいと日々
経過してゆけども
旅の記憶、御礼をここに

福井 越前町
だいこん舎
三年目、三度目の来訪
またここで
再会叶う方々
初めましての実る方々
ご一緒頂きまことに
ありがとうございました

そしてまた
唸るほどに
美味しお蕎麦はだいこん舎

わたしゃー
ここのお蕎麦が心底すきだ

こたびもまた
胡桃だれのもり蕎麦に
山菜のかき揚げ
黒蜜蕎麦がきの甘味
絶品にござりました

ああ
また直ぐでも食べたい

ここでのご縁を結んでくれた
ひら
弘子ちゃん
@hira_nui

昨年は彼女のお腹の中にいた
ちいさきひとも
この世にうまれ
そのお姿にも会え
うれしかった

ふわふわと
やらかい赤子の匂いのする
ひかりのような御子

また環の間
むすこをずっと観ていてくだすった
弘子ちゃんのお母さま

おかげさまで彼
念願のくるくる滑り台でも遊べ
いといと伸びやかに笑い
愉しそうで
真に有難かったです

近隣の名湯
花みず木温泉 
そのとろりとした湯に浸り
ほっかほかのつるつる
親子共々
しあわせなことでした

また来てねと仰ってくだすったこと
有難く
ふたたび参れましたなら
深く深く
さいわいにおもいます




IMG_20230424_190139_230_copy_486x464.jpg

15:54 |  trackback: -- | comment: -- | edit

旅の跡 / ひふみゆ 

未分類 |

IMG_20230420_192927_015_copy_540x540.jpg


ひふみゆ

和美ちゃんと
正観くん
@hifumiyu_

このふたりの暮らす地
佐久へこたび
ゆくことができて
ほんとうによかった

ふたりのここで
むすび
育んできたすべてのこと
それは
それは
やはらかく
あわやかで
同時に
足取り確かで
すべてにおいて
それは
やさしい

ここで
おふたり
忙しいなかも
時と場を丁寧に設え
わたし
そして
環に集う方々を
お迎えしてくれました

うれしかった

むすこも
毎年のようにここへくるたび
ふう と とわ
猫にゃんたちとも
顔見知り
いつの間にか
その距離、縮んできたことにも
そっと驚き
ふふふ
となる

またこの日
集うてくだすった方々
それぞれが
ご自身のなかに
はっきりと
なにか
ひかる
確信のようなもの
それは
自分本来のひかり
のようなものであり
そこを生きる覚悟
そして希望、手がかり
のようなもの
であったのかもしれない

それは
それは
美しく
尊いもの

感じさせて頂きました

それらについて
また
おのおのの深きところに
触れ、探り、手繰り寄せ
大切なことごとを
夜更けまで
話し、笑い、涙ぐんだこと
わすれません

あまりに愛おしく
あまりに
しあわせなこと

そう
わたし
しあわせものや!

ありがとう
ひふみゆ
ありがとう
佐久の地

十二館さんの温泉に浸かり
その湯の美さにうなり
その水を汲み、賜り
一日
蓼科へ居を移して間もない
友人 植草奈緒ちゃんを訪ね

桜の下
奈緒ちゃん手製のお弁当を
しみじみ
目を閉じ噛みしめながら
食み
遊び
白き山々姿に
心震わせたりして

旧式のトラクターにまたがる
息子も大満足である

車で参る距離感に我ながら
一寸ためらうも
ここへ来させてもらえて 
ほんとうによかった

ひふみゆ 
唄の環に
来てくださった方々、
ほんとうにありがとうございました○

これらの一欠片が
それぞれの 
ふとした一寸の
御守りのようなものに 
なりますれば
さいわいにおもいます。



IMG_20230420_193251_256_copy_540x540.jpg




IMG_20230420_193251_262_copy_540x540.jpg



15:30 |  trackback: -- | comment: -- | edit

koya 唄の環 / 立夏 

うたう、 |


HORIZON_0002_BURST20230401133333718_copy_494x508.jpg

ふと
息子の云う
ぞうって、どれくらいのおおきさなが?

ぞうか
それは…とこたえかけて
これは己の眼でみたほうがよろしかろう
と思い直し
春休みは動物園へいってみることにする

正直なところわたしは檻とか囲いに入れられた動物たちを
観るのがあまり快くなく、苦手である。
が、ここはひろびろとしていて心苦しくないよ
とのはなし。

なるほど
敷地はわりとゆったりとしていて
キリンもしまうまものんびりした佇まいである。
息子によく似たカワウソは三種類もおられるし、
ビーバーもくるくると
水の中を回転しながら泳いでいる。

しかしまったく事前に調べずに来たのだが
ここにぞうはいません
と、途中で気づく
あらら

チンパンジーとガラス越しに
腰かけて、
なにか神妙な顔をし合っている。

広場のトランポリンでは
このまま夕方になるのではないかというくらい
ぽよんぽよん
飛び跳ねている。

室内の動物たちはなんとも
空見上げること
春の新鮮な空気吸うこともかなわず
その眼もどこか彷徨うようであり
ごめんね、ごめんね、と云うしかない

わたしだったらむり、
と強烈におもうからである

さて
ひとまわりぐるり周り終えて
大きなからくり時計がある
息子はこれを当初からみたいみたいと
云っていたのだ

予定ではこの後ひとつ
寄りたいところがあり、そこは今出ないと閉まってしまう
うーむ
と考えたのち
そう、今は春休み
彼のよろこぶところをみたいのだったと
思いなおして息子に告げる。

ぴょんぴょん飛び跳ねて
時計の前に鎮座し、時を待つ
4時きっかりに
ういー---んと音がして
軽快な音楽とともに
ワニ、りす、うさぎ、おさるなど
カラフルな動物たちがからくりの仕掛けから厳かに
繰り出でる
三分ほどであったか
それらはまた静かにしまわれてゆく

おしまい

さて、さんざん歩いて足も疲れたし
近隣の温泉に入って帰ろう

さて本日の動物園
彼にとっては初めてのどうぶつえん
ぞうはいなかったけど
なにが一番だった?
と、わたし

わたしはビーバーがかわいかったなあ

うみは?と問うと
彼曰く
「からくりどけい」
とこたえる

「あのからくり時計みたいから、
またこようね、かか」

そういえば
かつて同じ歳くらいだった娘も
どうぶつえんで
ぞうの前で
石をひたすら拾っていたっけ

さて
そんなことはいいとして

季節はすすみ
立夏

四季に一度のお愉しみ
好好食飯店 うるわしのお昼餉つき
koya 唄の環のおしらせです

……………

a circle for feeling voice
母音と倍音、声音の環 / 立夏

-好好食飯店のお昼餉付き-

2023.5.10 (水)
11:00~14:30

於 koya (高知県香美市日ノ御子)
*場所の詳細はご予約の際にお伝えします

fee : 4500en (お昼御飯代含む)

・お問い合わせ / ご予約
haohaosuuhanten0303@gmail.com



環となり
境界線を解いて
耳をすます

技術、優越もなく
ただ声、母音を
ゆるやかに 響かせてゆく

そこに
自ずと立ち現れてくる
"わたし" は、
素であり自然

それは
すべてとひとつである

わたし、
いまここ、
その原初に還る。


身一つでおこなう
母音、倍音を用いる
"声のヨガ" のようなワークを含めた場です。

人前で声を出すのがためらわれる方
久しぶりに声を出したい方
声の可能性にご興味のある方
どなたでも安心しておこなえるよう
ゆるやかに誘導してゆく環となります。

ワーク後には 「好好食飯店」 はたなかいくよさんによる
心身の歓ぶ特製お昼ごはんを、新緑瑞々しいお山を眺めつつ
いただきまして、シェアリング。

……

この春分より
いよいよ毎金土曜日、
ここで開店したばかりの
「好好食飯店」

居てもたってもおられず
オープン翌日にお邪魔した

手製の看板も、
傍らに活けられた朱い椿の花も
なんとも
こころわきたつような
いくよちゃんのせかい

運ばれくる食事の
まあなんて
隅々までゆきわたる
ごちそうであろうか

それはそれはおいしくて
ひとつひとつ、うなりながら食べる
はたなかいくよ
彼女のやはらかにはなひらいてゆく
世界のとんがりは
実にすばらしい

そんな好好食飯店
この日のための特別メニュー
立夏 季節のお昼餉

ご一緒に囲めましたなら
さいわいです

青々と天にのび
風にそよぐ芭蕉の葉
うつくしき
日ノ御子
白き小屋

こころよりお待ちしております。






12:45 |  trackback: -- | comment: -- | edit