
昨年は年末に、大切な友人たちが
なんと3人も、続けざまに出産して、
ひじょうにめでたい年でした。
で
そのひとり、
学生時代の友人のお宅に先日、
娘を連れておじゃましてきましてん。
うまれて3ヶ月という ちいさいからだは、
まぶしいようで
触れるのもこわごわ。
娘もつい6年前はこうだった、
というのが嘘みたいに
ちいさな手と足は、いのちが透けてみえるようで
感激する
赤ちゃんという存在は。
なつに彼女に会ったとき、
ふくらんだお腹にすっぽり入っていたのと
これが同じからだなのか……とおもうと、
自分だって同じようにかつて子を生んでおきながらなんだけど
やっぱり神秘的でした。
すごいね。
その、
はじめてのいのちを生んで3ヶ月足らずの彼女が
ぽつり、
「ほんとうに大事なことには
理由なんてないのよね。
理由があることなんて所詮、その程度のものなんだって
この子を生んでおもったよ」
と、いいました。
その言葉が無性に
わたしのひだひだに触れまして、泣けました。
ほんとうにそうだ、と
わたしもおもう。
彼女のいう言葉には、
わたしは幾度となく真髄を突かれたような気持ちになる。
そんな友達がおります。
しあわせなこってす。
今夜は満月で、
まんまるの月が、遠く、きれいでございます。
明日はいよいよ雪が、ふるかしらん。
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