月食をみた。
ここは、宇宙というものの中にあって
お日さまと
月と、
星々、
そのただなかにある。
そのなかでぐるぐるしている一点
が、わたし。
自転車こぎながら月をみて、
首がいたくなるくらいに
空を見上げ、
口をあけ、
吐く息が白く、
ひとりで、
空気がつめたい。
月はみるみる細くなって
星が浮き出る。
すっぽりと重なって薄ら赤い月は
こわいくらい。
すごいところに、我々は生きている。
そうしてもってわたしというやつは
きっといつまでも不完全だ。
よくも、わるくも。
時間も、記憶も、嘘も、事実も、
なにがほんとうだか、もうよくわからない。
何度もみうしなって
何度でもつかむ
かなしいような、
おおきいような、
おろかなような、
おかしいような、
くりかえし
それでいいのかもしれない。
どうなんでしょう、おつきさん。
ここは、宇宙というものの中にあって
お日さまと
月と、
星々、
そのただなかにある。
そのなかでぐるぐるしている一点
が、わたし。
自転車こぎながら月をみて、
首がいたくなるくらいに
空を見上げ、
口をあけ、
吐く息が白く、
ひとりで、
空気がつめたい。
月はみるみる細くなって
星が浮き出る。
すっぽりと重なって薄ら赤い月は
こわいくらい。
すごいところに、我々は生きている。
そうしてもってわたしというやつは
きっといつまでも不完全だ。
よくも、わるくも。
時間も、記憶も、嘘も、事実も、
なにがほんとうだか、もうよくわからない。
何度もみうしなって
何度でもつかむ
かなしいような、
おおきいような、
おろかなような、
おかしいような、
くりかえし
それでいいのかもしれない。
どうなんでしょう、おつきさん。
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