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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

こわい 

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korehakawaii


こわい、
という感情についてふと、考える。

どうしてひとは、わたしは、闇がこわいんだろう。
真昼間は広い、古ぼけた家にひとりでいても
ちっともこわくないし、
むしろときにひとりはのびのびとさえする。

だのに夜も更けて、
たのみの娘が早々に眠ってしまうと
ひとりでオフロに入るのがこわい。
かといって、顔を洗うのさえこわい。
だから音楽をきく。
うんと陽気なやつをきく。
愉快にラッパが鳴り響くやつをきく。

そうして元気をつけたりする。
とりあえず、今日の汗と匂いを洗い流すために
オフロ場へひとり、
すっぱだかで入ってゆく勇気を
さずけてくれたまえ。

さて、
何故ひとは、暗いのがこわいんだろう。
暗いのになに、支障があるか
みえないから?
みえづらいからか?
ずっと昔、暗い中で何かひどい目にあったのか、
暗がりを襲われたのか、
なんだっていってこんなに
ぞわぞわしてしまうというのだろう。

昔のひとは森のなか、
闇を歩く活発な獣によく襲われたのかもしれない。
奥底にある、そういった記憶なのか。

高いところがこわい、
顔を水につけるのこわい、
おおきな音こわい、
にらむ目がこわい、
痛いのこわい、
血が出るのこわい、
きらわれるのこわい、
大事なひと失うのがこわい、
あとはなんだ、
こわい映画こわい、
ジェットコースターこわい、
落ちるやつこわい、
隣の家に夜中救急車がとまって、どたばたする音がするとこわい
すぐ近くにふとしたことで、
なにかを失うことがあるのだということを
耳元から全身に聞かされているようで、
ざわざわしてしまう。

だから音楽を聴く
うんと陽気なやつをきく。
オフロへ入っている間なんとかこわがらないための蓄えを今きいておく。


人はどうして暗いとこわいのか
明日、娘に尋ねてみよう。


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