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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

同じ夕日 

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onajiyuuhi


昨日は同じ夕焼けをみた。

同じとき、
同じように海を向いて
同じ夕焼けをみていた。

自転車をこいで、
家へかえる道のむこう
海のほうがひかって
まぶしかった。

これはこれは、
娘と海へいってみるやつだ、と
急いで玄関をひらくとそこはもぬけのカラで
テーブルの上に、小さな紙切れがのっていて
あそんできます
6時にはかえるね
と、娘の文字。

そうか、そうか、
遊んでいるのかと、ひとり、
洗濯物をとりこんで
海へ行って、それをみてきた。

波がしずかに波打って、
あちら側の雲の中に夕日が見え隠れ
する。

それをじーーとみた。
誰かの吹く、ほら貝の音がする。
わたしも小さく、それに声を重ねてみたりする。
魚がはねて
ひかる。
うみが
なみが
うごいてひかる。
色が、雲の中に消え入るのを見届けてから
お礼を言って、
今度こそ娘より先にと、とんで帰った。

ほどなくして、
カラカラと帰宅した娘に
今日はだれとどこへいっていたの?
と訊くと、
うん、
ひとりでうみへいって
それから児童館をまわってきた
という。

夕日をみた?
ときくと、
うん。

いつもの、彼女がよく夕日を眺める岩に腰かけて
それをみていたらしい。
なーんだ、そいならわたしもそこへ
いけばよかった。

ほら貝のおと、きこえた?
うん。

そう遠くない
となり同志の浜へいて
同じものをみていたことが
わたしはうれしかった。

ちゃんとわたしらは
ちゃんとつながっている。

ときに喧嘩をして、
傷つけて
傷つけられても
ときどき、不安になっても
さみしくてひとり、泣くことがあったとしても

きっとつながっている
わたしらは
ちゃんとつながっているのだ。


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