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  日々、ミカンのこと                 

nalu

夕空に龍 

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2014,07,satomi 052



夕暮れにふと、餃子をつくる手をとめて
二階にあがりベランダにでる。

一日の太陽でふかふかになったバスタオルをとりこもうと
空を見仰ぐと、
まるで一匹の龍の姿のような
のびやかな雲がある。

ゆうゆうと、とびが旋回してとぶ。
カメラをとりにいくその一瞬にも
この世界は変化してしまいそうで惜しいほど
の、空がある。

顎をあげ、首のうしろが痛くなるまでぐるり
天界を見げる。
なんて美しいものが、
ふとした瞬間にみられるのだろう。
それは
なんて幸福なことだろう。

遠くガザの空も、
夕焼けに染まっているだろうか
それとも
空爆の炎や煙でおおわれているだろうか。

ときに自然の引き起こす災害で
多くの人が、生き物がしぬ。

また一方で、
人の手による爆撃や砲弾で
多くの人がしぬ。

それは本当に、必要な、いたしかたのないことなのか。
人の意志、人の手で、
後者はとめられる。

小さな子供が、目の前で父や母が血まみれになってしぬのをみる。
また
母が父が、わが子の手足のふきとぶのをみる。
動かなくなった血まみれのわが子を抱く。
住み暮らす家が砲撃で粉々になる。

その恐怖を、おろかさを、
どうかすべてのひとが想像できますように。
こんなむごたらしく、おろかなことは
一刻も早くやめるように。

うつくしい旋律の唄 「ドーナパーチェン(我らに平和を)」 を
口ずさみながら、
心の底から祈り、願う。

人が人であることを恥じない生き方を
全ての生き物ができると
わたしは信じる。
だからこそ今日を、
明日を生きるのだ。

本日より、
辺野古へいってきます。

15:20 |  trackback: -- | comment: -- | edit