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  日々、ミカンのこと                 

nalu

絵本 

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入院中、むすめは毎日やってきて
あれやこれやを届けてくれた。

自家製えほん。
ばーばとみにいった映画を
むすめっこなりに再現してくれたもの
を、
連日書いては
読んで聞かせてくれた。

じじばばと除夜の鐘をついた翌日
(つまり元旦)には、
ちっさな鐘つき台。
これでママも鐘をつきなさい、と。
朝から紙粘土をこねまわしてつくってくれたのらしい。


突然おなかを切ったりするし、
傷は痛いし、
大晦日だってのにおかゆと離乳食みたいのしかたべらんないし、
ますますやせっぽっちになってゆくし、
ひるひる
やたらと心細くなったりしていたもんだから
それは、それは、
うれしかった。

ありがとう。
来年こそはいっしょに、除夜の鐘をききましょうよ。


こんなふうにして、
支えなきゃいかないひとに支えられて
やまだは生きている。
まるでなさけないけれど、
ほんとうにありがとう
たったひとりの、むすめさん。
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