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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

MEME 

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MEME(ミーム) という名の冊子がある。
どこにもみたことのないような、
深く、溜息のでるほどお洒落で、
それでいてしみじみと深呼吸するような、
自分自身にあたらしく出会うような、
とても、すてきな本である。

編集・発行人・筆者は
山のスコレーの主・小川純一くん。

一昨年末に発売の第一冊目は、
香りの人・WELT さん、そして朝の過ごし方について。
深々ととても良い内容だった。

年に一度くらいのペースで、丁寧に発刊されるそのMEMEの第2冊目が
このたび、発売になりました。
そしてそれがどういったわけか、
今号の主題は娘の、真朱。

おおきくいうと、
今新しく生まれてきた子どもたちについて。
親としてはなんだか、おこがましいような気持ちもありながらも
小川くん独自の視線で語られる言葉が
すうっとこころに入ってきて、
内に広がって、涙ぐみ、空を仰ぐような、
本当に素晴らしい一冊です。

今後のライブ会場でも、若干数販売いたします。

さて、
わたしにとり、世界にたったひとりの娘は
もうまもなく13歳になる。

13歳、は魔女が独り立ちする年齢で
世界中の多くの先住民族たちの通過儀礼でも
13、または14歳がそういった歳にあたるのだそうだ。

なにかがおおきく、
変化をするとき。
ひとつの扉がひらく、大切な節目。

そんなタイミングでこのお話をいただいたことを
不思議ながらなにか、意味のあることのようにもおもう。

ただここで、誤解しないでほしいのは
娘も、わたしも、むろん完璧なんかではまるでない。
迷ったり、悩んだり、お互いにつんけんすることもあったり
それで落ち込んだり、を繰り返してもいる。

葛藤をしている。
はたしてこれは、
むすめの、もってきたそのままを守ることなのか、
わたしの、理想や観念を押し付けているのか、
ときに、わからなくなって、うろたえる。
そんなふうにして、ずっとここまであるいてきた
ようにおもう。

わたしは、娘が生まれてからというもの
私たちがこれまでつくってきた世の中の、
ほんとうはどうでもいいことだのにまるでそれが立派とか優れているとか
思われがちなほんとうではないことごとで、
つるつるぴかぴかの柔らかい感性を汚したくないとおもってきた。
ほんとうはどうでもいい価値観だとか、うそっこのもの、溢れる情報と物質のめまぐるしさを
たぶん、
憎んできた。
私はそれらから、覆いをかけて娘を守ろうとしてきた
ともいえるかもしれない。
のだがときに、はて、その私の考えは、ほんとうのことなのか?
と、ぐらぐらすることがある。
何がいいのかわからなくなって途方に暮れることがある。

(それはたぶん、「憎んできた」からなのだとおもうけれど)

とくに、この9歳から先のいわゆる思春期まっただ中の
年頃の娘と対峙していると、
どーんと壁にぶつかったようになることが
多くなったかもしれない。

そんなとき、MEMEの話を小川くんからいただいた。
正直、
え、うちのこんなんでいいの?
という思いもありながら、
小川くんが今号で伝えたいこと、
未来がどうなってゆくのかということと、
今あたらしく次々生まれている子どもたちの新しい感性と感覚について
あまりにも的確に話してくれるのをきいて、
ああ、素敵な本になりそうだ、と
胸が高鳴った。

小川くんからの話をいただいて、
はっきりと、自覚したことがある。

今の子どもたちは、
私たちの世代より確実に
生まれながらにして上をいっている。

それはむろん、娘に限ったことではなくて
おそらく、いま生まれてきている
いま、子どもでいる世代はすべて。
上手く説明できるか自信はないけれど、
(的確な言葉は、どうぞMEME をお読みいただきたい)
それは私たちより「大人」というのとも違う。
何か、魂(たましい)的に先を歩いているんじゃないかしら
と、感じる。

たとえば、はずかしい話だけれど
私がもごもごしている隣で、
ふと言う娘の言葉には妙に説得力がある。
私が自分自身の負の感情を抑えきれずにいる隣で、
娘は、すっと冷静にある。
私たち世代がこれまで生きてくる中で知識として、
時間をかけて備えてきたこと、
試行錯誤を繰り返して構築してきた今の結果などを
すでに、内側にもって生まれてきているのだ
と、感じる。
これを進化、というのかもしれない。

だからやっぱり、私たちは教えるよりむしろ、
彼ら彼女らから教わることのほうがずっとずっと大きい。
だから、
くだらないことで彼らを染めてしまうことなく、
彼ら彼女らのもってきたものをそのまま
この世界に解き放てるよう、
私たちはあればいいだけなのだ。

そうおもえば、肩の力もとたんに抜けるし
未来は、今は、明るくみえてくる。

そんな彼ら彼女らとともに今を、生きられることを
幸せにおもう。
ありがとう、娘。
ありがとう小川くん

MEME ぜひご覧になってくださいね。

「MEME」
spirit & life magazine issue #02
"fairylimb" フェアリー・リム
                    800円(税抜き)

詳細は → http://junichiogawa.com/

かしこ

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