
拝啓
我が家には、
リスが住んでいる。
2階の娘の部屋の窓の雨戸の戸袋に
巣をかまえているらしく
それは私たちがここへやってくるより以前から
のことであるようなので
先住は彼または彼女である。
引越し前の大掃除のとき
長いこと閉まりっぱなしだった雨戸をあけようとするも
その戸袋にてごたえがあって
なかなか入っていかなかった。
あれ
とおもってのぞいてみると
そこには枯草がどっさりつまっていた。
なにかの巣だな
と思いながらも
ごめんごめん、
雨戸はあけなくちゃなんないからごめんね
と少々の枯草をとって
なんとか雨戸をしまった。
だからもう
そこに先住していた生き物は帰ってこられないかなあと
申し訳なくも思っていた
けれどもなんのその、
ちゃんとリスは生活をつづけている。
ある朝娘が
戸袋からとびだし
手すりをかけてゆくリスをみたという。
夕方にはどこからともなく帰ってきて
からからがさがさ音がするという。
私も先日
ふと帰宅したリスと目が合った。
ふわふわのしっぽをした彼または彼女は
じ
と、しばしこちらをみて
それからそそくさと入っていった。
どうも戸袋から階段側面の壁
屋根のどこかまでそれはつながっているらしい。
あちこちを
かけまわる音がする。
さてさてさて
前置きが長くなりましたが
4月・ちいさな物語とうたの会
のお知らせです。
春の葉山はうんと気持ちがよく
一番よい季節です。
ぜひどうぞ
おでかけください。
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ちいさな物語とうたの会
story of Apr.
4月28日(火)
at umi studio 1F → ●
15:00 より小一時間
自由料金
今回の物語は
エルサ・ベスコフの
「もりのこびとたち」
なんとも憧れてしまう
こびとたちの暮らしを描いた
だいすきなおはなしです。
・・・・・・・・・・・
おとなさんもこどもさんも
くるりとわになって
あたたかな時空となりますように。
おまちしております!
かしこ
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