
娘は保育園のころから
色水をつくるのがすきです。
あちこちで花を摘んできては
きれいな色水をつくる。
そうして
「ジュース屋さん」
をはじめる。
すこし前のことだけれど
オシロイバナ
彼岸花
名残り惜しく咲く朝顔
はっぱいろいろ
などを
ほくほくしながら摘んできて
バケツ、カップ、などをお風呂に運んでこもる。
開店用のチラシ、サービス券なんてのもつくって
配りに来る。
チケットには
「100円サービス むりょう」
と、どっちなんだかわからないこともかいてある。
小さなメニューにはセロテープをぴっちり貼って、防水に。
「お茶ください」
というと、
薄緑の色水を注いだカップに小さなはっぱを浮かべてでてきたり
なんて
小粋なこともする。
お代はおいくらとたずねると結局のところ
「お金をかけずにつくってますから、ただです」
と店主。
成長ととも、遊びもすこしずつ進化
するであります。
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