日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

水はみどろの宮 

うたう、 |

kasper山福朱実[1]

この小さな町に
この春、
一軒の本屋さんがやってきた。

名をば
Kasper  カスパール
という。

窓の大きな
まっくろい建物。

娘もわたしもその店開きを
いまかいまかと待ちかねて
開店日には朝一番にいって、
その本の棚にならぶ面々に挨拶をした。

その背表紙
タイトルの名前を読んだだけで
胸がふるえて泣きそうになるものもあるし
ひょっと手に取ってぱらぱらとめくると
簡単に涙がでてくるので
うかうかしていられない。

なにを大事に一冊を
選んでいるのか
それはつまり
なにをだいじにいきているのか
それが
みえる

この店主のマオさんを
わたしはすきだ。

娘は少々値段のいい
でもものすごくいい本を選んでみせてくるので
つい
これは家宝に、と連れて帰る。

いい本屋さんがあると
町はゆたかだ。

さて
こんなにもすきでいる場所で
ふとわたしにも唄わせてもらえる機会をいただいた。
うれしい
なんてものじゃない。

それは
「水はみどろの宮」
という物語
その挿絵原画展が開催されるとのことで
それにともなってひらかれる朗読会に
わたしもよせていただく。

この物語が
この挿絵、木版画が
すばらしい。

マオさんが語ってくれたその物語のさわりをきいただけで
もう、とりことなってしまって
本を手にしてその挿絵をみてはたまげてしまって
今は毎日、読んでいる。

・・・・・・・・・・・・

2016. 9. 18 (sun)
「水はみどろの宮」 挿絵原画展 朗読会

16:00~
ところ : BOOKSHOP Kasper → 
料金 : ¥1,500+1drink (中学生以下無料)
出演 : 山福朱実 (朗読 唄)
     末森樹  (guitar)
     kinoyouna / 里美 (朗読 唄)

予約 : 046-874-7031 / info@kasper.jp

「水はみどろの宮」
石牟礼道子 作 ・ 山福朱実 画
川の渡し守である祖父に育てられた少女お葉は、山で千年狐のごんの守と出会い山の声をきくようになる。
―― 自然への畏れ、精霊たちの声、水が呼び起こす生きものたちの原初の声。


・・・・・・・・・・・・・

この日
挿絵を描く山福朱実さんが
末森樹さんのギターとともに朗読と唄をきかせてくれる。
ある日マオさんから
なんだかこの本が里美ちゃんのイメージだったから、と
光栄にもお声がけをいただいて
わたしも唄い、朗読します。

ああ
愉しみ
愉しみ

朗読会のあとはそのまままっすぐ道を下って
一色の海へ
夕焼けのひかりと景色をみにゆかれるのなんて
いかがでしょう。

原画展は
9月10日(sun) ~ 25日(sun) 開催中

秋分を間近の夕時に
お待ちしております



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