
ゆきがふると
身をふるわせて
それをなるたけ家の中から
眺めるものだけど
ゆきのなかを
がっこうからかえってきたむすめは
傘もささないで
ふるゆきのなかを
頬をあかくして
めをまるくして
うれしそうに
くるくるまわったりして
そこにいつまでも立っていた
わたしもずいぶんといまだに
子どもじみているとおもっていたけれど
ああ
ほんもののこどもとは
こういうのなんだなとおもう
まどのそとがとても
眩しく
うつくしくみえた
さてさて二月
a story of Feb.
のおしらせです。
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2017.1.27 (mon)
a story of Feb.
小さなものがたりとうたの会
長田 弘
「 人はかつて樹だった 」
am 10:00 ~
at cibo (葉山・上山口) → ●
place charge 1,000en (お茶とお菓子つき) + donation
わ
になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。
二月の物語は
長田 弘さんの詩集
「人はかつて樹だった」
昨年の一月にも長田さんの詩を読んでいて
その頃
町の図書館で手に取ってひらいたこの詩集を
その場で立ったまま
読んで、
目の前が水でいっぱいになって文字がよくみえなくて
あごから水が
したたり落ちていたのを
覚えている。
いつかまた長田さんを
と、
そのときにはこれを
と、おもっていた一冊です。
いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。
わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。
おしまいには
cibo の主 みとなさんお手製の
美味しいお菓子とお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング
ようこそおいでください
* お菓子のご用意がありますので
可能な限り事前にご予約をいただけるとありがたいです。
satomikan_y@yahoo.co.jp
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あるいていてふと
沈丁花や
オオイヌフグリを
みつける
空気はつめたいけど
はるは
かくじつに
ここへうごいてきている
いや
ここが春へと
動いていっている
二月のお菓子はどんなかな
たーのしみ
ときは雨水から
啓蟄へむかうころ
お待ちしております
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