
はるのただなか
さくらのはなが
かぜで
いっせいに まう
みえないなにかをのせて
はなびらが
すーっと
みなもにおりて
ながれていく
いくつもいくつも
いくつもいくつも
かぜにのって
ちらばっていく
くるまがはしって
かぜがふいて
道々のももいろがまた
くるくると
あざやかにまいあがる
それを
ただ
みとれてながめる
なのはなにみとれ
はるさめにみとれ
やまぶきに
おぼろづきにみとれて
たっている
はるのただなかに
たっている
さーて
いろいろな大事がかさなって
すっかりとご無沙汰してしまった
ことばにしたいことはたくさんあるけれど
ひとまずは
四月
a story of Apr.
小さなものがたりとうたの会
のおしらせです。
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2017.4.24 (mon)
a story of Apr.
小さなものがたりとうたの会
「西の魔女が死んだ」
梨木香歩
am 10:00 ~
at cibo (葉山・上山口) → ●
place charge 1,000en (お茶とお菓子つき) + donation
わ
になって、
めにはみえない音、声、ものがたりに
みみと
こころ
からだをほどいて
ひらく。
四月の物語は
梨木香歩さんの
「西の魔女が死んだ」
梨木さんは本好きな娘の、とくに敬愛する作家さんのひとりで
このひとの作品のすばらしさを
味わい深さ、気高さを
わたしは、娘からおそわった。
どれもこれもほんとうに
すきな物語ばかりなのだけれど
今回はこのなかから
いっとき、むすめのバイブルでもあったこの
一冊をよんでみることにします。
森や庭の匂いや風のおとが
ここに
鮮やかにわきたつような
13歳の少女とその祖母、西の魔女の
ものがたり
いくつかのおとやうた
朗読のあとは、
母音を手がかりに
ご自身の声で
内面に、深く潜り
自分自身をととのえてゆくような
声のワークもおこないます。
わたしとせかいがひとつであるような感覚を
共振、共有してみたいとおもうのです。
おしまいには
cibo の主 みとなさんお手製の
美味しいお菓子とお茶を
しみじみいただきながら、
シェアリング
ようこそおいでください
* お菓子のご用意がありますので
可能な限り事前にご予約をいただけるとありがたいです。
satomikan_y@yahoo.co.jp
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春風がふいて
めかぶをひろう
さくらがまう
なみがしぶきをあげる
はるのただなか
まっただなかに
お待ちしております。
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