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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

富士七草 

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一月七日

朝は今年も
すこしはやく布団からぬけでて服を着て、
笊一枚もって
近所の急な階段を登って森の小道をぬけて
棚田のある丘へいく。

朝日があたってひかる富士山は堂々、
雪原もくっきりみえる
冬の間、富士山は近くなるような気がする。

空はうすく桃色で
雲がすけて風にはしる
山が森が木々がやわらかくゆれて
おはようをいう

吐く息がしろい
ぢべたもみずもつめたい
だけどせかいは
なにもかもがいま、いちばんうつくしい


芹を摘んで、はこべを摘んで、なんとなくなずな、
蓬やちょっとずついろいろ七草をいただいて
かえって、
粥をたいて、
うたいながら茹でた草を刻んで、
まっしろい粥に草はあおあおと映えて
湯気があがる
むすめとたべた。

娘は朝ねぼうなのでらちがあかず、
いつもひとりででかけるんだけど
人生に一度くらいは、一緒に朝日を浴びて摘んだっていい。
だから
来年は起こしてみよう、と
かたくおもう。
叶うだろうか。

さて
そうして
正月のお飾りをお供えを
ひとつひとつはずしていく
朝のささやかな儀式のようなときが
わたしはすきだ

つづく
鏡開きとどんと焼き


ことしもよろしくおねがいいたします




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