道々、
山がほんのりひかっている
何故だろうと
一見、枯れ木立を暫しみる
木枝の先
芽吹きの兆しを帯びて
ほんのりひかるので
やはらかくあかるい
山笑う
の
うつくしき
一歩手前
足元には
オオイヌノフグリ
咲き始める
むすこ
その薄青の
ちいさき花をとって
たべる
はるをたべている
誰のせいにもしない
わたしの
いま
を
ほこらしく
わたしのものとする
そんな
いきかた
ありかたを
わたしはえらぶ
むすめ
19の春
お誕生日おめでとう
うまれきて
そこにそうして在ってくれて
ありがとう
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