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  日々、ミカンのこと                 

nalu

謝謝、福井だいこん舎 

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五月二十日
福井県越前町、
だいこん舎 洗心亭に於いて
午前と午後
ふたつの環、かこむ。

ここに至るまで
だいこん舎さんへの了解から
お集まりになってくださる方々へのお声がけ
すべてを取り仕切ってくれたのは
昨年、ここで展示会をひらきご縁を繋いでくだすった
“ひら” の衣のひと、ひろこちゃん

彼女の身体のなかには
うつくしい
初々しく
ひかるいのち


畳の間
円座すると
鳥の囀り
葉擦れ、風の音

その間
むすこは伸びた筍を手折り、肩に担いでは
ちいさな女の子と芝生を走り回っている
それを見守ってくれたのは
ひろこちゃんのお母様

こえ
ふるえは
さざなみとなり
波紋となって
わたし
せかいにひろがる

ことばは
なみとなり
はるかとおく
いつかのわたしを
ゆりおこす

畳の間
昼も夜もそれぞれに
集うたいのち
声は身体をぬけだして
交じり合い
重なり合って
あらゆるものと
ひとつになる

この土地、
また遠くから
この一寸のとき共有すべく
足を運んでくだすった
おひとりおひとりに
こころより、感謝申し上げます

おひとり欠けても
おなじようにはならなかった

昼また夜、それぞれに
素晴らしい、ありがたいときでした。

だいこん舎のお蕎麦、
やはり最高でこのたびも
二日連続お昼に頂く。

甘味のそばがきの黒蜜がけ、
翌日は
山菜のかき揚げに至るまで
くるみだれ、
おろしとろろの
お蕎麦とともに唸るほど、
実に実に、美味でありました。


昼夜の会の合間には
弘子ちゃん、お母様ともに
そのご友人・野さんの携わる陶芸館へ
ご案内いただく

そこで息子ともに
土を捏ねさせてもらい
息子は野さんと軽快にお喋りしながら
手を動かし、
小さなお団子から葉っぱのお皿、
さいごには山積みのパンケーキまで
愉しそうにこしらえる

昔から図工とか、目に見えるものを
とくに人前で形作ってゆくのが不得手なわたしも
なんとか
小皿と平べったいランプシェードをこしらえる

これをわざわざ焼いて仕上げて
送って下すったものが
今日届いた

鉛筆文字のお手紙を
拝読しながら
胸一杯で視界が滲む

こんな
温かくも素晴らしい出会いと
ご縁と、ご厚意に恵まれて
感無量

感無量
とは
わたしの大好きな祖父からの手紙で覚えた
ことばであったが
この歳になり
その意味をわたしなりに
心身でこの頃、深く感ずるようになった

おじいちゃんには
毎朝挨拶を交わすが
観ていてくれているだろうか
いや
観てくれている
祖母、インコとともに

話が逸れたが
福井
このたびもほんとうに
佳きとき
しあわせなときであった

帰りの日、朝に息子と
だいこん舎さんおすすめ
花みずき温泉の湯に浸かり
しみじみ
この身のさいわいをおもう

ひろこちゃん、
そのお母様、
そして
だいこん舎、
かずさんとゆかりさん、ちらっと会えたのりかちゃん、
猫のふじこちゃん、
野さん、
昼夜うたの輪かこんでくだすった
おひとりおひとり、
ほんとうにありがとうございました。

また訪ねたいと
願うております


謝謝


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