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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

土の筆 

四季 |

tukusi


つくし は
土筆
と書くのだそうである。

筆の先のような姿をして生えるから
だとか。

わたしは春になると、
これがにょきにょきと生えるのをみずにはおられない。
むろん
こぶしの花も、さくらも菜の花も沈丁花も
絶対に欠かせぬものだけれど
毎春、
つくしをみるまでは
「つくしーつくしー」と
地べたをみまわしてあるく。

小さい頃はひろっぱに
ぽつぽつ顔をだして
にょきにょきのびるつくしに
身体中がわきたった。
はるだはるだはるだ、と。

夢中で摘んでは、ちょんぎっておままごとをして
遊んだ。
たんぽぽの花びらと一緒に水たまりでお味噌汁をつくったりした
なあ。

娘は、つくしをみつけても
もったいないとゆって摘まない。
一本くらいいいんでは?というわたしの誘惑にもなびかない。

都会のつくしは貴重で、なんである。

おもっていたら先日、
一面にわさわさと生えほこるつくしをみた。
とても格好がよかった。

写真は、
今年最初にみつけた土筆。
ないない、と騒いでいたら父がふとしゃがんで
ほら、と指差した。

立ってちゃわからぬこともあるのだなあと
しみじみ感じ入った。

花も舞散り、春がきたんである。
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