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nalu

夏至の跡 / koya 

散策と旅 |

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夏至の旅 
つづき
高知 koya

記憶と記録
六月二十日

/

ひゅんと
飛行機はとび
着地

還ってきたるは
土佐
日差し、暑いくらいである

むすことお気に入りの温泉
湖畔游 の湯に浸り
香美市
koya
イクヨちゃんの処へ一泊
お世話になる

すでに滞在中の
月の海 cana ちゃんと再会
名犬チャイともに
美味しい夕餉をごちそうになる
ううううううまい
うまいワン
むすこ、いつの間にか
ふたたびチャイと仲良し
なにかたべさせている

イクヨちゃん
イベントの続く忙しいなか
ほんとうにどうもありがとう



さて夜のこと
早々に布団に入ったものの
夜更けにふと寒さで目が覚める
おやや
南国だからと調子に乗って
タンクトップで眠ったのがいけなかったか

ごそごそ
長袖を着る
スパッツもはく
靴下もはく
それでも寒い
さむすぎる

次第に
悪寒で歯ががちがちいう
おやこれはおかしい
これは寒いのでなく
熱が上がるやつだ
発熱前のふるえるやつだ
どうしよう

ひとまず、むすこを湯たんぽに
布団に隙間なくくるまっている

さむくてさむくてねむれない
ひー

朝方、ようやくうとうとと眠り
そんなものだから
みなが起きだしても
なかなか布団から出られない

熱は、あるのかもしれないが
さほどではないらしいが
頭がずきずきする

夏至だ
夏至

そういえば
近年のわたしは
立春、夏至、など季節の節目ごとに
熱を出す
または身体になにがしかの
異変がおこる

そのことを失念
わすれていた
しかも明日は夏至
ひかりの極まる日
いかにも
熱がでそうなやつでないの

と気が付いてももうおそいのである
すでに
熱が出て頭痛がするのである
くまった

どうしよう

こっそり
台所に立つイクヨちゃんに
あのう、熱がでちゃったみたい
などおそるおそる、言ってみる

わあ、
と彼女は云って
だいじょうぶ?

薬草の粉を練り、
湿布を拵え、
背中に貼ってくれた

本日の仕込みで忙しい最中、なのにである
しみしみと
背中から植物の効能がしみわたる
ああ
ありがとう

いざってときは
cana さんにソロライブしてもらおう

イクヨはからからと云う
この
この方のこういうところ
深刻になりすぎず、かろやかなところ
救われる

支度もままならず
床にころがっていると
cana ちゃんと会う
おはよう
実はわたし
熱がでています、、
頭いたいです、、
とわたし

まあ、
と cana ちゃんは云って
ささっと調合したハーブティを淹れてくれる
この香り
湯気、うつくしいお茶の
身体にしみわたってゆくこと

つづき、
ちょっとお手当しよか

テラスに座り
頭、肩、首などをマッサージしてくれる
(ちょっと朦朧としており、記憶は定かではない)
とにかく
やはらかなひかりのシャワーを浴びるような
やさしい
安寧のお手当である

このふたりの女性
現代の魔女である

浮遊するようにおもい
手を合わせる

ほんとうにありがとう



ふたりの精鋭、魔女治療のおかげさまで
なんとか
唄えるような気がする

ひとまず熱も頭痛も
静まっております

むすこちょろちょろするなか

いつの間にか
白き koya へと
おきゃくさまは集まり

遠くは岡山より
お庭のハーブの花束をもって
はるばる
来てくださるかたも居られる



この日
この環のことは

身体具合のこともあってか
おわった直後でさえ
鮮明な記憶がない

どこかこの小さな白い空間が
通常の時空をとびだし
遥かかなた
宇宙や太古や
水や山々や光や闇
動物、植物、いきものたち
にんげんの記憶
その
垣根、境界線をこえて
旅をしていたようであった

この日は特別に
cana さんが同じ空間で
音を成してくれていた

音叉やシンギングボウルの波動
倍音が交差する

ある瞬間
その音は
cana さんという 「ひと」 から
離れ
ひとりでに成りだした

わたしの身体を通ってゆく
音もまた
「にんげん」
という個体から離れ

互いの音が
ゆきかわし
相乗し
それは実に自由で
思考での上限をかるがると越えてゆく

後のシェアの折
cana さんはこの瞬間のことを
「 信頼 」
と云い現わしてくれた

信頼していいということを
知りました


ひとりでは成しえない
独特のときを
御一緒させていただけたこと
この貴重な機会をくれた
cana さん、
またその提案にひょんと乗ってくれた
イクヨさん

また
この日に
足を運んでくだすった方
おひとりおひとりに
こころより
感謝申し上げます


当初
充分な子守がおらず、内心どうなることかと
案じていたむすこも
さいごには
わたしと一体となって
床にころがり
実にリラックスしていて
そのことにわたしもより
自由になっているという

この感覚は
はじめてのことだった

子を
あたたかく環にむかえてくだすったことも
貴重なことで
どなたさまにも
深く感謝いたします



余韻、余白を
山を見渡し
やはらかに過ごし

むすびにはこばれてくる
好好食飯店のお食事は

色も鮮やかにうつくしい
夏の気
エネルギーの充ち満ちる
イクヨちゃんらしい
素晴らしいものだった

おいしい
おいしいと
なんどもなんども云って
食べてくださる方も居て
それにみなで
うなずきながら
あたらしくなったわたしたちが
身体のなかに
あたらしいちからを咀嚼し
とりこんでいた

場をひらき
食を拵える
その大役を
いつも
太陽のように担ってくれる
イクヨちゃんに
心から感謝

どうもありがとう
御馳走様でした



おしまい
環が
むすばれたときには

ふたたび
頭痛が大波のように
やってきたため
お見送りも充分にできず
ふらふらと退室
(大変失礼いたしました)


だれもいなくなった koya に
にべもなく寝転がり
眠ること
数時間

その間に
むすこを連れ
アンパンマンミュージアムの公園で
ブランコをくりかえし、押し
存分に遊ばせ、
かき氷まで食べさせてくれた
あたたかな魔女のおふたりには
もう
ただ
ありがたく
感謝しかない

そうしてくれること
こうさせてくれること
この安心に
朦朧と夢うつつながら
涙のでるほど
ほっとしているわたしが居り
甘えて
眠れるだけ眠り
夕暮れとなり
夜となり
朝となる


無事に
三つの環をむすべましたこと
支え
見守り
助けて下すった方々のおかげさまであります

ふかく
ふかく
謝謝


夏至の朝
幻のように 
熱は下がり
頭痛も消え去り

静かな山
片隅より
夏至の太陽はのぼり
鳥の囀りがした





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