
うた
を聴きにいった。
ビューティフルハミングバード
というひとたち
ちょうど今号のComoに
紹介させてもろうているけれど、
そのご縁で実は先日
ライヴにご招待いただいた。
そこへ
躍るようにゆきました。
場所は教会。
マイクなしの純粋な生音に
「みみをすまそう」
というものだった。
この方々の存在を教えてくれたひとから
「泣いてしまうよ」
といわれて参ったものだから、
いつ泣くかやれどんなところでか
と
おそらく少々かまえて
席に座っていたのだけれど
気がつけば、
あごから滴るくらいに
泣いていた。
理由なんてものを言葉にするのは
むつかしい
ただ
いつも蓋をしているようなものものが
放たれるように
泣くがままにいた。
泣くまいと
手につめをたてるでも
かみころすでも
歯をかりりと合わせるでもなく
かなしい、とも
うれしい、ともつかぬ
不思議なところのものによって。
ほんとうに素晴らしかった
と、いうのももう
2週間も前のこと。
情報が一瞬にして交錯してゆくこのご時世
に
驚くような時差でもって
おおくりしております山田
であります。
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