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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

暗闇とうた 

音楽 |

uta


都会に暮らしていると とんと

暗闇というものに縁遠くなる。

夜眠るにしても、カーテンを通り抜けて

外の街灯や家々の灯りが家の中を

うすぼんやりと照らしている。

雨戸でも閉めれば別ですけど

ね。



数年前だかに

森に出かけていって、

着いたのが夜だったもんで

行く先まで暗がりをひとりで歩かねばならず、

歩道の両脇にあるもうもうとした森は

暗く、

無音の闇に飲み込まれるようで

心細くて気づけば、

ハイジのうたを大声で歌っていた。



こんなとき、人間ひとりなんぞ

いや、人間なんぞ

到底自然には敵わないと思い知る。



このカンカクが私は

ちょっと大事なんじゃないかとおもっています。

人間は自然を支配できるとでもいうような

カンカクは

はっきしゆって思い違いである、と

私はおもう。

ただ、その偉大なものに寄り添っていればいい。

そんなことを思う。



さて。

話はしばしそれましたが 年末、

『cafe Slow』

http://www.cafeslow.com/

という国分寺にあるカフェに、

とあるイベントを尋ねて

ましゅとはるばる出かけました。

ここでは月に数回

“暗闇カフェ”

なるものを催していて

ローソクの灯りのみで食事をし、

暗闇演出のイベントを行ったりしているらしく。

その日はピアノと踊りのコラボレーションの日で

ピアニスト 重松壮一郎さんの音を

聴きに行った。



薄暗がりの中、

ぽつぽつとあるローソクの灯りがのったテーブルで

ましゅはパンと、踊りに夢中。

私はちびちび飲むワインと、ピアノに夢中。

即興と、時々オリジナルを交えながら

ピアノの音は暗闇を包むように、

震わせ、流れ、すばらしかった。

素晴らしいとひとは、

なんで涙ってでるんでしょうかね。



重松さんのCDを1枚持っていて、

目覚めたときにかけたりしていて

とても気に入っている。

しかし

生の音は格別です。



普段は8時過ぎには布団に入るましゅを連れて、

しかも遠方で

夜のイベントは正直迷ったりもしたのだけれど

えいやっと行ってみて

本当によかった。



ましゅは、

この辺に住みたいというほど

このカフェが気に入ったようです。



その二日後の冬至には

電気をつけず、

家中にローソクの灯りをぽつぽつ置いた。

初めてローソクの灯りだけで入った

ゆず湯は、格別に気持ちがよかった。



暗闇の中の灯りは

ひときわ明るく、

あたたかい。



たとえばこわいとき、

苦しくてかなわんとき、

気づけばいつも大声で歌を歌っている。

そんな自分はへんちゅくりんだけど、

やっぱり音楽とゆうものはすごいと

私は思っています。


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