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  日々、ミカンのこと                 

satomi yamada

お裾分け 

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こちらへ引っ越してきてから
するり
三ヶ月が過ぎた

ここは小さな高台の集落で、 
ご近所さんたちにはご高齢の方が多く
彼らいわく、
じぃばぁばっかりじゃのう
 
人見知りもせず、
たいがいどこでも裸足で歩き回る
一歳のむすこは
みなさんに孫かというくらいに
つくづく可愛がられて、
この夏は
あっち歩けば胡瓜をもらい、
かじりながら
こっち歩けばトマトをもらい、
またかじる。

秋となった今も、
落花生を袋に入れてもらい、
ぶらぶらさせて
栗をもらってまた
ぶらぶらさせて、
いただいた
ねぎをかじり、
ピーマンをかじり、
柿をかじり、
てをふってあるいている。

しあわせなことだ

移住先の家を探していた当初の希望は、
周りに家がなくて、静かで、自然だけにまみれていること
であったけど、
ちょうど1年前こちらへ下見に来て
あちこち、十軒以上の空家をまわり
そんな条件の家々もたくさん見せてもらったなかで、
一番、ぶっちぎりで気に入ったのは今の家で、
周りはけっこうきゅっと家々密接していたけれど 
そんなことはあまり気にならなかった。

そんなことよりなんだか
わくわくして、
よい気がした

その勘のようなものはみんごとあたっていて
ここあたりの方々は
ほんとうに
おどろくくらいに佳い方ばかりであって、
みなさんよく気にかけてくれ
見守ってくれる。
それはなにしろ
小さなむすことふたりで暮らすには、
今現在ベストだといえる。 

ありがたいことだ
なにもかもがよくできていらっしゃる  

そう
こちらではお裾分けの文化がゆたかで、
果物お野菜お魚おやつ、
あらゆるものをいただく。
くるくるしている。
わたしはいただくほうが多くて、
たまに
お魚が安くてたくさんだったからと
もってゆくと、
お返しにお刺身と別のお魚をいただいて
食卓は豪華なびんび祭りとなったりする。  

びんび
は、
この土地でお魚のことをいう。


ありがたい
ありがたい
といって、 
日々暮らし、十月となる。









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秋の妙 

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今度の庭には、
柿の木がある
二本ある。

いまちょうどぶらぶらと
柿の実がなり、ひかっている。
まだおおかた青いけれど
ちょうどベランダから手をのばすところに
色付き熟したのがひとつあったので
柿の古木に御礼をいって、拝借して、
夕飯のあとにむすことたべた。

甘くてうまい

にわのきからもいでそのみをたべるなんて
それがこんなにおいしいなんて
ゆめみたい
ゆめみたいだ

きょうは夕焼けがうつくしく
空、雲、松林薔薇色に燃える。
反対側には月、
そのひかり
ひそやかに海に照り、かそけき道をつくりはじめる。

夕暮れから次第につめたくなる風とくうき
あたたかなむすこを抱え
ふたり
海と月、砂浜、波の音、蟹の穴、松林、
みんなみんなにてをふって
いえにかえる。

あたたかな湯につかってから
ねむるのだ

むすこねたあとは
鈴虫
こおろぎ
さまざま虫たちの
こえがする











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はじめ 

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とーんと
すっかりご無沙汰をしてしまいました。

わたくし夏至直前、
ひゅーんと拠点を
四国、南国土佐へうつしました。

報告が遅くなり
ご心配してくだすっていた方いらしたら、
ごめんなさい

わたしゃ達者です
ありがとう。

引っ越し後
なんやかんやとしているうちに
沸騰するような夏をこえたのか、
朝晩にはすーっと涼しい風がふいている。
寝冷えしないように
子のお腹にタオルをかける。

最初のうちはもう、
あのいとおしいかつての我が家、
あの海辺の町が
こいしくてこいしくて、
さっさと引き返そうかともおもったけれども、
ざわざわした家のなかも片づいてきて、
あの町で生きて出会った数々の 
愛する友たちの描いた絵や額を壁にかけたりしてみるとそれは
なつかしく
いとおしく
しゃんとする

ふと
夕暮れの浜辺にうみとふたり、 
たって
広くうつくしい山々や空や海や波を
浴びるように
みていたら、
あーわたし、わたしたち、
ここへ来てよかったんだ、とおもって
そうしたら
なみだが、
だあだあ流れてしょっぱかった。

ときに
おそろしいくらいに
かなしいことも
さみしいことも
やや、あるけれど
それでも
うつくしいものがあまりにたくさん
あふれんばかりにあって
差し出されていると
あーしあわせだ、と
おもう。

そうそう、
ふたたび海辺の町で暮らしている。


けど、何故か
やっぱりひとりで子育ては
正直
生半可でなく、大変な大仕事でありまして
けして生易しいものではなく

もうだめ、これ以上だめ、
というとき
あたたかいご近所さんたちや
海や、星空が、
ふと、手を差し伸べてくれるので
なんとかかんとか
こうして立っています。
ふー


あたらしい土地
あたらしい場所
あたらしい景色
はじめまして

このゆたかな場をシェアしながら
のびのびと
うたい
暮らし
生きてゆく所存です

どぞとぞ
よろしくお願いいたします


nalu







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延期のおしらせ 

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4月11日に予定していました
BOOKWORM×Peacenic
BEACH MUFFINでの朗読イベントは
開催を延期することになりました。

また
いつか
ここでお会いできることを
心待ちにしています。

素敵な面々の紡ぎ出す
えらびし
ことば
また
そのおとのつらなりひびくを
とてもたのしみにしている。


声をかけてくだすった
円城さん
トトくん
ありがとう
ございます


ざんねんだけれど
いまできること
いましたいこと
いまのこきゅう
いまのひとあしひとあし
すなおに
たいせつに
するだけ

さくらのはなびら
ひらひら
ふわふわ
空に
道に
風に
おどります

ありがとう


14:48 |  trackback: -- | comment: -- | edit

BOOKWORM×Peacenic 

うたう、 |

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拝啓

桜がさいている
あらゆる花々がつぼみをふくらませ
順に
ひらいてゆく

むすこがひるねからめざめ
めをぱちくりさせて
部屋のどこかを
ゆびさす
ぱたり
もういちど
つっぷして
ねむりはじめる

昨年の秋
鎌倉・海のアカデミア
での
BOOKWORMのステージに
こえをかけてもらって
ろうどくした。

あのころ
おなかのなかには
ちいさないのちが
ぷかぷか
うかんでいて
そのことを
わたしはかいて
よんだ

うみのこが
うみのこいれて
うみへゆく

それはこうふくな
とくべつなしゅんかんだった

そうしてこの春
ふたたび
わたしもこの輪にくわわって
よむ

このだいすきな町を
旅立つ前に
おみみ
かたむけてくださりますれば
さいわいです

・・・・・・・

BOOKWORM × Peacenic
at
BEACH MUFFIN (逗子)

4/11(土)

開演18 : 00
閉演21 : 00

入場無料(要ワンオーダー)

BEACHMUFFIN
逗子市桜山8-3-22
https://www.beachmuffin.com

○出演

Kunihiro Kubota (sunset candle,Yorocco Beer)

鈴木直広 (YavaS農園)

toto (Peacenic,野ざらし荘)

nalu (唄い手)

平野隆章(ドキュメンタリー映画「発酵する民」監督)

山崎円城(F.I.B JOURNAL)

山田祐基 (絵描き,アートディレクター)


○トークセッション

山崎円城 x toto


- about "BOOKWORM" -
http://book-worm.info

21年前より不定期に続くフリースタイルのリーディングイベント 。
ミヒャエル・エンデのインタビュー集の中の、
「人は自分の好きな物について語る時、 とても上手く語ることが出来る。」
という一説との出会いがブックワームのアイデアを生ませました。
1人10分以内という決まりだけがあります。

・・・・・・・・

nalu
はわたくし

おもいきや
むすこはめをさまし
ベッドより足ぶらぶらさせて
床におり
こちらへ
はいはい
やってくる

こころより
おまちしております


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ここ 

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なにもかも

ほんとうは
あなたの
わたしの
味方であった

それは
いまも
いつかも
これからも
いつも
いつでも
かわらない

どんなことも
そのやくわりをもって
こちらへ
それをみせ
またときに
せなかをおす
おしてくれる
たとえ
それが
ひどくつらいようにみえること
みえたことさえ
すべて
すべては
愛から来ている

だから
そう
だいじょうぶだ

なにがきたって
だいじょうぶだ
だいじょうぶなんだ

それを
きみに
わたしに
しっていてほしい

ないてもいい
うらんでもいい
かなしんでもいいから
そのあと
ふと
そのことに
きがついていてほしい

そうやって
ここに
そこに
たっていてほしい

いきていてほしい
生きうるかぎり

そう
このいのちの
ここに
あざやかに
あるかぎり


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nalu  

うたう、 |

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なまえを
あたらしくしたい
とおもっていた

さくねんから
ひらり
まいおりてきたらおしえてね
あたらしいなを
つけてほしい


かつて
わたしが
ひとり
なんともカテゴライズできない
わたしのうたを
ええやん
それを
それこそを
ひとまえでうたったらええやん
うたうひつようがあるわと
いって
わたしの
せなかを
おおきくおしてくれた
友人に
おねがいしていた

かれのそんざい
であいは
わたし
そのたましいにとって
とてもおおきい

そして
この春先に
なまえがきたよ

よばれて
そのなを
さずかった

僕がつけたのではなく
あなたの魂から預かったものを
お返しした
という感覚ですので
この名前は最初から里美のものです

彼はいってくれた

きいて
なみだがふるえでた


この春分から
わたくし

nalu

となりました

なる
ハワイ語で


むすこのなを
うみ
という

あんたらはコンビやで

かれはいう

はは

この
ひびき
いみ
もじのならび
なにもかも
とても
きにいっている


ますます
あちこちでうたい
ひびきあっていく
しょぞんです

ありがとう
どうぞよろしくおねがいいたします

nalu



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