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  日々、ミカンのこと                 

nalu

旅の記憶 / 九州 こぼれ話 

散策と旅 |

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先の九州旅
ふりかえれば
もうすこしばかり
書き足らないところあるため

旅のこぼれ話
ここに記す

/

この旅で深く
学んだこと

再々くりかえし
投げかけられた
メッセージのようなこと

それは

願う
するとそれは
叶う
ということ

だから
ただ
信頼して
いま受け取れ
ということ

ありがとう

/

大都会 福岡にて
お店に入るべく
駐車場を探している折だった

狭い路地をくねくねと
幾つものパーキングを彷徨う
どこも満車
いっぱいである

空いてる、とおもえば
そこは他より高額である
ゆえに空いている

時間に余裕もなく
なるたけ早く、そして近いところに
停めたいものだ

ふと
天にお願いをする

いま一番近くて、安いパーキングに
すぐに停めたい
どうすればいい?

すると目の前にすぐさま
新たなるパーキングが見える

とおもい車をつっこみかける

でもおや
もう少し先にもう一つ
パーキングの看板がみえる
あれ
どっちが安いかしら

そうおもい
左折しかけた車の頭を戻しかける

向こうから車一台やってくる

あらら
あたし邪魔だわ、一回どかなけりゃ
と戻ろうとするを見て
あちら
ウインカーを点滅させて
そこに入りたいから戻らずともよい
そこ、どいてくださいな

指し示す

あ、はいはい
え、でも、ってことはここ、今一番よいとこなんじゃ…
と頭をよぎりつつ
一度出しかけて
あちらが入りたいと言っておられるのだ
それはどかないと、

あわてて出ようとバックする

がつん、がりがり
音がする
振動もする

我が愛おしきカシオペイヤちゃんが
コンクリートブロックに後ろ車体をこすりつけている
………

………。
半ば小さく叫び
泣きそうになりながらも
なんとか車を出して、あちらが入れるよう
ひとまずここを出る

やはり
確かめるまでもなく
さっき見えた次のパーキングは
高額である

高額っていってもあなた
それは
何百円の世界
その差である

だのに、
だのにわたしったら
なんてことを…

なんて馬鹿なの
お馬鹿なの
本末転倒
もう
ほんとうになんて
おおバカなんだろう

あのときかみさま(みたいな存在)は
すっとすかさず
願いを叶えてくれたじゃないか
それを
忘れて
疑って
もっといいものあるんじゃないかなんて
欲をだすからいけないんだ
ああーー

と嘆きのことば駄々洩れのまま
またふらふらと難民をつづける

後ろからむすこ
かか
だいじょうぶだよ
かか
だいじょうぶだよ


云うてくれる
おお
こころやさしき
むすこよ

こんなだめなかあちゃんでほんとうに
すまない
それにしても
なんてこと…

何百円をケチったところで
修理に一体いくらかかるとおもっているんだ


ああーーーーーーーーーーー
ああーーーーーーーーーーー


ふと
あれ?

修理とかいる?
別に、支障なく車、走ってるやん
ちょっと削れてへこんだだけやん

直すのってなんのため?
人からみた
見た目を気にするからやんな?
それって、いる?
いらんくない?

え、わたしそれいらん
いらんわ
修理、せんでええわ

このままでええわ

カシオペイヤちゃんには
ほんまごめんやけど
そして、だいすきやけど
直すんやめるな
このままいくな
うん
そうしよ

そうおもったら
すーーーっとした
もはや
数分で立ち直っていた

もうわらえる

むすこに云う
いちいちちょっとの傷で修理するのは
日本人だけ
(知らんけど)
外国いったら凹んだ車
普通に走ってるわ
(知らんけど)
だから、かか、直すのやめるね
このままにするね
そんなことを云う母を
むすこ
半信半疑ながら
しずかに見守っている

そして学ぶ
願えば叶う
それを
ありがとうって
ただ受け取る
それだけだ

そういうせかいに
生きている

そんなことがあった

/

旅の途中では
あれこれと
選択肢が多い故

迷ったときには
身体に問いかける

あとは
むすこに問いかける

あまり自分の頭でごちゃごちゃ考えて
決めようとしない
どこか任せている
それでたいていは
佳きこたえが導かれる

あるとき
せっかく福岡へ来たなら寄りたい
というお店があり
それはそこのひとにひとめ会いたい
からなのだったが

その日は予定を詰め込んでいて
寄れるかどうかわからない
またはそこをメインにして一日滞在をのばすか
どうしようかと
身体に訊くと

寄らずにゆく

背骨がとおる
呼吸が深く
かるく、広がった感じがする

残念だけれどそうするか
と出発して道をすすむと
ふと見知った道である
やや
やはり
「クラフトの店 梅屋」
左手に看板がみえる

わー
と小躍りしてハンドルを切り
そこへちょいと立ち寄ってゆくことにする

が、会いたかった方は本日体調不良でお休み
ということで
言付けと、ささやかな土産だけ残してゆく

後日、丁寧に電話をいただいて
元気そうなお声がきけて
嬉しかった

懐かしく
いとおしい場所へ
自然と立ち寄れたこと
諸々を
感謝する

身体ってすごいな

/

旅の終わりの頃
大分、国東
シュタイナーあめつちの学校
星まつりにて

葉山の懐かしい友人
美里さんに会う

彼女は
CD 「O」 に於いて
美しいデザインを手掛けてくれた方
「くらすことの本」でもお世話になった

高知と葉山、そして国東
もはやここが何処なのかわからなくなる
不思議で
嬉しいことだった

/

自分でなにもかもをと
ひとりで決めようとしない

するといつもより
ちからがふわっとぬける

この風を
信頼して
どこか委ねている

ただ
わたしであること
この
主体性は失わない

わたしとこのせかい
絶妙なバランス
それは
信頼を
内と外
そのどちらにも
もつ
ということか

やはらかく
ゆったりと


ということ
なのでせうか

/

この旅
またこれまでのすべて

佳いときも
そうでないときも
ともに居てくれたむすこ
おおきなものに
深く
感謝をする





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15:03 |  trackback: -- | comment: -- | edit

唄の環 / 松山 Rico Sweet 

うたう、 |

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このたび
真規さんの有難きおはからいのおかげさまで
松山、憧れの
リコスイーツさんに於いて
唄の環 ひらく
はこびとなりました。

夏至以来の
声音の場
心よりお待ちしております。

………

a circle for feeling voice
母音と倍音、声音の環

2023.9.14 (木)
13:00 ~ 16:00

場所: RICO SWEET & SUPPLY.CO
(愛媛県松山市大街道 3-7-2)
@utacox

Fee: 6,600円 (ワンドリンクオーダーでお願いします)

お申込み・お問い合わせは
@sms0224
DMまで

………

以下、主催・真規さんからの
ご案内文です。

/

このたび
素敵な会のご案内ができることになりましたので
ご紹介します。

九月新月前日に行われる nalu さんによる唄の環
a circle for feeling voice
母音と倍音、声音の環

nalu さんから放たれる音、声、唄、倍音。
それらにゆったりと身を委ね
音の波を感じていると、
どんどん自分が解けてゆく感覚や
普段意識していない身体や心の緊張がときほぐれる
感覚を感じたりするでしょう。

その解きほぐれた感覚のまま
後半は nalu さんの導きで
チャクラ、母音、イメージのワークをします。
イメージと意識をつかうだけでなく、ご自身の声を
発してゆきます。
身体を使います。
とても自由に、気持ちの赴くまま声を発し
イメージとともに、自分の声、naluさんの声、その場にいる方の声が
混じり合い、響き合う空間を感じます。

少しの休憩後、飲み物や、いただく方は
美しいリコスイーツさんのおやつなどを頂き、
シェアタイム、むすびとなります。



私が初めて参加したときは、
nalu さんの唄倍音で
まるで
宇宙という母の胎内にいるような柔らかい
あたたかな安心に包まれるような感覚で、
自分が溶けて、すべての時代の自分と出会ったような
初めての体験をしました。

チャクラワークでは
涙が止まらなくなるほどの癒しが起こり、
自分で新たな自分を見つけ、
とても驚きました!

私にとっては自分という宇宙のjournyで、
唯一無二の体験でしたので
4月に参加して、6月にもまたすぐ参加しました。

こんな素晴らしいnalu さんの唄倍音ワークをみんなに
知ってもらいたい、体験してもらいたい!
と、おもいます。
ぜひぜひ、ご参加をお待ちしております。

(以上、真規さんからのメッセージ引用)

………

このせかい
わたし自身の源が
ゆすぶりをかけ
なにか
解き放とうとしている

真の望みへ近づくよう
そこで生きよ、と
背中を押す

その波
大きいほど
ときに苦しい

けれど
わたし
わたしたちは
その先をきっと観る

今 なにかを通過している

そんなことを感じながら
夏至以降を過ごしている
これはきっと、いま
少なからずのひとにあてはまること

今を生きる 同志 が集い
環となり
素となり
声音
ひびきあう

そこに
真のわたしの一片を観る

この先をゆく
お護りとなるなにかを
ひととき
共有なしえたならと
想います。

ご縁がありましたなら
さいわいです



主催の真規さん
うつくしい場をひらいてくださる
RICO SWEET さんに
心より感謝


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13:17 |  trackback: -- | comment: -- | edit

旅の記憶 / 九州 

散策と旅 |

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八月
むすこと十日ばかり
九州をめぐってきた
実にゆたかな佳きものであった

この旅のはなし
その一から五まで
こちらへ綴りました

@nalu_satomi

よろしければ
覗いてみてくださいまーせ



12:47 |  trackback: -- | comment: -- | edit

夏至の跡 / まんがら農園 

散策と旅 |

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夏至の朝
目が覚める

こわごわと身体
動かしてみるも
頭痛がない
気持ち悪さもない

やった

この日
愛媛、西条市
まんがら農園の里恵ちゃんより
お誘いをいただいていた

19年前の夏至に
此処で産声をあげた
まんがら農園 19周年の記念日

高知、香美市より
服部雄一郎さん、麻子さんご夫婦を
お招きしての
トークイベント

其の場開きに
よかったらうたってもらえまいか

里恵ちゃんよりある日
お話をそっといただいていて

二つ返事で
うん、いく
と云いたいところを

当日まで決めなくていい
流れにゆだねて
夏至の朝、
ほんとうに来たい、来れるとおもってくれたら
来てほしい

と里恵ちゃん
が云う

内心、これは本当に行きたいなとおもいつつ
うなずいておく
からの
前日、発熱と頭痛

からの復活

おもしろいなとおもう
やった
行けるんだ

すっかり二晩もお世話になった
イクヨちゃんとチャイに御礼を云って
朝も早々に出発
西条を目指す

とはいえなかなかの道のり
遅刻してしまったのだけれど
恐縮して中へ入ると
里恵ちゃん曰く
ちょうどぴったり、すべてのおきゃくさまが揃って
環となったタイミングであったとのこと

なんとも

とはいえ
服部さんご夫婦とも
お会いするのはまだ三度目
まんがら農園へ来たのだって
まだ二度目
わたしでいいのかしらという気持ちも
一寸こころをよぎる

よぎるのだが
有難く、貴重な機会
有難く頂戴して
息をして
声を成す

ひとが土
大地とひとつになり
寿ぐ
おのおのから
たちのぼりゆく
ひかりのごとき柱
うつくしく蛇行の曲線を描き
天へとのぼる
龍となる

/

しあわせな
光栄なことでした

このような機会をいただき
心から感謝

服部さんご夫婦のお話は
もっともっと聴いていたいような
受け取るエッセンスの多さ、深さ、ゆたかさに
なんども涙ぐみ
また
こころのノートへ書き記す

なんてかろやかで
すなおで
おおらかなエネルギーなんだろう

里恵ちゃんの御飯
お米、お野菜のスープ
身体に沁み入り
実に美味しかった

ゆうたろうくんの米粉シュークリーム
晴菜ちゃんの珈琲
しみじみ、こたびも最高でした

ああ

最期に
新しい本を一冊求め、
「願いを三つ、よかったら聴かせてください」
と麻子さん
(お誕生日のお祝いに)
恥ずかしがることもなく
躊躇なく
するすると
願いが三つ、わたしの口から出て音になる

三つ目の願いは
なんと
麻子さんと同じであった

そうして
なんというか
純粋なところでの
魂の交感のようなひとときを
過ごさせてもらい
それは
こたびの夏至にふさわしい
祝福のような
はじまりのファンファーレのような
とにかく
完璧なものだった

ありがとう
ありがとうございました

身体いっぱいに満ち充ちる
ちから
ひかり
よろこび
ふるえを抱え
手を振って
帰路につく

長い道のり、途中で温泉に入り
すっかり真っ暗となった夜道
雨となり
何故か一寸、小首をかしげる瞬間があったというのに
ナビの云うまましたがって道をゆくうちに

あらら
真夜中の
霧の中の
奥山の、細道
どしゃぶり
さらに間違えて
登山道
次第にアスファルトは消えて
砂利道
斜面に石ゴロゴロ
やばい
細道でハンドルを切り返し
崖に落ちそうになりながら
雨にぬれてその極極を確認
こらやばい
そんな大ピンチの折
わたしは何故か、あかるかった
真っ暗闇で
このことを
愉しんでいるようなわたしが居た

後ろですうすうと眠ってくれているむすこ
あっぱれ
細道の切り返し成功わたし
ないす

山中
ヘッドライトに照らされて
駆けだしてくる

そのちいさな四肢、おしり

びっくりさせてごめん
といいつつ
その姿に励まされつつ
なんとか
かんとか
家に辿り着く

そんな
二〇二三年
夏至のことであった


ふふ
どうもありがとう



15:06 |  trackback: -- | comment: -- | edit

夏至の跡 / koya 

散策と旅 |

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夏至の旅 
つづき
高知 koya

記憶と記録
六月二十日

/

ひゅんと
飛行機はとび
着地

還ってきたるは
土佐
日差し、暑いくらいである

むすことお気に入りの温泉
湖畔游 の湯に浸り
香美市
koya
イクヨちゃんの処へ一泊
お世話になる

すでに滞在中の
月の海 cana ちゃんと再会
名犬チャイともに
美味しい夕餉をごちそうになる
ううううううまい
うまいワン
むすこ、いつの間にか
ふたたびチャイと仲良し
なにかたべさせている

イクヨちゃん
イベントの続く忙しいなか
ほんとうにどうもありがとう



さて夜のこと
早々に布団に入ったものの
夜更けにふと寒さで目が覚める
おやや
南国だからと調子に乗って
タンクトップで眠ったのがいけなかったか

ごそごそ
長袖を着る
スパッツもはく
靴下もはく
それでも寒い
さむすぎる

次第に
悪寒で歯ががちがちいう
おやこれはおかしい
これは寒いのでなく
熱が上がるやつだ
発熱前のふるえるやつだ
どうしよう

ひとまず、むすこを湯たんぽに
布団に隙間なくくるまっている

さむくてさむくてねむれない
ひー

朝方、ようやくうとうとと眠り
そんなものだから
みなが起きだしても
なかなか布団から出られない

熱は、あるのかもしれないが
さほどではないらしいが
頭がずきずきする

夏至だ
夏至

そういえば
近年のわたしは
立春、夏至、など季節の節目ごとに
熱を出す
または身体になにがしかの
異変がおこる

そのことを失念
わすれていた
しかも明日は夏至
ひかりの極まる日
いかにも
熱がでそうなやつでないの

と気が付いてももうおそいのである
すでに
熱が出て頭痛がするのである
くまった

どうしよう

こっそり
台所に立つイクヨちゃんに
あのう、熱がでちゃったみたい
などおそるおそる、言ってみる

わあ、
と彼女は云って
だいじょうぶ?

薬草の粉を練り、
湿布を拵え、
背中に貼ってくれた

本日の仕込みで忙しい最中、なのにである
しみしみと
背中から植物の効能がしみわたる
ああ
ありがとう

いざってときは
cana さんにソロライブしてもらおう

イクヨはからからと云う
この
この方のこういうところ
深刻になりすぎず、かろやかなところ
救われる

支度もままならず
床にころがっていると
cana ちゃんと会う
おはよう
実はわたし
熱がでています、、
頭いたいです、、
とわたし

まあ、
と cana ちゃんは云って
ささっと調合したハーブティを淹れてくれる
この香り
湯気、うつくしいお茶の
身体にしみわたってゆくこと

つづき、
ちょっとお手当しよか

テラスに座り
頭、肩、首などをマッサージしてくれる
(ちょっと朦朧としており、記憶は定かではない)
とにかく
やはらかなひかりのシャワーを浴びるような
やさしい
安寧のお手当である

このふたりの女性
現代の魔女である

浮遊するようにおもい
手を合わせる

ほんとうにありがとう



ふたりの精鋭、魔女治療のおかげさまで
なんとか
唄えるような気がする

ひとまず熱も頭痛も
静まっております

むすこちょろちょろするなか

いつの間にか
白き koya へと
おきゃくさまは集まり

遠くは岡山より
お庭のハーブの花束をもって
はるばる
来てくださるかたも居られる



この日
この環のことは

身体具合のこともあってか
おわった直後でさえ
鮮明な記憶がない

どこかこの小さな白い空間が
通常の時空をとびだし
遥かかなた
宇宙や太古や
水や山々や光や闇
動物、植物、いきものたち
にんげんの記憶
その
垣根、境界線をこえて
旅をしていたようであった

この日は特別に
cana さんが同じ空間で
音を成してくれていた

音叉やシンギングボウルの波動
倍音が交差する

ある瞬間
その音は
cana さんという 「ひと」 から
離れ
ひとりでに成りだした

わたしの身体を通ってゆく
音もまた
「にんげん」
という個体から離れ

互いの音が
ゆきかわし
相乗し
それは実に自由で
思考での上限をかるがると越えてゆく

後のシェアの折
cana さんはこの瞬間のことを
「 信頼 」
と云い現わしてくれた

信頼していいということを
知りました


ひとりでは成しえない
独特のときを
御一緒させていただけたこと
この貴重な機会をくれた
cana さん、
またその提案にひょんと乗ってくれた
イクヨさん

また
この日に
足を運んでくだすった方
おひとりおひとりに
こころより
感謝申し上げます


当初
充分な子守がおらず、内心どうなることかと
案じていたむすこも
さいごには
わたしと一体となって
床にころがり
実にリラックスしていて
そのことにわたしもより
自由になっているという

この感覚は
はじめてのことだった

子を
あたたかく環にむかえてくだすったことも
貴重なことで
どなたさまにも
深く感謝いたします



余韻、余白を
山を見渡し
やはらかに過ごし

むすびにはこばれてくる
好好食飯店のお食事は

色も鮮やかにうつくしい
夏の気
エネルギーの充ち満ちる
イクヨちゃんらしい
素晴らしいものだった

おいしい
おいしいと
なんどもなんども云って
食べてくださる方も居て
それにみなで
うなずきながら
あたらしくなったわたしたちが
身体のなかに
あたらしいちからを咀嚼し
とりこんでいた

場をひらき
食を拵える
その大役を
いつも
太陽のように担ってくれる
イクヨちゃんに
心から感謝

どうもありがとう
御馳走様でした



おしまい
環が
むすばれたときには

ふたたび
頭痛が大波のように
やってきたため
お見送りも充分にできず
ふらふらと退室
(大変失礼いたしました)


だれもいなくなった koya に
にべもなく寝転がり
眠ること
数時間

その間に
むすこを連れ
アンパンマンミュージアムの公園で
ブランコをくりかえし、押し
存分に遊ばせ、
かき氷まで食べさせてくれた
あたたかな魔女のおふたりには
もう
ただ
ありがたく
感謝しかない

そうしてくれること
こうさせてくれること
この安心に
朦朧と夢うつつながら
涙のでるほど
ほっとしているわたしが居り
甘えて
眠れるだけ眠り
夕暮れとなり
夜となり
朝となる


無事に
三つの環をむすべましたこと
支え
見守り
助けて下すった方々のおかげさまであります

ふかく
ふかく
謝謝


夏至の朝
幻のように 
熱は下がり
頭痛も消え去り

静かな山
片隅より
夏至の太陽はのぼり
鳥の囀りがした





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夏至の跡 / シロテナリ 

散策と旅 |



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夏至の旅
つづき
山梨 シロテナリ

記憶と記録

/

六月十八日 新月
ひかりのはしら
一日をとおした三つの会


朝から
お迎えに来てくれた
SHIDHEさんの愛車に同乗させていただく
これ
どんなにたすけられことか
どうもありがとう

山々から高速を下り
川渡り
ここ
シロテナリ
うつくしい処

緑のなかのひかり

ちいさな階段をあがり
二階には場をしつらえてくださっており
円く並んだ白いお座布団
中央には
苔と水晶の箱庭のような世界
白い皿にあしらわれている

精霊の住処



夏至ノ環 音ノ禊

こちらに於いて
環をとりかこみ
その
ひそやかな環から
とびだしていったもの
おもいだされたもの
ゆすられたもの
うまれたもの
うまれたこと
そのひかりは
結晶
わたしたち
そのものであった

むすびのシェアをとおして
ひとり
ひとりの
その背景が
ゆるやかに
ひらかれ
てのひらにそっと
のせたたからものを
みなで静かに
のぞきあうような

そんな
いとおしいものであった
わたしたちは
ゆるやかにつながりあう
たいせつな同志
このせかいに
ちらばっていきる
こまかな
じゅんすいな
ひかりなのだ



はるばる
この朝に
足をお運びくだすった方々
おひとりおひとりに
こころから
御礼申し上げます

有難く
しあわせな
尊いことでした




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栞草
あわい ひかりとほす 夏至の食卓


桃色に注がれる
淡き甘露な飲み物から
はじまり

ひとさら
ひとさら
透明で
太陽のひかり
纏い
かろやかで
エネルギーの充ち
魂の祝福のような
お食事でした

ゆきのさん
御馳走様でした

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午後からの

Stone in your Spirit
Crystal & meditation

SHIDHEさんの導きにより
みなそれぞれに
少女のようになって

クリスタルをみつめ
クリスタルと対話し
クリスタルその存在を
自身の内に携える

わたしの選んだのは
きいろにひかり
こっちをみていた
きいろちゃん
(SHIDHEさん、名前がやっぱり覚えられません…)

あたらしいとびらをひらく
その勇気、ちからを宿す


やはらかく
なごやかな
やさしいとき

参加させていただいて
光栄
しあわせな
ことでした

SHIDHEさん
どうもありがとう



此処
シロテナリをいとなむ
ゆきのさん
ゆうじさん

厨房に立つ
おふたりの後ろ姿
川映す窓からのひかり
その
絵のような一瞬のうつくしさが
こころにのこっている

ここで唄えましたこと
御一緒できましたこと
こころより
ありがたく
しあわせにおもいます

ありがとうございました



帰り道もまた
同乗させてくれたSHIDHEさん
どうもありがとう

この日は一日
むすこを
懐かしの
「こどもの国」へ
連れ出してくれた娘

これに同行し
ともにおもいきり遊んでくれた
娘の親友 青ちゃん

ふたりにも
こころより
どうもありがとう

すっかり日も暮れて夜となり
お腹ぺこぺこで帰り着くなり
待っていてくれたむすめが
拵えてくれた御蕎麦の
美味しかったこと

こたび最後の夜に
約束していた花火をもって
川辺で灯す
ひかる微かな火花
むすこ
眠い目をこすりつつ
ねむくないからお散歩したいといって
三人
手をつないで
あるく
夜の道

前夜
むすめのつくってくれた
誕生日ケーキのつづきを
夜中
ふたりで食べ
小声で話し

夜は更けて
朝となる

行く前から
会えるのはうれしいが
別れるのがもうつらいといって
いた
むすめのことばが

身に沁みて
よくわかる
せつない
朝であった

バス停まで
見送ってくれた娘に手を振り
むすこは涙ぐみ
というか泣いていて
わたしも別れがたく
しかし
ゆかねばならぬ
ひこうきにのるのだ

いとおしいむすめ
だきしめ
バスにのり
とびらは閉まり

ぶるるんとバスはゆく
手を振って
わたしたちは
人混みの東京駅ですこしおろおろし
つばさにのって
かえった

かえってきた

またあえるときまで
それぞれに
それぞれを
生きて
いるように

そこになるたけいつも
ほんとうのものと
愛がながれているように


(写真はすべて、SHIDHEさん撮影。拝借いたしました)



12:43 |  trackback: -- | comment: -- | edit

夏至の跡 / cibo  

散策と旅 |

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夏至の旅より
随分と日が経ってしまった

この頃はゆっくりとしか
すすめない
そういうときなのかと
そこからみえる景色を味わうことにつとめる

テンポよくすすんでゆくせかいのみなさま
かたじけなくも
ごめんそうらえ

さて
早七月ではありますが
旅、環の記憶と記録
感謝をここに



六月十四日
葉山 cibo

お集まり下すった方々
また
いつもあたたかく迎えてくれる
cibo 主 みとなさん
また
素晴らしいお食事を拵えてくだすった
野菜料理 めいさん
ほんとうにありがとうございました。

梅雨空で
しっとりした空気のなか
濃厚な緑、植物たちの香りと気配
デッキから小川を覗けば
母さん鴨のまわりをふりふりおよぐ
コガモたち
一寸で通り抜ける
翡翠色をしたカワセミの背中

ああ
ただいま

またひとまわり大きくなった
檸檬の木


冬至以来の方
また
初めましての方
お久しぶりの方
どちらも心から嬉しく
胸いっぱいで頭を垂れる

それは
なんとも
うつくしく
なんとも
静謐にまもられた
しあわせなときだっただろう

ともにしたおひとりおひとりに
深く感謝申し上げます


夏至にむけ
心身の支度を調えるつもりが
出発間際に軽く体調をくずし
喉を枯らしてしまい
内心この日までにどうなるかしらと
どきどきしながら
飛行機にのった

でもどこかで
だいじょうぶ
というきがしていたら
だいじょうぶ
この日の朝にはかすれていた声がもどる

夏至の関門を通り抜けるべく
やってくる
大きな流れや変動の波のようなものに
くるくるとまかれて
まったくの暗中模索
久しぶりの心の落下
のような心身状態でありながら

ふと
ああ
せかい
まわりに
ひかりがみち極まるとき
闇もまた深く
浮かび上がるのだ


どこか納得す

そんな
心もとないわたくしが
そのわたくしのまま
環のなかに座り

とおりぬけてゆく
おとや
ひかり
気配や
あらゆるいのちたちの
こえ
ふるえ
記憶
希望
このせかいのありよう
それらを
ともに
とおりぬける

おのおのから
響きわたり
かわされる
音の波
声音はかさなり
うつくしい
ハーモニーとなる

ここに
肉体をもってうまれ
さまざまをくぐりぬけて
生きるもの同士の
ゆるやかな
調和

その環の真ん中に
螺旋または
天へとのびる宮殿のような
ひかりの層を
それぞれに
見上げこころ
充ちてゆくような

とき


となりました

ひとつとなった
また
同時に
ひとりひとりのひかり
あらわになった

そのあとの
野菜屋 めい さんの
お昼餉

色ゆたかなお野菜たちの
ぴちぴちをそのままに
ひとつひとおつに
丁寧にうつしかえたような
なんとも
うつくしく
なんとも
美味しい

なんとも
こうふく
そのものの
お食事とデザートでありました

めいさん
ほんとうに
ありがとう



シェアリングでは何度も
涙あふれながら
それぞれの
歩いてこられた
背景、道のりのゆたかさ、尊さを
交換、交感するようなひととき

そこには
いとおしさと
やさしさと
ありがとうしかない

ほんとうにありがとう
ありがとうございました



帰りはめいさんの車にのっけていただいて
お願いして、ちょこんと
海辺でおろしてもらい

懐かしい海の水に
足をひたし

おかえり

というこえを聴き

ただいま

を云い

懐かしい道を
てくてく あるき
親しい神社に
ふと 立ち寄って
てのひらをあわせ
バス停を幾つもあるいて
懐かしいバスにのり
ゆられ
ゆられてかえった

一日
むすこをみていてくれた父母
どうもありがとう

まっていてくれたむすこ
ありがとう

その日は
妹の家に皆であつまり
幼子は三人
むすこは女子の女子らしい部屋や世界に
飄々と馴染みつつ
桃色のミニーマウスの電車にまたがり
滑走

会うなりすかさず
ビーズをつなげて作った
ブレスレットをプレゼントしてくれた
恥ずかしがり屋の姪っ子よ
ありがとう

六月うまれのわたしの誕生日を祝うべく
ケーキを拵えてくれた妹よ
ありがとう

このまま
眠ってしまうかとおもうほど
ほっとする
賑やかな
夜であった

そんなふわふわ
ふらふらのわたしを
むすこととも家まで連れて帰ってくれた
いとおしいむすめ
ありがとう

みなみなさまに
かくも
感謝を込めて


謝謝









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